2023年8月1日で京王井の頭線は前身となる帝都電鉄による開通から90周年を迎えることになり、年末の12月1日から28日までメッセージトレインが運転されました。これは井の頭線の乗務員の発案・企画によるもので利用者・乗務員双方の感謝のメッセージを手紙に見立てて車内に掲出するもので、レインボー帯の1729Fが起用されています。
先頭車には特製ヘッドマークが掲げられ、渋谷と吉祥寺から連想される動物(兎と犬)が手紙を運んでいるなかなか凝ったデザインで、こちらも現役運転士が手掛けたものとの事です。
普段のマークを着けていない姿。設定当初は期間限定の予定だったレインボーラッピング編成ですが、何かとイベントに起用されることも多く、すっかり定着した感がありますね。
せっかくの機会なので以前の記事には載せていなかったカラーの編成も上げたいと思います。バイオレットのカラーを纏う2010年新造の1733Fです。
ベージュのカラーフィルムの製造終了と彩度不足により登場したオレンジベージュの1727F。従来のベージュ編成も1727Fの登場以降、順次オレンジベージュに改められることになりました。
ライトブルー塗装の1728F。井の頭線のレインボーカラーの中では最後に加わった色ですが、9000系30番台の設計を反映させた5次車からはこのライトブルー(1721F)編成が最初に登場しました。
車内に掲出されるメッセージは一般公募され、合計41通のメッセージ及び写真が採用されました。鉄道マニア的には1000系と3000系が勢揃いした乗務区のポスターに目が行きます。