ゆりかもめ開通10周年に当たる2006年には、有明~豊洲間が延伸開業し同時に久々の増備車が2編成導入されました。この2編成は、従来の編成とは異なり車体デザインがステンレス主体の仕上げになり、一部座席のロングシート化を行うなど随所に変更点が見られます。登場からわずか13年しか過ぎておらず、サービス面も特に遜色ないこの編成も、7500系への置き換えが決まってしまいました。
7000系グループの中では一番新しい7281F。基本的な車体の設計は在来車と共通ですが窓周りの黒が廃された為、印象が異なります。
7281Fを反対側(新橋寄り)から。2006年登場の鉄道車両といえば、JR東日本のE233系がいますが、それらと同期に当たる車両が廃車になろうとしている、という事実に衝撃を覚えます。極度に電子化が進められた車両ならではの宿命でしょうか。
豊洲駅に進入する7721F。長きに渡り続いた7000系グループの歴史はこの2編成で終了し、以降は7300形・7500形に移行しますが、最期まで残存するのはやはりこの2編成でしょうか?
グレー系から一新され模様入りのブルー系に改められた座席モケット。片側は完全なロングシートに改められて、収容力が増加しました。これなら完全に車内をロングシート化するなどして、継続使用しても良い気がしますが、新車に置き換えた方が機器が統一できて結局安上がりなんでしょうね・・・。