町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

マルチな活躍を見せる東急5050系4000番台

2020年04月01日 | 東京急行電鉄

東横線では長期間に渡り日比谷線直通列車を除き20メートル車8両編成での運転を基本にして来ましたが、2013年の副都心線との直通に当たって特急と一部の急行については10両編成での運転になることが決定しました。その為8両編成で増備が続いていた5050系に関しても2011年より特急・急行専用の10両編成が登場。同年度中に暫定8両で東横線で営業運転を始めた他、直通運転開始直前の2012年には一部編成が乗務員訓練も兼ねて東武東上線・西武池袋線と東京メトロ有楽町線に貸し出され営業運転を実施し、定期運用が存在しない区間に入線したことで大きな話題を呼び新時代の到来を予感させました。

LEDが切れてしまいましたが、渋谷で折り返す急行に充当中の4102F。番号の付け方から4000系とも思えますが、公式では5050系(4000番台)とされ区別しています。外観上の変化はは少ないものの、VVVFインバータ制御装置のソフトを変更しているようで、従来の5050系とは起動時の磁励音が変化しました。この4102Fは2011年8月にいち早く試運転で東武東上線、9月に西武池袋線へそれぞれ入線している他、直通運転を開始した直後の2013年5月には定期列車の設定が無い池袋線飯能〜吾野間と西武秩父線にも入線した実績があります。

Fライナー特急運用中の4106F。4101F〜4104Fは中間のデハ4600形が田園都市線用5000系から捻出した車両を改造の上組み込んでいますが、4105Fからは10両全車両が新製車になりました。

基本的には8次車に準拠する車内。本番台より17インチワイド液晶画面と扉開閉表示灯を設置して更なるグレードアップが図られました。荷物棚も金網タイプからプレート状に設計変更されています。

三菱電機セサミクロの採用で滑らかなアニメーション表示が可能になった液晶画面は従来車にも波及し、現在は15インチ画面で登場した編成の交換が進行しています。

現在は5社に渡る相互直通運転で、幅広い活躍を見せている5050系ですが2022年度からは東急新横浜線開通に伴う相模鉄道との直通も控えており、今後は保安装置の追設や自動放送・車内案内表示・行先の改修工事が予想され、運用区間の拡大が楽しみになりました。

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