町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

新幹線なるほど発見デー2016開催

2016年07月25日 | JR東日本

1994年以来、毎年の恒例行事となっているJR東海の浜松工場一般公開“新幹線なるほど発見デー”が開催になりました。筆者は移動の際は東海道線の普通列車を使うことが多く、あまり東海道新幹線とは縁が無いためスルーしていましたが今年は車体上げ・載せ作業実演が検査方法の変更に伴い最後になることから休みを取って参加してきました。

クレーンに装着されたN700系の先頭車です。いつもホームで見ていると目線が同じになるので実感しにくいですが、至近距離で見ると如何に大柄な車体かが改めて分かります。

最高300キロ運転を支えている台車ですが、流石頑丈そうな造りです。普段は見えない部分や小パーツのような物でも、車体から外されて単独で目の前に置かれるとその大きさに圧倒されますね。

 この後ゆっくりとクレーンで吊り上げられ、台車に載せるまでを実演するのですが、すぐ頭上を新幹線車両が通り過ぎていく様は圧巻でした。運転台見学など各種イベントの中で1、2を争う人気も頷けます。

検査棟の外の展示車両は923形ドクターイエローで、記念撮影は1時間待ちの盛況ぶりでした。相変わらず根強い人気を誇る同系ですが、ベースになった700系と共に引退が近づいていることから、今後の後継車両は製造されるのかも気になりますね。

この他にも多数のN700系が検査のために編成を解かれていました、全周幌で覆われているため普段はわからない妻面と中間連結器の構造がよく分かります。

会場のあちこちに貼り出されていましたが、9月18日・19日の公開を以って車体吊り上げ実演は最後の公開になるようです。

 

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開館30周年目の地下鉄博物館に訪問

2016年07月14日 | 首都圏の地下鉄

1986(昭和61)年、東西線葛西駅の高架下に開館した地下鉄博物館が今年で30周年の節目を迎え、各種記念イベントを行うとの事なので平日ながら7月12日に訪問して来ました。今回は記念24時間券や東京地下鉄道1000形・東京高速鉄道100形の限定鉄道コレクションの発売に加え、新たな展示物に銀座線01系電車の運転台部分が加わるなど、節目の行事らしいなかなか盛り沢山な内容でした。

来館者を先ず出迎える、2003年のリニューアルオープンから加わった御馴染みの丸ノ内線300形301号車。10年前に訪問した時と変化はありませんが、車内では葛西駅周辺の30年の変化を記録した写真を展示していました。

車内も際末期のまま、特に手は加えられていませんでした。広告部分は全て東西線の開通から現在に至るまでの、葛西駅の周辺の写真が収められています。今は住宅やビルで埋め尽くされてしまい、開通当時の閑散とした雰囲気は見出せません。

今回、事業者限定鉄道コレクションで製品化される事になった東京地下鉄道1000形。ベルリンのUバーンを模した黄色い車体が今の目にも鮮烈な印象を与えます。トミーテックからは通常製品で2000形の製品化が予告されていますが、そちらとも並べてみたいですね。

開通当時の乗客・車掌を模した人形が置かれていますが、今にも動き出しそうなリアルさです・・・。現代人から見ると、木目調の車内に緑の座席は阪急電鉄の電車を思い出させますね。木造のように見せていますが実際は鋼製の板に木目を印刷したもので、木造車が圧倒的多数を占めていた当時、乗客に違和感を与えないように配慮したとのことでした。

1000形とともに鉄コレ化された東京高速鉄道100形。車両構造を理解するための教材になっており、ドア開閉体験のほか、運転席のハンドルを操作すると目の前に展示されているモーターが動き出します。同系は2009年、経済産業省から近代化産業遺産群に指定されましたが1両丸ごとではなくカットされた状態しかないのが惜しまれます。

今回より新しく加わった銀座線の01系電車の前頭部。意図的に選定したわけでは無いのでしょうが、奇しくもKATOがNゲージで製品化した29編成の渋谷寄り先頭車です。スペースの都合上難しかったのかも知れませんが、雑多な旧型車ばかりだった銀座線に新風を吹き込み、その後の営団地下鉄の0系シリーズの始まりになった同系なので1両丸ごと何処か別の場所に保管して欲しかったですね・・・。

 

 

 

 

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東京臨海副都心・まちびらき20周年

2016年07月01日 | 首都圏のモノレール・新交通システム

今やすっかり観光地として全国区の知名度を持つ東京臨海副都心ですが、1996年(平成8年)のまち開きより本年で20周年を迎えました。それを記念して、新交通ゆりかもめでは臨海副都心を代表するレインボーブリッジと東京湾の図柄の一日乗車券を券売機で発売しているとの話を聞き、遅ればせながら出勤前の朝に往復の乗車を楽しんできました。

 1995年(平成7年)の開業時から運用されてきた7000系の置き換え用として登場し、すっかり主力車両になった7300系電車。先代よりも前面の窓が大型化され、見晴らしが一層向上しています。側扉も両開きになり座席はロングシートに改められた為、乗り降りがスムーズになりました。

日本の通勤電車では先ず見れない外吊り式両開き扉の為か、東南アジアか欧州の車両のような印象も受ける外観ですね・・・。

車内全景。ガラス製の袖仕切りで車内を広く見せつつ、立ち客と座席に座る乗客が干渉しないように配慮されています。ロングシートは通勤電車によくある背もたれが低く奥行きの浅い物ではなく、ハイバックタイプのシートを採用し居住性は大幅に向上しています。

今回発売になっている一日乗車券(左)、通常は右のイメージキャラクターである“ゆりも”のデザインですが、沿線でイベントが開催される際はイラストが変更されたものが自動券売機で発行されます。かつてのパスネットやオレンジカードなど、プリペイドカード式の乗車券がほぼ姿を消してしまった現在では嬉しいサービスですね。

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