季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「 イタドリ [虎杖]」

2023-08-16 04:43:28 | 暮らし
一日一名言(336)

そうだ! この無限の大空のほかは、すべてが空虚だ、

すべてが欺瞞だ。この大空以外は、何もない、

しずけさと平和以外は何もない

ロシアのアンドレイ公爵は自軍がナポレオン軍により敗走しかけたとき、

放棄された軍旗を掲げ、仏軍に突撃する。傷つき、倒れた公爵の目に、

「無限に深い、高い空」が広がり、脳裏に冒頭の想いが浮かぶ。

世界文学の最高峰『戦争と平和』の壮大な序盤の舞台は、この会戦である。

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8月に咲いている花「 イタドリ [虎杖]」

花の特徴 雌雄異株である。 白い小花を穂状にたくさんつける。 雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。 雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。

葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉のつけ根の部分は水平である。 近縁種のオオイタドリは心形なので、ここで見分ける。

実の特徴 雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。

この花について 茎には節ごとに赤い斑紋が入る。 この茎に入る模様を虎の縞模様に見立てたのが「虎杖」の文字を充てた由来である。 

その他 茎は太く中空で、春に出始めた茎は生食したり漬け物にしたりする。 若い茎はかじると酸っぱいので「スカンポ」とも呼ばれる。 和名の由来は、疼(いた)みを取り去る効果があるので「疼取」と名づけられたとされる。 根茎は生薬で虎杖根(こじょうこん)といい、利尿、通経剤として用いられる。 俳句では、「虎杖」が春の季語、「虎杖の花」が夏の季語である。 属名の Reynoutria は「Reynoutre」という人名に由来する。 種小名の japonica は「日本の」という意味である。 

(花図鑑より)

      

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季節の花「アンデスノオトメ(カッシア) [」

2023-08-15 04:41:46 | 暮らし
一日一名言(335)

そのかみの学校一のなまけ者 /今は真面目に /はたらきて居り

人をくったようでいて、どこかおかしみのある冒頭のような歌もちりばめら

れ、詩人若山牧水が後年、評したように、計五百五十の歌によって一つの物語

が綴られている。石川啄木の『一握の砂』はそんな初歌集だった。

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8月に咲いている花「アンデスノオトメ(カッシア) [」

花の特徴 葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、マメ科特有の黄色い蝶形をした花を咲かせる。 花径は3センチくらいである。

葉の特徴 葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。 小葉の形は細長い楕円形である。

実の特徴 豆果(莢の中に種子が入るもの)

その他 日本へは昭和時代の初期に渡来した。 「アンデスの乙女」は流通名である。 和名はハナセンナという。 属名の Senna は生薬の「旃那」を意味する。 種小名の corymbosa は「散房花序の」という意味である。 

(花図鑑より)

      

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季節の花「アンゲロニア(サマースナップドラゴン)」

2023-08-14 04:18:45 | 暮らし
一日一名言(334)

核兵器の使用は常に現実問題であった。しかし、それが使用

されることを望んでいるわけではない

「核兵器の使用は?」という記者団の質問は朝鮮戦争のさなかにに発せられ

た。冒頭のトルーマンの答えは自制的である。「核は侵略関係ない無辜(む

こ)の国民に向けてはならない悲惨な兵器であり、いったん使用されると、

無辜の国民を殺害するとも付け加えた。

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8月に咲いている花「アンゲロニア(サマースナップドラゴン)」

花の特徴 花の色は青、紫色、白、ピンクなどのものがある。 花径は1センチくらいだが、たくさんの花がつく。 花冠は5つに裂け、喉の部分には模様が入る。 花はよい香りがする。

葉の特徴 葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。 葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)

この花について 花茎が次々と伸びて、こんもり茂る。

その他 英名はサマースナップドラゴン(summer snapdragon)である。 スナップドラゴンはキンギョソウのことである。 種小名の angustifolia は「細葉の」を意味する。 

(花図鑑より)

              


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季節の花「アラゲハンゴンソウ(キヌガサギク) [粗毛反魂草]」

2023-08-13 04:24:11 | 暮らし
一日一名言(333)

けれどーーーこれからのあたし達の暮らしは

どうなるんでしょう・・・・?

田中絹代は11月29日が戸籍上の誕生日。純情な「踊り子」から業(ごう)や

悲哀を漂わせる「女」めで、全てを演じた彼女はつつましい女優論を残して

いる。冒頭は、大学を卒業した夫が実は失業者だとわかったときの若妻、

町子(田中)のせりふである。

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8月に咲いている花「アラゲハンゴンソウ(キヌガサギク) [粗毛反魂草]」

花の特徴 花径が4~6センチくらいある頭花で、舌状花は黄色く、真ん中の筒状花は黒紫色をしている。

葉の特徴 根際から生える葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。 縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 そう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

この花について 全草を硬く粗い毛が覆い、葉質はざらつく。

その他 日本へは大正時代に観賞用として渡来した。 昭和時代の初期に北海道や東北地方で野生化が始まり、現在では関東地方から四国にかけて帰化している。 その繁殖力にはすさまじいものがある。 近縁種のオオハンゴンソウの筒状花は黄緑色なので区別ができる。 別名をキヌガサギクという。 

(花図鑑より)

       

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季節の花「 アメリカフヨウ [アメリカ芙蓉]」

2023-08-12 04:48:29 | 暮らし
一日一名言(332)

善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや

浄土真宗の開祖、親鸞のことば(法話)と、著者とされる直弟子の唯円の

「嘆き(嘆異)」の記録が、「嘆異抄」。小編だが、親鸞を伝える書の中で

最も愛されており、「罪深い者こそ阿弥陀様によって救われるのだ」と説く

冒頭の言葉も収められている。

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8月に咲いている花 「 アメリカフヨウ [アメリカ芙蓉]」

花の特徴 上部の葉の脇に花径10~20センチの大きな花をつける。 花びらは5枚で重なり合い、全体として円く見える。 花の色は、ピンクや白で濃淡に変化があり、花の真ん中が暗色になるものとならないものがある。 花は一日花で、朝開いて夕方にはしぼむ。 花の中央で突き出ているのは、雄しべと雌しべの集まりである。 たくさんの雄しべが集まって筒状になり、雌しべを包んでいる。

葉の特徴 葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖っており、ぎざぎざ(鋸歯)がある。 長さは20センチくらいで、裏面には白い軟毛が生える。 通常は裂けないが、浅く3~5裂することがある。

実の特徴 実はほぼ球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。

この花について 葉や茎、萼片などには毛が生えている。

その他 フヨウ属には木本性のものもあるが、本種は草本性である。 そのため、クサフヨウの別名もある。 

(花図鑑より)

       





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