人生日訓(312)
「この食のきたる処を思う」
これは禅家vの食作法(じきさほ=食事の時のしつけ)五題
の第一からとっt言葉である。お互い三度三度、当たり前の
ような気持ちで食事をとっているが、よく考えて見ると、食膳
にのぼる食物は百姓そのほか多くの人々労力(馳走)のか
たまりである。だから昔の僧尼たちは一食を受けるたびに
、その来処(らいしょ)を反省、観察したものである。どこか
、この食事がもたらされて来たものかを反省ししたのであ
る。お互いが自ら耕さずして米麦を口にすることを反省し
てみると、じっとしてはいられない気がする。
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4月から咲く花「枳橘(からたち)」
開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。 ・「唐橘(からたちばな)」の略。 中国や朝鮮から渡来した橘の意。 ただし、 「百両」で知られる唐橘とは 全く別のものです。 ・生け垣に使われることがある。 ・枝に大きいトゲがある。 さわると痛いよ。 (気をつけましょう) ・島倉千代子の歌 「からたち日記」。 ・別名 「枳殻(きこく)」 ・英名は 「オレンジ・ジャスミン」 ・「からたちの 棘原(うばら)刈り除(そ)け 倉立てむ 屎(くそ)遠くまれ 櫛(くし)造る刀自(とじ)」 万葉集 忌部首(いみべのおびと) 「からたちの 垣にも春は 待たれけり」 今泉恒丸 (こいずみつねまる)
(季節の花300より)