☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

旭川・劇団『河』と『河原館』の20年

2017-01-08 05:53:18 | 映画・演劇・美術館


昨年末、北海道新聞の旭川版に、小さな記事を見つけました。
今はもう無い劇団『河』の企画展です。

12/23に講演会があるというので、行きたかったけれど、
大雪猛吹雪の為、断念しました。

昨日は、エプロンの生地を買う用事があったので、旭川に行きました。

JRで行ったので、旭川駅から常盤公園まで歩きました。
良い運動になりました(^^)

常盤公園の、図書館の少し奥の方の、旭川文学資料館。
受付の無愛想な男性に声を掛け、展示場所を教えてもらいます。


そこには、当時のポスターが貼られ、舞台写真が貼られ、
熱のこもった時代の息吹が感じられました。




私が帯広の劇団演研(当時は帯広演劇研究会だった)に入団した年、
初めて旭川の劇団『河』の存在を知りました。

入団した年、『木蓮沼』が上演され、初めて河原館に足を踏み入れた事、思い出しました。

そして、翌年、『一九八二/嫉妬』で、帯広からT井参加。
塔崎健二さん、本当に素敵な役者さん。こんなに色気のある俳優さん、見た事がなかったなぁ。

その後、活動を休止。

私が関わった時間は短かったけれど、ほんの少し時代を共有できた事、幸せだったなぁと感じます。

劇団『河』
劇作家 清水邦夫や唐十郎の作品を多く手掛け、旭川という地方から芸術文化を発信しました。

そして、その情熱を受け継いだ劇団演研。
展示の最後に見つけました。





紹介文

<帯広演研>
≪片寄晴則(かたよせ・はるのり)らが、帯広で旗揚げし、2015(平成26)年に創設40周年を迎えた。最も深く「河」と交流した劇団で、1986(昭和61)年「河」による「一九八二/嫉妬」帯広公演では、中心メンバーである坪井志展(つぼいしのぶ)が「ナナコ」を演じた。
創立25周年の2000(平成12)年には、劇作家「平田オリザ」の書き下ろしによる作品「隣にいても一人」、30周年の2005(平成17)年には、北海道出身の鐘下辰男(かねした・たつお)の書き下ろし「いち・ご白書」を上演した。≫


知ってる作品と、知ってる顔。です(^^)


『河』の塔崎健二さん。
人気ドラマ「北の国から」で、放送が始まったばかりの頃、出ていました。
再放送を見ると、いつでも若い塔崎さん(内藤さんと呼んでいました)に会えます。
難病で入院中という話を聞いて驚き、その後亡くなったという知らせは、もう20年以上も前の事。
51才の若さでした。


本も出ています。
これは帯広で買いました。
ゆっくり読みます。


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オケ老人

2016-11-16 05:03:12 | 映画・演劇・美術館
自家用車のリコール修理のため、旭川に行ったので、
またまた映画です。

オケ老人。



先日観た映画「シング・ストリート」に続き、またまた音楽映画。
こちらはクラシック。

今の私には、この映画の方が今の自分に近い感じがする。
もう老人の域なのか(^^;;

杏ちゃん演ずる、高校教師。
大学時代からオーケストラに入り、バイオリンを弾く。

ある日、梅ヶ丘の公会堂(だったかな?)で、交響楽を聴き感動、ダメもとで団員募集に応募する。
あっさりと入団でき、勇んで練習場所の公民館に行くと、そこには老人ばかりが居た。

梅ヶ丘交響楽団、通称「梅響」
演奏会を聴いたのは「梅フィル」

間違って応募したのだった。

「梅フィル」は、梅響を辞めた人が始めた楽団。
仲間同士のトラブルがあって、まとまって退団したため、梅響には老人しか残らなかった。



練習途中で漬物食べたり、あんパン食べたり…
演奏者も指揮など見ていないので、音もバラバラ。

すぐ辞めようと思っていたが辞められず、隠れて受けた梅フィルと掛け持ち。
そこで、自分のレベルの低さに愕然とし、音楽そのものを辞めようと考える。



音楽って楽しいよね!
みんなで合わせるのって、楽しいよね!

