季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「碇草(いかりそう)」

2020-04-04 04:28:40 | 暮らし
人生日訓(296)

「桜は面白きもの木の中より咲く」

日蓮上人の書簡の一節、「蓮は清きもの、泥より出でたり、

栴檀は香しき物、大地より生いたり、櫻はおもしろき物、木

の中より咲き出づ」と言っている。つづいて、「禍は口より

出でて見を破る、福は心より出でて我をかざる」と言って

いる。万物の成立に日蓮らしい驚きの目を向けたのであ

ろう。北原白秋も「バラの木にバラの花咲くあなかしこ、

何の不思議もまけれども」とうたっている。ニュートンも

リンゴの実の樹から地に落ちることに初めての注意を

向けた。思えば、桜の花が桜の樹に咲くこと、不思議な

自然の道理である。これを今日の科学で説明してしま

っては何でもないことだが、そこに天地自然の妙用が

る。日蓮も、やはり、一人の詩人である。こうした詩心は

誰でも持っているものである。哲学に根をもった詩情を

動かしたいものである。

歳時記

清明


4月4日。
太陽黄径15度春分から数えて15日目頃。

春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」と
いう語を略したもの。

万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。この頃は桜

の花が咲きほこり、お花見のシーズンでもありますね。南の

地方ではつばめが渡って来る頃。雨が多い時季で、暖かく

なった後に小雨が降り続いて寒くなったりもします。
沖縄では「清明祭(シーミー)」といって、墓前に親族が集ま

り、酒・茶・お重を供えた後、皆でご馳走をいただく習慣が

あるそうです。
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4月から咲く花「碇草(いかりそう)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/25頃。 ・船の碇(いかり)に  似ているところから  この名前になった。 ・いろんな色の種類がある。 ・「錨草」とも書く。 ・薬効   強壮、強精 ・薬用部位 茎葉 ・生薬名 「淫羊藿(いんようかく)」 

(季節の花300より)


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