1989年の導入以来、東京モノレールの主力車両として活躍している1000形ですが2014年から10000形の導入で代替廃車が進める旨の発表がされており、これまでに6編成36両が除籍〜解体になりました。しかし2019年2月の1067Fを最後に置き換えが止まっており、現在では車内設備の各所をリニューアルを実施した編成が見られます。
現在3編成のみが在籍する3代目塗装車。車内設備もシートモケット交換が施工されており、座席が青系モケットになっている様子が分かります。この塗装は2015年に登場しましたが全編成に波及することはありませんでした。
現在も依然として主流の2代目塗装車。座席はそのままに車内案内表示のLCD化とドアチャイム変更、車外には新ロゴマークの貼付けが実施されました。
模様入りの青系モケットに更新された車内。これ以外にも10000形同様の青海波の座席も存在し、3種類のバリエーションが見られるようになっています。
車内案内表示器は長らく路線図式でしたが、遂にLCDに換装されました。停車駅案内以外にもターミナル毎に異なる航空会社の案内も表示出来る様になり、情報量が格段に向上しています。
10000形の導入が開始された頃は東京オリンピック開催予定だった2020年までには置き換えが完了するかと予想されましたが、実際のところは廃車のペースが緩やかで今しばらくはバリエーション豊かな姿を楽しめるようです。