ども。あんまひねりの無い題ですが、お許しください。
NHKで全3回放映された「ツレがうつになりまして」ですが、よかったですな。
出演:藤原紀香、原田泰造、風吹ジュン、濱田マリ、小木茂光、他。
原作:細川貂々「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」(幻冬舎文庫)
公式ウェブサイトは以下の通り。
http://www.nhk.or.jp/kindora/tsure/
藤原紀香ちゃんは、すっぴんの体当たり演技がよかった。ふつーの女の人っぽくて、とても愛らしかった。彼女の愛情深さが、身にしみた。
原田泰造氏は、もともと好きな俳優だけど、今回もすごくよかった。あまりに身につまされて、時々しんどかったけど(苦笑)。それだけ、「つれ」さんが実在しているようだった。最後に、彼の涙や笑顔が見られたとき、視聴者のこちらまでほっとしてしまったよ。
スタッフブログが、またいいのだ。3回のミニドラマなのだが、スタッフの思いがたくさん詰まっていて、丁寧に丁寧に創り上げられた様子、スタッフのこの作品への思いが、とってもよく伝わってくる。
伝えること。伝えようとすること。
誤解を恐れずに、発信すること。
関わっていくスタッフ・キャスト・原作者・関係者の思いに触れて、いっそうこの作品を好きになった。
ありがとう、全ての関係者の皆様。おいらも、うつについて、少し理解が進んだように思います。何より、ほっとさせられました。本当に、ありがとう(←番組ホームページの掲示板に書けよ(苦笑))
鬱病は症状も治療の効果も様々だから、これ見て「おれ(わたし)の知ってるウツはこんなんじゃない!」とか言わんでね。それは、スタッフも言うとるし。
おいらは、なんかすごく理解しやすかった。同時に、病気の描き方がすごく優しいなぁ、と思った。
「阿弥陀堂だより」や「四日間の奇跡」が、パニック障害や衝撃的なトラウマを、絶対にあからさまに描かなかったように。「博士の愛した数式」が、センセーショナルな場面をあえて晒すことなく、優しい風景に紛れ込ませていたように。
「ツレがうつになりまして」の演出も、優しい。
鬱病に苦しむ人や、その家族が見ても、必要以上に辛くない演出になっていると思う。
そもそも、主題歌が大貫妙子さんの「Tema Purissima」だからね。最初聞いたときは、びっくりした。そして、この曲を選んだスタッフに敬意を持った。
思い返してみると、おいら自身は鬱で苦しんだことはないけど、大貫妙子しか受け付けなかった時期は、確実にあったもんなぁ。周りの友人が逝ってしまった時期が、そんなだった。
心が痛んでいる時は、優しい音楽しか聴けない。それは、真実だと思う。(ちなみに、本も読めない。テレビも見られない。まぁ、そんなもんさね。)
まぁ、現在のおいら自身は、職場でまだ「同僚に怯えられてる」感が抜けません(爆)。自称人道派なのですが、もう少し他人に(わかりやすい)優しさを、をテーマに頑張ってみたいと思います(苦笑)。
あ、そうそう、上記のスタッフブログ見るとね、プロデューサーと第1話の演出を担当してるテレビマンユニオン合津直枝さんが、以下のような記事を書いておられます。(以下、引用)
「今回のドラマの狙いのひとつは、「病院へ行くこと」のハードルを下げたい…ということ。ひと昔前は、やはり「精神科」に行くことには抵抗感があり、敷居の高い存在でした。でも、今では内科と併設される心療内科も増えました。
風吹ジュンさんに心療内科医を演じてもらいたい、と願ったのも、
こんなドクターがいるなら行ってみよう…と思ってもらう為でもあります。
「うつ」は、休養とお薬で必ず改善されます。
「おやっ」と思ったら、すぐ「病院へ行こう…」と気づいてもらいたいのです。
1 ほとんど1日中ずっと気分が沈んでいる。
2 何に対しても興味がわかず、楽しめない。
3 食欲の低下、または体重の増減が激しい。
4 毎晩のように、寝付けない、夜中や早朝に目が覚める。
5 毎日のように、イライラしたり、落ち着きが無く、焦りを感じる。