元気でいること、好きな事していること、こういう風に年取りたいって感じます。

杏ちゃん、素晴らしい!
バイオリンの練習量、半端なかったと思う。

コメディタッチで笑いも多く、2時間超は、あっという間に過ぎた
楽しい時間でした(^o^)/

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シング・ストリート 未来へのうた

2016-11-14 06:31:15 | 映画・演劇・美術館

不況のアイルランド。
親が失業し、転校。
親の夫婦仲も悪く、毎日喧嘩している。
心優しい兄と、音楽ビデオを見るのが、唯一の楽しみ。

新しい学校では、黒い靴以外は禁止。
授業もろくに聞かない不良ばかり…

イジメに遭いながらも、少しづつ音楽の友達を増やして行く。
そしてバンド結成。

街中で見かけた女性を振り向かせたくて、バンドのPVに誘う。

ああ、青春のグラフティ。

幼くて、単純で、気恥ずかしくて、ちょっぴり羨ましい青春時代。
私の高校時代にも、居たね。
ちょっと不良っぽくて、格好良かった男子たちが。

アイルランドという小さな町から、ロンドンを目指す。
「音楽」で食べて行ける人って、本当に少数だと思うけれど、
夢に向かって突き進む、その勢いって、やっぱり若さだよなぁ〜。

久しぶりにロックのリズムで過ごす、映画館での2時間余り。
懐かしいラジカセなども登場して、若い頃をちょっぴり思い出していたのでした。
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劇団演研 びんぼう君

2016-07-04 06:27:42 | 映画・演劇・美術館

土曜の夜、雨降りだったので、少し早めに営業を終わらせ、帯広に行きました。
いやいや凄い雨と霧で、大変でした。

実家にはちょこっと顔を出す程度で、宿代わりm(_ _)m



今回、新人お披露目公演という事で、新鮮な気持ちで観ました。
新人とは思えない落ち着き、自然に舞台に存在する立ち居振る舞いに、びっくり。

新人といえば、固くなったり、棒読みだったり、けど、そこが愛しかったり…

この役者さん、大物だわ。
男の俳優、一人増えて、また違った舞台がこれからも見られそうで、楽しみです。

舞台には、2畳の部屋。
両隅にロープが攣ってあり、ここで生活していることがわかる。

膝が破けたズボンのお父さんと、びんぼう君とあだ名が付く息子の、二人暮らし。
ある日、誕生日なのに、誕生日と言えず、宿題をやろうと誘った息子の元に、たった一人訪ねてきた同級生の女の子。

その狭い空間の中で、色んなやりとり(ごっこ遊び等)が始まる……




この親子は、爪を切ったら、カメラのフィルムケースに切った爪を保管している。

「爪に火を灯したら、紫色になる」というセリフを聞いて、
なんて美しいんだろう、って感じました。

爪に火を灯すといえば、「極貧生活でやっと生きている」イメージ。
でも、紫色の炎を想像すると、芸術的で、繊細です。

極貧生活で、テレビも無く、大衆漫画のサザエさんさえ知らない。
でも、そんなこと、どうでも良い。
想像力の中にサザエさんがいれば良い。


こういう、静かな衝撃のお芝居は、後からジワジワくるものです。
今回も観られて良かった。劇団員の皆様、お疲れ様でした。

あ、そういえば、寝ぼけて2枚チケット予約をしてしまいました。
すいませんですm(_ _)m

それと、舞台監督さんの前説、緊張感たっぷりでしたが、楽しめました!

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エヴェレスト 神々の山嶺

2016-03-24 21:15:59 | 映画・演劇・美術館

昨日(3/23)観て来ました。
ロマンと、センチメンタルと…

ロケは大変だったんだろうなぁ…
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帯広演研 楽屋 札幌公演

2016-02-15 05:24:45 | 映画・演劇・美術館
2/12、13、タイトルの公演のお手伝いをして来ました。

ここ数年は、観客として観に行ったのですが、今回は久しぶりにお手伝いをして来ました。

札幌公演のお手伝いは、2009年、札幌在住最後の頃。
その1ヶ月後には、美瑛の住人になった思い出深い年です。

前日に雪まつりが終わった日、全道的に雨予報。
この季節の雨は大変。なんてことを思いながら、中島公園シアターzooに到着。
久しぶりにたくさんの知っている人に会う…

何というか、公演の進行の段取りに慣れているせいか、仕事は割とスムーズに進みます。
今回も受付。
多少の行き違いが合ったけれど、一応金額は2ステージとも合いました、ほっ!

