人生日訓(299)
「健康は自分で作る」
ちょっとこの言葉には反対もあろう。健康は大体生まれつき
であり、遺伝であるという見方もあながち否定することは出
来ない。とはいえ、どんなにかぼそく宇あm列いても、自分に
注意して、自分なりに健康に注意して、節制してゆけば、ある
程度は丈夫になれる。「無病短命、一病長寿」という下世話の
ある通り、生まれつき丈夫な人の方が、その丈夫に甘えて、丈
夫に頼り過ぎて酒を飲みすぎ、働き過ぎるのである。これが
不健康の原因ともなる。私の親戚に、今一人病人がいるが、
五十年間一度も病気をしたことがない人なので、目下その
扱いにほとほと弱っている。うちにも今年八十一歳の兄が
いるが、若い時はとても弱かったようだ。そのために細心
の注意をしたらしい。
====================================
4月から咲く花「山吹」
開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。 ・山の中に生え、 花の色が蕗(ふき)に似て 金色で美しいことからこの名前に。 また、しなやかな枝が 風にゆれる様子から 「山振」の字があてられ、 じきに「山吹」になったとも。 ・”やまぶきいろ”と 呼ばれる鮮やかな黄色。 絵の具とか色えんぴつに 「やまぶき色」と いうのがありますね。 「山吹(やまぶき) ・山吹は一重(ひとえ)で 八重山吹は八重。 ・山吹は実がなるが、 八重山吹は実がならない。 ・イギリスでは 「イエロー・ローズ (黄色いバラ)」 「ジャパン・ローズ (日本のバラ)」 と呼ばれる。 ・「山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく」 万葉集 高市皇子(たけちのみこ) 「花咲きて 実は成らずとも 長き日(け)に 思ほゆるかも 山吹の花」 万葉集 「蝦(かわづ)鳴く 甘南備河(かむなびがわ)に かげ見えて 今か咲くらむ 山吹の花」 万葉集 厚見 王 (あつみのおおきみ) 「春雨の 露のやどりを 吹く風に こぼれてにほふ 山吹の花」 金槐和歌集 源実朝 「山吹や 葉に花に葉に 花に葉に」 炭太祇(たんたいぎ) 「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」 松尾芭蕉
(季節の花300より)