台風7号が近づいて、北海道でも今後荒れそうなお天気になりそうな今週。
晴れマークがついている今日、銀泉台から黒岳に縦走する事にしました。
1人で縦走する場合は、公共の交通機関を利用して行けます。
以前から行きたいコースだったけれど、朝が早くていつも断念していました。
朝3時に起床、3時45分自宅出発です。
まだ暗い😅
東神楽で夜が明けて来ました。
バスターミナルは利用した事が無かったので、ちょっとドキドキ。
でもすぐに見つけられました。
他にも7、8人ほど乗客が居ました。
いつもは自分で運転する砂利道も、ただ座っているだけだから楽ちん楽ちん。
結構揺れるけどね。
7時2分登山開始。
すごく良いお天気。
青空が濃いこと。
ニセカウ方面、良く見えます。
道端にはウメバチソウです。
前回の赤岳緑岳の登山では咲いていなかったので、嬉しかったです。
雪渓のあった第一花園ももう雪がありません。
タカネトウウチソウが咲いています。
十勝方面かな?雲海が見られました。
エゾコザクラが咲いています。
ミヤマキンバイも。
第二花園に咲いていた、アオノツガザクラ。
エゾヒメクワガタ。
チングルマ、まだ咲いていました。
ミヤマリンドウ
奥の平からコマクサ平に上がる急登にはミヤマホツツジが咲いて居るはずだけど。
一輪だけ見つけました。
すでに花は終わっている様でした。
一輪だけでも会えて嬉しかったです。
青空が映って美しい。
コマクサ平では、他の花は終わっていたけれど、コマクサはまだ咲いていました。
第三雪渓、雪が無い!
例年少しは残っているんだけれど。
第三雪渓の登り始めから、タカネトウウチソウとミヤマサワアザミの群落が好きです。
ここにもウメバチソウ。
画像では分かりにくい、極楽浄土みたいな景色。
割と地味な花達だから、あまり足を止めて見る人は居ないけれど、最初にこの場所に来てこの景色を見た時の感動は今でも忘れられません。
ウメバチソウは登山者を励ます様に咲いています。
イワギキョウもたくさん咲いていました。
岩の間から力強く咲いています。
ウスユキトウヒレン
ヨツバシオガマ。
第四雪渓、面白い雲が!
そして赤岳山頂に近づいた頃、面白い情景を見ました。
なんか、噴火しているみたいでしょ。
北鎮岳、噴火!なんてね。
雲のいたずらでした。
赤岳到着。ちょうど2時間半。
お腹が空いていたので、10分ほど休憩です。
9時46分出発。
旭岳もクッキリです。
旭岳もクッキリです。
さて、お目当のクモイリンドウは咲いているかな?
あった。見つけました。
でも一個体を見つけただけで、他は咲いていない。
あれ?小泉岳の登山道にはいつもたくさんさているのに。
イワブクロ。
エゾイワツメクサ。
チシマツガザクラ。キラキラ。
ニペソツ山が見えるなぁ。
後旭、旭岳、間宮岳もクッキリ。
あ、これリシリリンドウだと思う。
まだ咲いていない。今年は遅いね。温暖化のせいかな?
そしてその近くに、クモイリンドウ。
まだ咲いていなかった😭
白雲避難小屋まで行けばたくさん咲いて居ると思うんだけど、熊さん怖くて行けません。
と言うことは、これから咲くのね。
あまり暑くてまだ咲く準備をしているんだ。
一個体でも咲いているのを見つけられて、逆に奇跡だったのかもしれないね。
白雲分岐に到着です。10時25分。
いや〜空が綺麗だ事。
こちらも面白い雲。
白雲分岐から北海岳までは12年ほど前一度歩いた事があります。
スパッツ忘れて膝が痛い辛い山行でした。
こんな景色だったかな?と思いながら歩きます。
だいぶん忘れているので、景色が新鮮でした。
チシマクモマグサ。
わー、チシマクモマグサの海、すごいね。綺麗!
この角度から見る景色もなんか新鮮。
ヒカリゴケ?
岩場を越えると、なだらかな道が続き歩き易い。
多分、前回来た時に、お花畑に感動した所だと思います。
遠くトムラウシ山、十勝連峰が見えます。
北海岳直下、歩いて来た道を振り返ります。
そして北海岳に到着。11時27分。
ここからは何度も歩いたコース。
だけど前回は12年前の事。
だいぶん忘れているなぁ。
空が綺麗。
その向こうにトムラウシ山が見えます。
上から見ると目眩がしそうなくらい広大な地域。
大雪山を見てその大きさを語れ、だったかな?大町桂月の言葉です。
ヨツバシオガマのお花畑。
チングルマの綿毛。夏のお花畑は綺麗だったんだろうな。
赤石川の渡渉、もう間も無く石室に着きます。
暑くて長い。ヨレヨレ。
石室そばにエゾオヤマノリンドウが咲いていました。
石室到着。
流石にお盆です。
たくさんの人が寛いでいました。
途中で足が攣ったりしたので、ゆっくり休んでお昼ご飯にしました。
カップ麺などを食べ33分後最後の下りに出発。
下りと言っても黒岳までは登りだけどね。
足が重たい。
でも12年前の膝痛い時よりは数倍もマシです。
振り返ると石室と北鎮岳凌雲岳。
ヨレヨレと歩いていても歩き続ければ必ず着く。とは前回同じコースを歩いた時の教訓です。
ああ、最後の下りです。
ここから段差が大きい急な下りなので気をつけなければ。
ダイセツトリカブトです。
濃い紫色が美しいです。
招き岩。1ヶ月後は紅葉しているね。
エゾニュウ。
青空とのコントラストが良い。
道端を彩る秋の花達。
心に沁みます。
チシマノキンバイソウ
ミヤマアキノキリンソウや、ヤマハハコ。
モミジカラマツがまだ咲いています。
ミミコウモリ。
黒岳からの下りは、秋のお花に癒され途中の道より力を貰った歩きでした。
7時間43分
12.6km
よく歩きました。
今季1番疲れたけれど、面白かったです。
ゆく夏を惜しみ、秋を静かに待つ。
季節の変わり目って、センチメンタルになりますね。