今回は、初日のゲネだけ観て、スタッフに徹します。
売上金、釣り銭など、大金?を持ちながらの行動は緊張しますね~~。




T永氏より送られてきた画像です。
もう、何年もこの役を演じている役者。
年季が違います。


スタッフ一同(^^)


真ん中、K寄氏、今回が最後の演出でした。
本当に長い間、お疲れ様でした。
でも、まだまだ観たいK寄演出。
演出としての最後の挨拶も、しっかり聞いてきました。

それを聞いて、T田が、大粒の涙を流し、大丈夫だった私ももらい泣き(T ^ T)
一つの時代が終わった、と感じました。

でもね、演研はまだまだ続きます。
若い?(って、私と同世代)の引き継ぐ彼らも、もう30年超。
演研としての色合いは、褪せること無く続いていくことでしょう。

お疲れ様でした。
そして未来に向かって、また一歩前進ですね。
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海賊じいちゃんの贈り物

2015-12-13 12:02:09 | 映画・演劇・美術館



久しぶりに映画を見ました。
宿泊したホテルが、狸小路6丁目裏側だったので、早朝の時間帯に、シアターキノに行きました。

イギリス映画は、久しぶりです。

子役の子たちがとっても可愛い💕

おじいちゃん 75 才のお祝いのため、ロンドンからスコットランドに向かう息子家族は、別居中。おじいちゃんには、その事は秘密である。

この息子の兄は、成金で土地とお屋敷を持っていて、おじいちゃんと一緒に暮らしています。

兄の妻は、抗うつ症。

息子たちの争いごとに辟易していたおじいちゃんは、いつも釣りをしている。
孫たちはおじいちゃんが大好き。
そのおじいちゃん、誕生日のパーティーの日に、亡くなります。

そこで起こした孫たちの行いが、大騒動に…

子供や夫婦、お互いを知る気持ちが少し足りなかった事を、おじいちゃんに教えてもらいました。

家族にはその家族分の悩みや歴史があるものです。
少し立ち止まって、大切な人たちの思いを「聞く」事も大切なのかな、と感じました。

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劇団演研 片付けたい女たち

2015-11-19 21:50:10 | 映画・演劇・美術館


15日18:00公演を観てきました。
整理券1番札get!

開場し、舞台を見ると、ゴミだらけの一室( ̄O ̄;)
ダンボール持って、片付けたい女に、私がなりました(^_^;)

片付けられない女のマンションに、学生時代の友人が遊びに来る。
その汚れた部屋片付けながら、50代女性の現在を垣間見る。

いやー、その中に自分が居たわ(^_^;)
若い頃には理解できない身体の不調や人間関係。
物を溜め込み、どうしようもなくなる。

前職を辞めた時、自分の溜め込んだ荷物に、戸惑ったものだ。
マンションを引っ越す時、要らないものの処分に一ヶ月掛かったものなぁ…
必要の無い物、こんなに有ったんだ。
ベッドも、古くなって使わなくて置きっぱなし。
手書きの仕事で使っていたドラフター、PCでの作業に変わったら、無用。
肩パットのガッツリ入った、バブル時代のスーツなんて、着ないわ(^_^;)

不要な物を片付けると、心機一転できるような気がする。

いつもとは雰囲気の違うお芝居、面白かった。
1時間40分の長い芝居だったけれど、あっという間でした。
役者はセリフ覚えが大変だったようです。
お疲れ様でした。

1月に熱海殺人事件が来る。
観に行こうかな。
チケット買わなくちゃ。
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12人の怒れる男 イレブンナインプレゼンツ

2015-08-30 06:04:39 | 映画・演劇・美術館
昨日の午後、画家さんにお留守番をお願いして、富良野演劇工場まで、タイトルのお芝居を観てきました。

(午後、私に会いに来て下さったお客様がいらっしゃった、との事。
こんな事は滅多にないのですが、本当に申し訳無かったですm(_ _)m)




ニューヨークの法廷で、父親殺しの罪に問われた少年の審理が終わり、12人の陪審員が、部屋に集まり、全陪審員の一致を目指す。
ほぼ全員が「有罪」と確信していたが、1人の陪審員が「無罪」を主張した事で、事態は少しずつ変わっていく。


