今年も小田急海老名検車区で恒例のファミリー鉄道展が開催となりました。今年の展示車両は就役10周年を迎えた50000形VSEと通勤車8000形・1000形と何時にも増してやる気のない内容でしたが、普段は喜多見に押し込まれている保存車両を海老名まで引っ張り出す手間や来場者多数による混乱を考えると、この程度の方が良いのかも知れません。最初は電車代を掛けてまで行くのもなんだか・・・、とも考えていたのですが1000形の更新車を間近でじっくり見れるならと思い参加してきました。
今年は1063Fと8062Fがそれぞれ展示車両に選ばれました。展示場所の都合から架線柱やロープが掛かってしまい、あまり撮影向きな状況ではないのが残念なところ。
逆サイドより。展示車両はパンタグラフを降下させており通電はしていない為行先や車内のLCDには何も表示される事はありませんでした。普段使わない行先や種別を出してくれれば多少面白くなったと思うのですが・・・。
展示の時でも無ければここまで近付いて見れる事は無いであろう機器更新を受けた1000形のVVVFインバーター制御装置。従来のGTOサイリスタから世界初のフルSiCに一新された同車は更新前と比較して40%もの電力消費量削減を実現しており、進化の程を窺わせます。筆者の他にも興味深げに覗き込む人がチラホラ見られました。
就役10周年記念のロゴを付けた50000形。こちらも登場以来人気は衰えず、今しばらくは小田急のイメージリーダーとして君臨して行くと思われます。
おまけに偶然撮影し易い位置に止められていた4000形4057Fです。遮る物が無く綺麗に収められた為か、こちらに向けてもシャッターを切る人が多かったですね。