2日目の兵馬俑博物館にどう行こうか考えていた。
バスもあるが、1時間くらい掛かるし、近くにある秦の始皇帝陵と華清寺にもどう行くか解らない。
でも日本人向けのツアーは高い(1020元≒15300円)
ホテルのカウンターで聞いてみたら、二人で300元で行けるというので、お願いした。
翌朝ロビーで待っていたのは、ホテルが依頼した旅行会社の黒塗りの車。しかも中国語のガイド付きだ
うう、これは頭の中を必死に中国語モードに切り替える。
私たちは兵馬俑博物館、秦の始皇帝陵、華清池だけお願いしたのだけれど、「去四個地方」(4箇所に行く)という。
げげ、どこに連れて行かれるのか不安だったが、バンポー博物館が増えただけだった。
紀元前6000年前の住居跡が発掘された場所の上に立てられた博物館である。
ちゃんとした博物館だった。良かった。
その後兵馬俑の工場に行くという。工場?なんだよそれ。「免費」(無料)だから大丈夫と言っているようだ(^^;)
到着してみると、兵馬俑のミニチュアを作っていた。
そして大いなるニセモノも作っている。堂々と客を呼んで売るなんてイヤーやっぱりしたたかですわ、中国。でもこんなものを本物を見る前に見せられて、本物も本物なのか疑いたくなります、まったく。 画像はニセモノ。
そして今度は絹の製品を売っているお店に連れて行かれる。
案内してくれたのは、日本語の出来る「しょうちゃん」という男性。
どこの国の人か解らない怪しい雰囲気だったが、イントネーションからして、日本人だ。なんでこんなところで働いているんだ
蚕から絹を取り出す作業、引っ張っても切れない丈夫さをアピール。
そして絹の絨毯やスカーフや洋服を宣伝する。あはは(^^;)見せて貰っても買いません。いつになったら兵馬俑が見られるんだ!!
やっと秦の始皇帝陵に連れてきて貰った。
いや暑い!暑すぎ!
広い広い入り口から始皇帝陵の上まで歩いた。お墓でしょ。自分で登ってきてから思うのも変だけど、良いのか、ここに来て。結構高くて見晴らしは良かった。
やっと来られた。兵馬俑。
ものすごく大きな敷地に兵士が並ぶ。ここは圧巻だ。
入り口にあった秦の始皇帝陵との位置関係を知ると、始皇帝の権力の大きさを知ることが出来る。とにかく大きな施設である。ここにたどり着くまでもが大変なのだ。
北京五輪をにらんでか、ホテルやレストランを建設している。こんなにたくさん作って大丈夫か?
それにしても写真はニセモノの方が綺麗に写るから不思議だ(^^;)
昼食を摂ることになった。ガイドさんお薦めのお店らしいが、空いていた。
これが美味しいと勧められたのは、キノコ料理。値段を見たら88元もする。スープも勧められた70元である。高い。
「高いので違う物にする」と言うと、ガイドさんは奥の方で別に食事を始めた。
私たちは炒飯とハスの料理、豚肉のスープを注文した。全部で40元くらいだったかな?
華清池
温泉。足を洗うだけで10元かかる。
楊貴妃も浸かったそうな。
そしてここにはかの蒋介石が滞在した五間庁もあった。
綺麗なところだったが、入場料70元は高い!
そのあと「お茶屋」さんに行くという。
きっとたくさんのお茶を試飲させられて、高いお茶を買わないと帰れない状況になるのは目に見えていたため、「我身体太累了。馬上回賓館。」(もう疲れたのですぐホテルに帰る)と伝えたら、「好了。好了。」(いいですよ)というので、ほっとしていたら、「疲れたときはマッサージが良いよ。身体が軽くなるよ。あなた達のホテルの一階にマッサージ屋さんが有るので、紹介しましょう。私たちが紹介すれば、150元が100元になるよ」と来たもんだ(^^;)。あははあはは・・・力無く笑ったが、断った。
ここまで商売をするんだ・・
「明日はどこに行くの?」と聞くので「大雁塔と城壁」と言ったら「車で行くの?」と聞くので「バスで行く」と言ったら納得してくれた。「空港に行くときにまた連絡してください」と名刺を渡されたが、絶対電話しない。
非常に疲れたが、中国語の良い勉強になった。
夜夕食を食べに行ったところで、お釣りをごまかそうとした店員がいた。
油断も隙もありゃしない。
続く。