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高倉健さん 心に残る映画

2014-11-20 11:35:41 | 映画・演劇・美術館
名優 高倉健さんが 83歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈り致します。

名前は知っていたけれど、網走番外地 や任侠映画の頃はまだ子供だったので、その存在感を知ったのは、やはり「幸せの黄色いハンカチ」でしょうか。

それ以外の映画も何本か観たのですが、心に残るイチオシの映画は、
「単騎、千里を走る」なんです。

日中合作映画。
監督は中国は張芸謀、日本は降旗康男。

2006年公開の頃、日中の交流が盛んで、私も中国語を一番勉強していた頃。

張芸謀の映画が好きで、「紅いコーリャン」「初恋の来た道」「至福のとき」「HERO」などを観ていました。

HEROなどのワイヤーアクションを観た時、今までの作品と違っていたので、見る気がしなくなった頃、この「単騎、千里を走る」の予告をみました。

あの名優 高倉健が主演という。
中国の監督が、日本人としての高倉健をどう見せるのか?興味を持って観に行きました。

その当時のブログをリンクします。
2006年1月29日

この映画の中で、一番覚えているシーンは、見知らぬ日本人の男(高倉健)に対して、雲南省の小さな町の人たちが、テーブルを並べて、精一杯のおもてなしをする という場面です。

映画の中では、息子の代わりに来てしまったただの日本の男。

でもそのシーンに、俳優高倉健に対する尊敬、歓迎、の気持ちが見えるんです。
監督と中国の人々の思いがそのシーンに現れていて、本当に涙が出るんです。

当時のパンフレットにも、高倉健さんのインタビューが載せてあって、(引越しの時に捨ててしまって惜しかったなぁ) それを読んでまた泣いてしまいました。

高倉健主演という事で、リアルタイムで映画館に足を運んだのはこの作品だけでした。

他の作品も観たけれど、リアルタイムではなく、話題になってからでした。

これから追悼上映などがあるとは思いますが、この作品が上映されるかは分かりません。

でも、私の中の一番の映画でした。

長く銀幕で活躍した俳優です。
一人一人に自分の中の「高倉健」が居るのだろうと思います。
コメント
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