昨日は早くに仕事が片付いた為、午後の空いた時間に東京都北区の飛鳥山公園へ立ち寄ってきました。日本気象協会の桜の開花情報によると、開花は咲き始めの段階との事でしたが王子駅側に設置されているモノレールのアスカルゴには行列が出来るほどの人出には驚かされました。今回は桜ではなく、園内に保存されている都電6080号車とD51-853号機を見ることが目的でしたが、園内はどこも人が多く写真を撮るのが大変でした。。。
今回大塚駅前から王子駅まで乗車した8900形8901号車です、荒川線といえば少し前まで7000形が主力でしたが、あっという間に本形式に置き換えられました。先代の8800形より此方の方がシャープな印象で好きですね。
ドアが閉まっている側から、飛鳥山公園内の6080号車。以前は車体が荒廃していましたが整備し直され現在の姿になりました。安全上、前照灯や窓ガラスは全て撤去されてしまっています。
車内設備もこの通り、照明装置や吊り手などは全面撤去の上ロングシートは木製ベンチになっています。都市部の公園に置かれている車両の宿命でしょうが、天井や壁に落書きが目立つのが残念です。
反対側からもう一枚、一応、ビューゲルや床下機器などは残存している他上屋も設置されているので恒久的に保存する意思はあるようです。しかし、前回の整備から時間が経過している為、あちこちに再び傷みが見られるようになりました。
6080号車の目の前に保管されているD51-853号機は自由に運転台に出入り出来る割には幾分か良好な状態を保っているようです。が・・・
看板に機関車に上らないように書かれているにも関わらず屋根や正面に上る子供が多く、親も野放しにしているのに閉口しました。万が一の怪我などが起きた場合、北区の方に苦情が行ってしまうのでしょうが、こうした事が日常になっていると公園での車両保存も考え物です。いっそ柵でも作って外観を見るだけにした方が良さそうな気がするのですが・・・。