町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

置き換え進む新交通ゆりかもめ7200形・6次車

2019年08月20日 | 首都圏のモノレール・新交通システム

ゆりかもめ開通10周年に当たる2006年には、有明~豊洲間が延伸開業し同時に久々の増備車が2編成導入されました。この2編成は、従来の編成とは異なり車体デザインがステンレス主体の仕上げになり、一部座席のロングシート化を行うなど随所に変更点が見られます。登場からわずか13年しか過ぎておらず、サービス面も特に遜色ないこの編成も、7500系への置き換えが決まってしまいました。

7000系グループの中では一番新しい7281F。基本的な車体の設計は在来車と共通ですが窓周りの黒が廃された為、印象が異なります。

7281Fを反対側(新橋寄り)から。2006年登場の鉄道車両といえば、JR東日本のE233系がいますが、それらと同期に当たる車両が廃車になろうとしている、という事実に衝撃を覚えます。極度に電子化が進められた車両ならではの宿命でしょうか。

豊洲駅に進入する7721F。長きに渡り続いた7000系グループの歴史はこの2編成で終了し、以降は7300形・7500形に移行しますが、最期まで残存するのはやはりこの2編成でしょうか?

グレー系から一新され模様入りのブルー系に改められた座席モケット。片側は完全なロングシートに改められて、収容力が増加しました。これなら完全に車内をロングシート化するなどして、継続使用しても良い気がしますが、新車に置き換えた方が機器が統一できて結局安上がりなんでしょうね・・・。


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残り1編成、グループカラーで残存の相鉄9000系

2019年08月18日 | 相模鉄道

1993年より8000系の兄弟系列として、一部に廃車車両の部品を流用して地元横浜市の東急車輛製造(現在の総合車両製作所)で製造された9000系ですが、2007年から開始された新グループカラーへの変更完了から間を置かず、デザインブランドアッププロジェクトの発足で、大規模な更新改造と“YOKOHAMA NAVYBLUE”への塗装変更を実施することになり、グループカラーで残存するのは遂にトップナンバーの1編成のみとなりました。 

本線急行運用中の9701F。グループカラーへの変更を受けながらも、行先表示は幕式を維持し、ドア交換と機器更新を施工されている一方、車内設備は未更新のままという、何ともチグハグな状態になっています。更新途中でブランドアッププロジェクトが発足したので、どうせ更新するならこのままで良し、と判断されたのかも知れないですね。

行先・種別表示は唯一幕式を堅持していますが、特急運転開始に伴い新幕に更新されています。分散式冷房装置を搭載するのは、相鉄ではこの9000系が最初で、現状唯一の存在です。グループカラー化までは8000系とは全く似ていない印象でしたが、塗装が揃えられて共通性がハッキリと分かるようになりました。

登場以来のオレンジの座席と、ステンレス製手摺りで構成された袖仕切りを保つ車内。ドアが新品に交換されていますが、車内案内表示は妻面部分に設置されているものを継続使用しており、ドア上にはチャイムのスピーカーのみがある点にも注目です。

妻面部分に設置される特徴的な三段式大型LED表示器。かつては8000系初期車もこのタイプでした。後期車では、やはりドア上の方が見やすいとされチャイム併設の上鴨居部に千鳥配置になり、初期製造の編成も順次改造されましたが、どういうわけか9701Fは改造を受けないまま運用されて来ました。写真のように特急運転にも対応するように改修され、現在も稼働しています。


トップナンバー編成ということで残している、というわけでもないでしょうが、1編成くらいネイビーブルー化から除外して、廃車までに旧来の赤帯などにリバイバルしてくれたりとか、しませんかね?(その時は8000系も1編成だけ赤帯復活を激しく希望します)


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相鉄8000系・更新改造車の今後

2019年08月01日 | 相模鉄道

相鉄ではデザインブランドアッププロジェクトの発足に伴い、在来車両の外装を「YOKOHAMA NAVYBLUE」に順次変更することを決定し、2016年に第1陣となる9000系9703Fが登場しました。しかし、それ以外の8000系・10000系・12000系には依然として及びませんでしたが、変更完了は2024年までにとの時期が発表されました。8000系もその対象に含まれていますが、現在のところは登場しておらず、車体・車内に段階的な更新を施工している関係で、編成間に差異が生じています。

車体・車内設備の更新改造を受けた8704F。前回記事にした編成と比較するとドアが新品に交換され、窓の天地寸法が拡大されている様子が分かります。現在はVVVFインバーター制御装置の更新も進行していますが、これらは車内更新と同時に実施しているわけではないので、写真の8704Fは登場以来のGTOサイリスタによるVVVFを維持しています。

初期製造の編成はネイビーブルー化の対象にならず廃車にして行くとの噂がチラホラ見られるようになりました。相鉄新横浜線の2期区間が開通する頃には経年30年に達することを考えると、現実味がありそうな話ではありますね・・・。

更新改造を受けた車内(ロングシート車)設備。背の高い袖仕切りの設置と、バケットタイプの座席に交換され11000系に近いイメージになりました。ドアも本体とガラス部分を平面とした、近年の東京メトロ車に類似したタイプになっています。しかし戸閉装置は旧来からの座席下収納式のまま変わりありません。 

セミクロスシート車もバケット化を実施して座り心地が向上しています。化粧板などは基本的に登場時からの白系ですが、ドア部は淡い無地のピンクになり印象が変わりました。

2000年代に入って以降、小規模な改造が目立つ8000系ですが、今後は大規模な動きが控えており、しばらくは目の離せない形式の一つですね。

 

 

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