台風19号が過ぎてから約2週間が経過しましたが、連日伝えられる各所での甚大な被害は自然の脅威をまざまざと実感させられます。鉄道に関してもそれは例外ではなく、既に話題になっている北陸新幹線車両基地水没などかつてない悲惨な状況が続き、完全な復旧まではまだまだ時間が掛かるでしょう。
関東地方でも鉄道各線で被害を被りましたが、とりわけ箱根登山鉄道では記録的豪雨により山岳区間である箱根湯本~強羅間の線路が流出・崩落してしまう惨状になってしまいました・・・。
現在は箱根湯本~宮ノ下間で路線バスによる代行を実施していますが、秋から冬の観光シーズンを前にしての被害で年内の復旧は不可能であることから、大きな痛手になってしまいます。
今年は大涌谷の火山活動により、箱根ロープウェイも運転を見合わせるなど不安な状況が続いていましたが、一部区間の運転を再開した矢先に登山電車が甚大な被害に遭うというのは、実に不運という他ありません。
本来なら今年は鉄道線開通100周年の記念すべき年でしたが、自然災害が際立つ激動の一年になってしまいました。箱根登山鉄道始め、中小私鉄各社でも被害が報告されていますが、長期間の不通は経営への悪化に繋がる為、この先どうなるかが心配です・・・。画像は全て今年の夏にサンナナを撮影した時のついでのカットですが、一日も早く日常が戻ることを心から願っています。