毎年恒例の6月10日路面電車の日と前後して開催される都電荒川線の記念イベントですが、今日の展示車両は7000形と、その更新改造車である再デビューを間近に控えた7700形という事で、出勤前に参加して撮影して来ました。
7003号車と並ぶ7700形7701号車。車庫の奥に引っ込んでいるのを見たことはありましたが、間近で見るのは筆者は今日が初めてです。見た目は単なる塗装変更車のようにも見えますが、車内設備の一新や扉幅の拡大、走行機器のVVVFインバーター制御・WN駆動化など見た目以上に改修されています。吊り掛け駆動の旧性能電車が高性能化される例は過去にもありましたが、ここまで手を加えられるのは昨今珍しい事例ですね。
今では古めかしく見える2段窓に落ち着いたカラーと装飾が逆に高級感を醸し出しています、これで屋根上の集電装置がシングルアームではなく菱形だったら尚更嬉しいのですが。
反対側から7003号車。どちらも通電しているので行き先を表示していますが、切れてしまいました。幕と違ってシャッター速度などの調整が必要になるLED表示は写真撮影が苦手な筆者にとっては厄介です・・・。
車庫内も公開されましたが、この日は非冷房・ワンマン時代のカラーを再現した7022号車が取り込まれていました。7700形に生まれ変わった後は緑・赤・青の三色になるとの事ですが、可能ならリバイバルカラーの7001号車とこの7022号車は色だけこのままにして欲しいですね。
会場では記念乗車券が販売されていたので、2セット購入したら各種ヘッドマークのステッカーがプレゼントされました。プラスチックのケースに収めているところが特別な感じでいいですね。
おまけに、車両撮影会場の左に目をやったら6086号車と花100形が建物の隙間から見えました。こっちもまた何時か晴れ姿を拝みたいですね(この2両が姿を見せたら今日を遥かに凌ぐ大変な人出になりそうですが・・・)