町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

京王8000系の元分割編成

2017年05月27日 | 京王電鉄(電車・バス)

1992年の登場から、早くも25年が過ぎた今も尚京王のイメージリーダーとして活躍中の8000系を撮影して来ました。同系は2014年より経年に伴う車体修理工事を受けており、その様相が大きく変化している最中ですが、今回はかつての分割編成の面影を残している未修繕の10両を捉えました。

相模原線を快走する8712F、元先頭車が中間に入っている様子が分かります。高幡不動駅での分割併合が存在する特急への充当の為製造されたグループで、分割編成当時は6両・4両単独で各駅停車に運用される事もありました。

元先頭車であるサハ同士の連結部分です。2011年から車体表記はそのままに書類上のみ形式を変更しました。乗務員室の機能を完全に停止してから暫くしてスカートも撤去し、やや面妖な雰囲気を漂わせています。元々この先頭部は軽微な改造で貫通幌を取り付け常用貫通路に変更出来るよう考慮されていましたが、実際の修繕工事では前頭部を撤去の上新規製造した客室部分を接合する大改造になりました。

暖色系で纏められた車内設備。登場当初は在来車の6000系・7000系同様のステンレス製手すりで構成されていた座席端部は大型の袖仕切りに交換されました。8000系の分割編成で最大の特徴が4両編成側の緑色の吊り手ですが、これは高幡不動で分割する際乗客への案内を分かりやすくする為採用されました。残念ながら更新を待たずに2013年頃通常の白の吊り手に交換された編成も登場しています。

2001年から2003年ごろにドア上部に設置された車内案内表示器、ドアチャイムも併設されており閉まる時と開くときで音程を変えています。大規模修繕改造後は9000系後期車のような17インチワイド液晶画面になるかと思いきや、注意喚起のランプを設置したのみで継続使用しています。

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都電おもいで広場に佇む保存車

2017年05月15日 | 東京都電

かつては都内を駆け巡った都電の仲間達も、路線の廃止・縮小に従って続々と廃車~解体の道を辿って行きました。そんな中でも処分を免れ現在でも各地に保存車両が数多くありますが、場所によっては余り状態のよくない車両も多数存在します。そんな中で荒川車庫の隣に開設された都電おもいで広場に据えられている強運な2両、5501号車と7504号車を久々に見て来ました。

現役時代は三田車庫に所属し、都電のスター的存在だったPCCカー5500形。東京都交通局の車両では初の全金属製車体でした。廃車後は上野公園で保存されながらも雨曝し状態で傷みが悪化し、1989年に荒川車庫内で修繕を行うもまた倉庫代わりにされ、吊り手なども売却されてしまうなど散々な扱いでしたが、都電おもいで広場にて保存されることが決定しました。車内は座席・吊り手は撤去され展示スペースになっています。

地味な存在の割に保存車両が多く残る7500形ですが、この7504号車は動態保存車のごとく原型に近いスタイルで大塚駅前~町屋駅前を通学時間帯のみ運転することから「学園号」の愛称が付いていました。朝7時に出庫し、9時半には入庫してしまう運用で尚且つ夏休みと沿線の学校の授業がある日のみ運行されるスタイルで、黄色に青帯・懐かしのビューゲル姿で都電全盛期を平成に伝える存在でもありました。

ドアステップこそ無くなりましたが、冷房の無い天井や板張りの床が何ともクラシックです。これが東京都区部を営業運転していたのですから驚きますね。同車は1998年より定期運用から離脱し、2001年で正式に廃車されています。

おまけに、展示車両よろしく2台並んでいた8900形。左の8908は1両のみの黄色い電車ですが、側面にラッピングが施されてしまい何色の車両なんだかよく分らなくなってしまっています。

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【悲報】千代田線の6000系、小田急直通終了・・・

2017年05月13日 | 首都圏の地下鉄

既にあちこちで話題になっていますが、昨日5月12日で39年間に渡り続いた営団地下鉄6000系の小田急乗り入れが終了してしまいました。残存している5編成は本日は運用されていないことから、小田急関連の機器の撤去作業を実施しているものと思われます。

6000系の画像はあったか?と探してみたところ、鉄道写真の失敗例にあるようなロクでもない写真しか見つからなかったので、後悔することしきりです・・・。週明けからの運用は朝夕の通勤時間帯限定になるのか、また土日祝日の運用はあるのかなど色々気になりますが、月曜日からの動きに注目ですね。

ダイヤ乱れで新宿駅地下ホームに姿を見せた様子です。この時は残り少ない6000系の出現とあって、皆がスマホやカメラを向けていました。登場から40年目となる複々線化の全面完成を待たずに引退となってしまうのは残念極まります。

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座れる京王

2017年05月09日 | 京王電鉄(電車・バス)

来年2018年から、京王電鉄では座席指定制の特急車両5000系を運行することになりましたが、これにより大手私鉄の中で発足以来ロングシートの車内設備を持つ通勤電車しか保有して来なかった状態が打ち破られることになりました。5000系といえば、1963年から1996年の間に活躍し関東初の通勤冷房車として名高い初代車両イメージがありますが、その初代の形式を踏襲するというのも鉄道マニア的には何とも感慨深いものがあります。というわけで、久々に京王れーるランドの保存されている5000系の5723号車を見てきました。

サボには何故か現役時代設定のなかった準特急が掲げられています。地方私鉄には現役の車両がそこそこ残存していますので、乗るのも撮るのも今のうちでしょうか。設計段階では初代5000系にもボックスシートを設ける構想があったようですが、混雑を考えロングシートでの設計になったとのこと。2代目ではより進歩したロング⇔クロスの転換を可能にした座席を採用するので、先代では実用化されなかった構想を更に発展させての登場になりますね。

5月19日まで愛称投票を受付しており。発表は来年1月とのことですが、果たしてどれが選ばれるのか、今から楽しみですね。

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小田急電鉄の投資計画2017

2017年05月07日 | 小田急電鉄

既に旧聞の類ですが、4月28日に小田急電鉄の公式ホームページにて今年の設備投資計画が発表されました。http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8589_0364760_.pdf今年から来年に掛けての話題で注目を集めているのは新型ロマンスカー70000形の新造ですが、通勤電車の3000形も現在新宿発着の近郊各停の主力で運用されている8両編成に中間車両2両を増結の上10両編成化することが決定したようです。文中では何編成を10両化するのかは触れられていませんが、1000形リニューアル工事の進行状況と併せて今後暫くは目が離せなくなりそうです。

かつて藤子・F・不二雄ミュージアムのラッピング電車に起用され注目された3093F。今年の計画で少なくとも3096F~3099Fが登場し9編成の体制になるのではないかと思いますが、これ以上に10両編成を増やす場合、どんな番号になるのかも気になるところ。来年からの新宿発着の各駅停車は10両・8両主体になると大幅な定員の増加になるので、複々線区間内の沿線住民としては朗報ですね。

今年は90周年の節目であるものの駅貼りポスターや車内広告の掲載などささやかなものになっていますが、91年目の来年は激変の年になりそうなので色々と楽しみです。(出来たら今年か来年こそは喜多見検車区で埃を被っている2600形や3100形NSEなどを見せてくれると大変嬉しいのですが)

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