2005年に実施されて以来、恒例行事となった東武ファンフェスタが埼玉県久喜市の南栗橋車両管区で開催されました。これまで筆者は東武のイベントには殆ど参加したことがありませんでしたが、今年は新型特急電車500系や三代目となる日比谷線直通車70000系も展示に登場するとの告知があったので、休暇を取り参加して来ました。
車両展示会場の撮影時間は15分毎の完全入れ替え制だったので、少々駆け足ですが、先ずは展示車両全編成の並びを撮影。
東武鉄道としては26年ぶりに登場した500系“Ravaty(リバティー)”と、日光東照宮四百年式年大祭を記念して2015年に塗装を改め登場した100系“日光詣スペーシア”です。車体のスタイルが登場した年代を物語りますが、共に現代の東武鉄道のフラッグシップとして活躍しています。500系の方は、奥山清行氏(Ken Okuyama)がデザインを担当した為JR東日本の特急電車とも通じる部分が見受けられますね。
新旧“りょうもう”号の並び。展示されたのは30000系通勤車の実績を踏まえて1998年に登場し、VVVFインバーター制御・ボルスタレス台車を採用した200系とは完全に別物の250系です。1800系は唯一改造なども受けずに予備車的な存在で活躍する1819Fが登場しました。現在はイベント列車の役割を8111Fに譲りつつありますが、何かと臨時列車や展示会などで姿を見せ、健在ぶりをアピールしています。
東武博物館所有の動態保存車両8111Fと野田線60000系、日比谷線直通車70000系です。写真では判別出来ませんが、8000系8111Fは区間急行・とうきょうスカイツリー行き、60000系は急行・大宮行き、70000系は八丁堀行きの表示で並べられました。70000系は配色が原色に近い赤の為、青系主体の60000と並ぶと好対照を見せます。
ついでに会場入り口付近に置かれていたSL大樹用にJR北海道から譲渡されて来た14系客車ですが、何故かトレインマークには北斗星を掲げていました。座席車ではありますが、一応入っているんですね・・・。
工場内のドア開閉操作体験コーナーでは、今年で浅草口の運用から撤退した6050系が使用されていました。種別は下今市で鬼怒川線系統の特急に乗継ぎ出来る“特急連絡”の表示を出しています。