一日一名言(336)
そうだ! この無限の大空のほかは、すべてが空虚だ、
すべてが欺瞞だ。この大空以外は、何もない、
しずけさと平和以外は何もない
ロシアのアンドレイ公爵は自軍がナポレオン軍により敗走しかけたとき、
放棄された軍旗を掲げ、仏軍に突撃する。傷つき、倒れた公爵の目に、
「無限に深い、高い空」が広がり、脳裏に冒頭の想いが浮かぶ。
世界文学の最高峰『戦争と平和』の壮大な序盤の舞台は、この会戦である。
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8月に咲いている花「 イタドリ [虎杖]」
花の特徴 雌雄異株である。 白い小花を穂状にたくさんつける。 雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。 雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉のつけ根の部分は水平である。 近縁種のオオイタドリは心形なので、ここで見分ける。
実の特徴 雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。
この花について 茎には節ごとに赤い斑紋が入る。 この茎に入る模様を虎の縞模様に見立てたのが「虎杖」の文字を充てた由来である。
その他 茎は太く中空で、春に出始めた茎は生食したり漬け物にしたりする。 若い茎はかじると酸っぱいので「スカンポ」とも呼ばれる。 和名の由来は、疼(いた)みを取り去る効果があるので「疼取」と名づけられたとされる。 根茎は生薬で虎杖根(こじょうこん)といい、利尿、通経剤として用いられる。 俳句では、「虎杖」が春の季語、「虎杖の花」が夏の季語である。 属名の Reynoutria は「Reynoutre」という人名に由来する。 種小名の japonica は「日本の」という意味である。
(花図鑑より)
