2018年4月に建設が発表され、私鉄では随一の規模の展示施設として注目されていた小田急電鉄のロマンスカーミュージアムが19日に開館しました。これまで小田急電鉄では多数の保存車を持っていましたが、公開はイベント時に限定されており2010年代に入ってからは現役の車両を展示することが増え見る機会が減少していました。今回のミュージアム開館でSE車からRSE車までの特急車と、開業時の車両である1形電車が常時公開になっています。筆者も見学に行って来たので、館内の展示車両を載せて行きます。
1階・ヒストリーシアターには開業時の車両であるモハ1形電車が。ここでは小田急の歴史を映像で振り返るコーナーになっています。
この車両は小田急での運用終了後に熊本電気鉄道に譲渡され、引退後再び小田急に買い戻され1984年に復元・保存されたものですが近年はファミリー鉄道展でも姿を見せなくなっていました。画像を見ても分かるように、写真撮影には余り適さない配置なのと館内の外に出ることはなく、太陽の下で見れなくなってしまったのが残念であります…。
車内を見ることも出来ますが、劣化防止ということもあってか立ち入りは出来なくなっています。反対側は木製のブラインドが全て上げられた状態になっていました。
側面には新宿⇔稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のサボが設置されていました。この電車の現役当時だった1920年代は各停は稲田登戸までの運転とされ、小田原までは直通と称する種別でした。
※次回へ続く