とても、緊張感のある、お芝居でした。

少しの疑問から、証人の言葉を検証していく。
冷静さが、「そうであるはず」の思い込みを根底から覆す。

人って、この人は、こうである、と、他人を決めつける事が多いよね。
私が陪審員の1人なら、有罪!と思うかも知れない。

でも、事実はどこにあるにだろう、と考えた。
正しいと思える事が、当事者が居ないところで判断される怖さも感じる。

全部正論にも思える。

お芝居が終わっても、すっきりと解決しない何か、が有った。
お芝居の出来、では無く、この陪審員の評決が…

多分、演出がザラザラとした違和感を残すように作ったのだと思う。

日本にも陪審員制度が作られ、日常的にこういう評決はあるのだろうと思う。
人が人の罪を決める、って難しい事だな、って思います。

6月に、帯広演研の「楽屋」を観たけれど、帯広以外の劇団公演は久しぶり。
緊張感が常にあり、密室のやり取りに釘付けでした。

(館内の冷房が、なぜか直接肩に当たり続け、非常に調子が悪くなった。
冷房がキツ過ぎるのも辛いです)


アフタートークを聞き富良野演劇工場を後にして、富良野デリスで、お留守番の画家さんにお土産を買って、美瑛に帰って来ました。

会いにきて下さったお客様には申し訳無かったけれど、とても素敵な時間を過ごしました。


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帯広演研 「楽屋」

2015-06-22 04:52:46 | 映画・演劇・美術館

清水邦夫の「楽屋」という芝居を観てきました。
作品としては古いものだけど、女優を目指す魂だけはいつの時代も変わらない。

20代前半の頃、これと同じポスターを見て(背景は白色)、不思議なポスターだと思った。
友達のお姉さんが所属している劇団だと知って、興味があったが、喫茶店でのお芝居に、入る勇気が無かった。

でも、その数年後、何故かこの劇団員になっていた。

楽屋演りたいです!と言った事、女優D演りたいって言った事、代表は覚えているかなぁ?
却下されたけど…(T . T)

そして、その後、劇団員激減で女優数が足りず(だって2人だけ)、演りたいとは言えず、心の中に閉まっていました。

転職して札幌に行く前に、若い劇団員が入団。
札幌に行き、外からお手伝いに来た時、楽屋公演が…
ああ、現役で活動していた時には叶わなかった公演だわ~~。

少しずつ役者は違えど、女優Aはいつも同じK村。
昔から器用な役者だったけれど、本当に達者な役者になりました。
セリフの間が絶妙で、笑いのツボにハマりました(^o^)

女優BのN口と絶妙なやりとり。
長く一緒に演ってきた、絶妙な間合い。
漫才師のような呼吸の合い方です。

女優C。彼女はあのポスターの時から女優C。
あれから◯十年!女優Cを演れるって、すごい事。
「女優」を続ける苦しさや、プライド、強かさ(役柄としての)を強く感じられました。

一緒に活動していた頃から、美しくて華のあるT井さんでした。
でも、以前はいつもどこか不安げで、両足でドンと舞台に立っている、と言うのが足りなかったような気がします(私が言うのもおこがましいのですが)。

女優DのKちゃん。
いつも若い若いと思っていたのに、入団15年にもなるんですって!
このお芝居の中でも、新人女優でプロンプターと言う立場。
うーむ。月日が流れるのが早いわ~~。

このお芝居のラストに、チェーホフの「三人姉妹」のセリフがある。
「生きていかなくちゃ」で、グッときます。

自分が所属していたと言う贔屓目もあるのかも知れないけれど、役者達、本当に達者です。
地方のいわゆるアマチュア劇団なのに、本当にすごい。
しかも、一緒に活動した仲間達が、未だ現役で続けているのも本当にすごい。

現在、仕事の後にフルートの練習時間を作るのがやっとの私。
こうして舞台を観るたびに、本番まで稽古時間を作り出すのが大変だろうと思う。
だって、みんな、働いているのだもの。
でも、負けちゃいけないな!甘えちゃいけない。
音楽とお芝居との違いはあるけれど、客席のお客様に披露する為には、費やす時間も必要なんだもの。

いつもとんぼ返りで、ゆっくり話をする事は出来ないけれど、来るたびにいつも感動を貰っています。


って、最後に一言。
観終わった後、泣けるかな?と思ったけど、泣けなかった。
上手すぎて。
だって、こんなに上手かったら、プロンプターじゃなく、すぐ舞台に立てますってば!



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