人生日訓(706)
「上(かみ)礼あらざれば下(しもととのわず)」
これは聖徳太子の言葉である。礼儀の形式化に抵抗を感じている
らしい人もいる。上の者がそっくり返って、ただ、一方的に若い
者から礼儀を求めようとしても少々無理ではあるまいか。こんな
ことは元々家庭のしつけからくることで、親が礼儀作法のお手本
を朝夕に示していれば、自然、子女の身についてくるものである。
とにかく、なごやかなムードを作りたかったら、責任者の方から、
先ず、そのお手本を示すことである。自然、若い者もそれに乗っか
ってくるものではなかろうか。
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6月から咲く花「夏椿 (なつつばき」
開花時期は、 6/ 5 ~ 7/10頃。 「椿」の名だが、 梅雨の頃に開花する。 ・すっきりした白色のきれいな花。 5枚の花びらの縁(ふち)には、 こまかいギザギザあり。 ・花の形が椿によく似ていて、 夏に開花することから「夏椿」。 ・幹はすべすべしている。 ・お寺によく植えられている。 ・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」 と呼ばれることもあるが、 お釈迦(しゃか)様が 亡くなったときに 近くに生えていたことで有名な 「沙羅双樹」は、 全く別の熱帯樹のこと。 「沙羅双樹」は 日本ではあまり育たない。 では、なぜ夏椿が この「沙羅双樹」に 間違われたのか・・・。 昔、ある僧侶が、 「仏教にゆかりのある沙羅双樹の 樹は、日本にもきっとあるはず」 と、 山に入っていろいろ探したところ、 夏椿の木を見て 「これが沙羅双樹だ♪」 と思い込み、 それを広めたため、 との説がある。 (ちなみに、釈迦が悟りを 開いたことで有名な木は 「インド菩提樹」) 「釈迦」いろいろ → 菩提樹 ・別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。 沙羅双樹とまちがえたため この別名がついた。
(花図鑑より)
