町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

小田急ファミリー鉄道展開催

2015年10月18日 | 小田急電鉄

今年も小田急海老名検車区で恒例のファミリー鉄道展が開催となりました。今年の展示車両は就役10周年を迎えた50000形VSEと通勤車8000形・1000形と何時にも増してやる気のない内容でしたが、普段は喜多見に押し込まれている保存車両を海老名まで引っ張り出す手間や来場者多数による混乱を考えると、この程度の方が良いのかも知れません。最初は電車代を掛けてまで行くのもなんだか・・・、とも考えていたのですが1000形の更新車を間近でじっくり見れるならと思い参加してきました。

今年は1063Fと8062Fがそれぞれ展示車両に選ばれました。展示場所の都合から架線柱やロープが掛かってしまい、あまり撮影向きな状況ではないのが残念なところ。

逆サイドより。展示車両はパンタグラフを降下させており通電はしていない為行先や車内のLCDには何も表示される事はありませんでした。普段使わない行先や種別を出してくれれば多少面白くなったと思うのですが・・・。

展示の時でも無ければここまで近付いて見れる事は無いであろう機器更新を受けた1000形のVVVFインバーター制御装置。従来のGTOサイリスタから世界初のフルSiCに一新された同車は更新前と比較して40%もの電力消費量削減を実現しており、進化の程を窺わせます。筆者の他にも興味深げに覗き込む人がチラホラ見られました。

就役10周年記念のロゴを付けた50000形。こちらも登場以来人気は衰えず、今しばらくは小田急のイメージリーダーとして君臨して行くと思われます。

おまけに偶然撮影し易い位置に止められていた4000形4057Fです。遮る物が無く綺麗に収められた為か、こちらに向けてもシャッターを切る人が多かったですね。

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大山ケーブル新型車・運行開始

2015年10月01日 | 小田急グループの鉄道・路線バス

本年5月で初代「たんざわ号」「おおやま号」の運行を終了し、地上設備改良と新型車両搬入の為に長期運休していた大山ケーブルですが本日より2代目新型車による運行が開始されました。筆者は用事で出発式を見ることは出来ませんでしたが、午後から乗車してきたので画像をお目にかけたいと思います。

大山ケーブル駅に停車中の2号車。2代目の新型車は上りと下りで顔が異なっており、大山ケーブル側の前頭部は眼下に広がる風景を存分に楽しめるよう天井部分まで大型ガラスになっています。

小田急50000形VSEにも通じる曲面を描いた天井と大窓が優雅な印象を与えます。本日は生憎の雨模様だったので霧が出てしまっていますが、快晴時の車窓の眺めは素晴らしいものになるハズ。因みに初代車両は側扉が手動の折戸でしたが、この新型車はケーブルカーでは極めて珍しい戸袋式の両開き扉(当たり前ですが自動です)を備え、開閉時にはJR東海313系電車や多摩都市モノレール1000形と同様のドアチャイムが鳴動します。

大山寺駅で2台の並び。上り側の前頭部は全てガラスで出来ているといってもいいような平面的なデザインで、乗務員室の扉とステップが設置されている事が特徴です。

新型車はリチウムイオン電池を搭載し、架線レスシステムを採用したため架線は全て撤去され給電は駅構内の剛体架線で行うことになりました。遮るものが無くなった為に景観も一層向上し、保守の軽減も図られています。

大山ケーブル駅では記念切手やステッカー、クリアファイルの販売が行われていたので記念切手を買い求めました。地元の郵便局では既に完売しているとの事だったので地元からの熱い期待がうかがえます。無料配布のガイドも新しくなり、新型車両の概要が纏められこちらも良い記念品になりそうですね。

ところで、廃車になった初代車両のうち「たんざわ号」は千葉県で保存されることになったようです。http://www.ooyama-cable.co.jp/newsrelease2015_07.pdf 50年間ともに活躍した「おおやま号」は残念ながら解体されてしまい、2両揃ってのの保存は叶いませんでしたが、こちらも新天地で末永く愛されることを願いたいものです。

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