二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

ETV特集「生きづらい時代の大人たちへ~シンガー・馬場俊英のメッセージ」

2007-10-08 21:23:54 | その他音楽
見ました。見ましたか?昨日のNHK教育/ETV特集です。

「生きづらい時代の大人たちへ~シンガー・馬場俊英のメッセージ」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html

自分自身が疲れてる時は、こういう番組、いい番組でも見られないものですが、見てよかったよ!!!

まず、馬場さんの曲がいくつも聴けた!(スタートラインのレコーディングの様子まで!)そして、ナレーションが薬師丸ひろ子!!!これは、そうとうツボだった(感動)。考えてみりゃ、30~40代の視聴者が多いはずだもんな。NHKの狙いバッチリ(笑)。そして、意外な程、コブクロの小渕氏登場!これも感動だったな。大阪の野音で、照明塔の奥から体育座りで馬場さんライブを見てた、なんて、知らなかった(笑)。馬場さんを全力で支持する、彼らしいコメントもよかった。(黒田氏なら「何言ってるか、わからへん」と突っ込みそうな箇所もあったけど(笑)あの、彼らしい独特の感性による言い回しが、すごく気持ちよかった。何か、わかった気になっちゃうんだよな。)

番組の構成とか、主張するところとかも、だいたい理解できました。通じやすい、よい番組だったと思う。(でも、個人的には精神科医の先生の裏付けはいらなかったんじゃないか、と思うんだけどね。納得はできたけど、病理学的に説いてはほしくなかったような、、、いっそ「僕も馬場ファンです」とか言ってくれたら、素直に聴けたかも。もっといろんな世代のファンの声も聞きたかったな。)

素顔と本名と自分の悩みを公表していた数人の「馬場ソングの良さ」証言者の皆さん(こんな言い方でいいんだろうか)の真摯な姿に、感動した。どんなにか迷ったろう。どんなにか勇気がいったろう。それでも、馬場さんの歌から受けた感動のことを伝えるために、全力で馬場さんを応援するために、自らの傷を見せてまで、カメラの前に立って語ってくれた。彼ら、彼女らを、おいらは心から尊敬する。そして、彼ら、彼女らの姿は、苦しみの中にあっても、とても輝いて、凛々しく見えた。頑張れ、なんて、言えないけど、応援したい。そして、彼ら、彼女らのように、自分もしっかりと歩いていきたい、と思った。

馬場さんに対するスタンスは、あのファンの人達も、小渕くんも同じなんだよな。好きだから、他の人にも彼の素晴らしさを知ってほしい。そのために、応援する。応援する自分を公表する。ひるまずに。誤解を恐れずに。

一人一人の人の営みに、敬意を払いたい。番組を見ながら、そんなことを思った。

おいらが、馬場さんの歌が好きなのは、彼の歌の優しさと力強さ故だ、と思う。

彼の声は、とても優しい。歌い方も、そっと、歌う。スタートラインなんか、聴くたびに涙腺が刺激される(情けないくらい)。そして、精神科医の先生はあえて言わなかったのかもしれないけど、多くの人がサビ前のフレーズの哀しさに号泣し、その後のサビの優しさに心が溶けるんじゃないか、と思うんだ。

Boys On the Runみたいに、元気が出る歌も好きだけどね。

今日は、「鴨川」聴いて、ひたってました。これって、おいらには「駆け落ち」した若いカップルの歌に聴こえる。哀しいなぁ、、、でも、なんて叙情的なんだろう。こんな風に、人生を優しく映し出してくれる馬場さん、これからも、プレッシャーなんかに負けずに、自分の信じる歌を、歌い続けてください。

馬場俊英さんと、彼を慕う全ての人に、限りない敬意と愛情をこめて。
コメント (2)
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