晩秋の美瑛を飾るのは、黄金色に輝くカラマツである。
富良野・美瑛のカラマツは、どうしてこんなに美しいのだろうか?
カラマツというのは珍しい樹木ではない。
特に育った十勝には、至る所にカラマツはある。
でももっと茶色で枯れた感じが強く、「綺麗」だと思ったことがない。
では何故同じ北海道なのに、同じ木の印象が違うのだろうか。
わたくしなりの結論は、秋冬の朝霧で葉が元気なのだろうということ。
特に十勝は空っ風が吹き、乾燥している。空気に含まれる水分の量じゃないかと思う。
だってお肌だって水分が多いほど若々しいでしょ(^^;)
この季節が来ると、それぞれの場所は冬の準備で忙しくなる。
心に染みこむようなカラマツを見て、いよいよやってくる長い冬を感じるのである。
おまけ。
「哲学の木」のそばを通った時、素晴らしい光景を見た。
明るい月である。でも静けさを感じる月でもある。