町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

更新改造を受けて活躍が続く東京モノレール1000形

2021年01月04日 | 首都圏のモノレール・新交通システム

1989年の導入以来、東京モノレールの主力車両として活躍している1000形ですが2014年から10000形の導入で代替廃車が進める旨の発表がされており、これまでに6編成36両が除籍〜解体になりました。しかし20192月の1067Fを最後に置き換えが止まっており、現在では車内設備の各所をリニューアルを実施した編成が見られます。

現在3編成のみが在籍する3代目塗装車。車内設備もシートモケット交換が施工されており、座席が青系モケットになっている様子が分かります。この塗装は2015年に登場しましたが全編成に波及することはありませんでした。

現在も依然として主流の2代目塗装車。座席はそのままに車内案内表示のLCD化とドアチャイム変更、車外には新ロゴマークの貼付けが実施されました。

模様入りの青系モケットに更新された車内。これ以外にも10000形同様の青海波の座席も存在し、3種類のバリエーションが見られるようになっています。

車内案内表示器は長らく路線図式でしたが、遂にLCDに換装されました。停車駅案内以外にもターミナル毎に異なる航空会社の案内も表示出来る様になり、情報量が格段に向上しています。

10000形の導入が開始された頃は東京オリンピック開催予定だった2020年までには置き換えが完了するかと予想されましたが、実際のところは廃車のペースが緩やかで今しばらくはバリエーション豊かな姿を楽しめるようです。

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205系に変わる新たな主・武蔵野線E231系0番台

2021年01月01日 | JR東日本

新年明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスの影響で悲惨な年になってしまいましたが、今年からは日常が少しずつ世界に戻って来るような穏やかな年になる事を願いたいものです。

2021年最初の記事は、昨今の状況もあり撮影に行く機会が激減していたのですが昨年に撮影していたものの中から205系の完全置き換えを達成し新たな武蔵野線の主力になったE231系0番台です。

2000年より量産が開始され、長らく中央総武緩行線の顔だったE231系ですが、山手線にE235系の導入が決定すると同線向けだった500番台を中央総武緩行線に転用し、玉突きで捻出されるE231系・209500番台を武蔵野線・八高線〜川越線に転用することになり、E231系でE231系を置き換える珍しい事例になりました。武蔵野線では中間の付随車2両を抜いた8両編成で運用され、拡幅車体で収容力が向上しています。

東京駅京葉地下ホームに停車中のE231系。中央総武緩行線時代は千葉〜三鷹(朝夕は立川まで)の運用で東京駅に来ることはありませんでしたが、武蔵野線に転属し定期列車で乗り入れが実現しています。

武蔵野線転用直前にはVVVFインバータ制御装置の更新が実施されましたが、車内は特に手を加えられないまま登場時以来の姿を保ちます。209系500番台とは窓ピラー位置やガラスの色が違うので容易に判別出来ますね。

209系から始まった1段LED式の車内案内表示器も表示内容の改修を行い継続使用されています。旅客の目には見えませんが戸閉装置も安全性向上の為に新品に換装されました。

登場から20年を待たずに置き換えられ転用されて来たグループではありますが、東京駅乗り入れを果たし著名な観光地を結んで走行する現在の環境はなかなか華々しい活躍ぶりと言えるでしょう。

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