正月3が日の旅行の帰りの途中に塩尻駅へ降り立ちましたが、211系に置き換えられた飯田線の快速列車“みすず”を初めて目にする事が出来たので軽く撮影してみました。飯田線の快速は飯田地区から県都長野を結ぶ準急「天竜」から始まり、その後急行列車へ昇格するものの後年急行かもしか、快速みすずに分離され1988年に“みすず”に1本化されました。かつては急行型の169系が“かもしか”用の塗装を纏い運用されていましたが、老朽化に伴い近郊型の115系に置き換えられ2007年からは313系1700番台が加わりました。2015年現在は下りが飯田5:44分発の長野行き2209M(長野~岡谷間3523M)と松本16:21分発の飯田行き2220M(松本~岡谷間3526M)の2本が運転されており211系長野車が充当されます。
長野行きの普通列車と並ぶ“みすず”、駅の電光掲示板には愛称も表示されますが、車両側には正面に種別を表示するのみでした。列車名“みすず”の由来は「信濃」の枕詞「みすず刈る」に由来しています。
側面幕には種別すら表示せず行き先のみの表示でした。これで果たして誤乗する乗客が出ないんでしょうかね・・・。
同車はこの後辰野まで各駅に停車し宮木・羽場・沢・伊那松島・木之下・北殿・伊那北・伊那市・沢渡・宮田・駒ヶ根・小町屋・伊那福岡・飯島・伊那本郷・七久保・上片桐・伊那大島・市田・元善光寺・伊那上郷・桜町の順に停車し、終点の飯田までは3時間12分の道のりです。全区間を乗り通す乗客は滅多にいないので問題にはならないのでしょうが、ロングシートの3000番台も運用されるようになったのは少々グレードダウンの感が否めませんね。
長野地区で当然のように見られた115系も、置き換えが始まれば嘘の様に姿を消してしまいました。211系転用が始まった頃は完全に入れ替わるまでもっと時間が掛かると思いましたが・・・。