一日一名言(262)
淋しさの 三羽減りけり 鷸(しぎ)の秋
明治三十四年九月十九日、子規は、門弟から届けられたシギ三羽を見てそう
詠んだ。冒頭の句を日記『仰臥漫録(ぎょうがまんろく)』に綴ったとき、
結核による脊椎カリエスが発症してから六年が過ぎようとしていた。『柿くへ
ば 鐘が鳴るなり 法隆寺』は発症初期の句だ。
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6月に咲いている花「アガパンサス(ムラサキクンシラン) [アガパンサス]」
花の特徴 茎先に散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序)を出し、淡い紫色をした漏斗状の花をたくさんつける。 花は外側から内側へと順に咲く。 花被片は6枚である
葉の特徴 根際から生える葉は長さ40センチほどの線形である。
その他 属名はギリシャ語で愛を意味する「アガペ」と花を意味する「アントス」の組み合わされたもので、「愛の花」という意味になる。 和名はムラサキクンシラン、英名はアフリカンリリー(African lily)である。 日本へは明治時代の中期に渡来した。
(花図鑑より)