車体の構造を変えながら増備が続いたステンレス車7000系にも、6000系と同様に増結用の2両編成が1994年から登場しラッシュ時を中心に8両編成と連結した10両編成が見られるようになりました。
7000系同士の他に、6000系亡き後は写真のように9000系8両編成の増結にも用いられるようになった2両編成。必ず新宿寄りに連結される為、上り列車では制御電動車が先頭に立ちます。
2両編成の内、7421F・7422Fは競馬場線で運用する為ワンマン対応改造が施工され、下り方のクハ7870にもスカートが設置されました。同線は路線名の通り、東京競馬場へのアクセスを目的にしている為、大手私鉄の路線で複線区間ながら平日は1キロにも満たない短距離を2両編成のワンマン電車が終日往復するのみとなっている珍しい特徴を持っています。ワンマン運転は1999年より開始され、それまでは6000系が運用されていましたが2011年からはこの7421Fと7422F(写真)がヘッドマークを掲出して充当されます。
9000系と連結しているシーン。ワンマン非対応の7423F〜7425Fは純粋な増結用の為、単独で運用されることは無く下り方のクハは必ず中間に入ることからスカートは現在も設置されていません。
閑散時間帯なので、2両編成が貸切状態でした。2007年以降に更新改造を受けた編成は大型袖仕切りと手すりの新設、更にドア付近の滑り止めを黄色に変更するなどで前回の初期更新組と比較するとイメージが変化しています。