6 疲労感やだるさ、気力の喪失がある。
7 自分の存在は価値が無い、または罪悪感(申し訳ない)と感じる。
8 思考力や集中力が低下し、決断することができない。
9 この世から消えてしまいたいと思うことがある。
(「精神障害の診断と統計マニュアル」より)
以上9項目のうち5項目が2週間以上続いていたら、病院へ…。」
(以上、スタッフブログより。http://www.nhk.or.jp/drama-blog/99130/)
ほんと、自覚症状ある人は、無理したらいかんで。
お医者さんか、身近な人に、SOS出すことはためらわないでほしい。
「こんな自分でも世の中の為に役立つなら…」作品中でも語られていた、この言葉に、深く頷く。
みんな、そう思っているんだ。そう思うことで、ひとはひとのため、自分のため、生きていけるんだ。
太陽よ、みんなに光を。風よ、みんなに気づきを。
薄青の空を、今日も見上げてます。
NHKで全3回放映された「ツレがうつになりまして」ですが、よかったですな。
出演:藤原紀香、原田泰造、風吹ジュン、濱田マリ、小木茂光、他。
原作:細川貂々「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」(幻冬舎文庫)
公式ウェブサイトは以下の通り。
http://www.nhk.or.jp/kindora/tsure/
藤原紀香ちゃんは、すっぴんの体当たり演技がよかった。ふつーの女の人っぽくて、とても愛らしかった。彼女の愛情深さが、身にしみた。
原田泰造氏は、もともと好きな俳優だけど、今回もすごくよかった。あまりに身につまされて、時々しんどかったけど(苦笑)。それだけ、「つれ」さんが実在しているようだった。最後に、彼の涙や笑顔が見られたとき、視聴者のこちらまでほっとしてしまったよ。
スタッフブログが、またいいのだ。3回のミニドラマなのだが、スタッフの思いがたくさん詰まっていて、丁寧に丁寧に創り上げられた様子、スタッフのこの作品への思いが、とってもよく伝わってくる。
伝えること。伝えようとすること。
誤解を恐れずに、発信すること。
関わっていくスタッフ・キャスト・原作者・関係者の思いに触れて、いっそうこの作品を好きになった。
ありがとう、全ての関係者の皆様。おいらも、うつについて、少し理解が進んだように思います。何より、ほっとさせられました。本当に、ありがとう(←番組ホームページの掲示板に書けよ(苦笑))
鬱病は症状も治療の効果も様々だから、これ見て「おれ(わたし)の知ってるウツはこんなんじゃない!」とか言わんでね。それは、スタッフも言うとるし。
おいらは、なんかすごく理解しやすかった。同時に、病気の描き方がすごく優しいなぁ、と思った。
「阿弥陀堂だより」や「四日間の奇跡」が、パニック障害や衝撃的なトラウマを、絶対にあからさまに描かなかったように。「博士の愛した数式」が、センセーショナルな場面をあえて晒すことなく、優しい風景に紛れ込ませていたように。
「ツレがうつになりまして」の演出も、優しい。
鬱病に苦しむ人や、その家族が見ても、必要以上に辛くない演出になっていると思う。
そもそも、主題歌が大貫妙子さんの「Tema Purissima」だからね。最初聞いたときは、びっくりした。そして、この曲を選んだスタッフに敬意を持った。
思い返してみると、おいら自身は鬱で苦しんだことはないけど、大貫妙子しか受け付けなかった時期は、確実にあったもんなぁ。周りの友人が逝ってしまった時期が、そんなだった。
心が痛んでいる時は、優しい音楽しか聴けない。それは、真実だと思う。(ちなみに、本も読めない。テレビも見られない。まぁ、そんなもんさね。)
まぁ、現在のおいら自身は、職場でまだ「同僚に怯えられてる」感が抜けません(爆)。自称人道派なのですが、もう少し他人に(わかりやすい)優しさを、をテーマに頑張ってみたいと思います(苦笑)。
あ、そうそう、上記のスタッフブログ見るとね、プロデューサーと第1話の演出を担当してるテレビマンユニオン合津直枝さんが、以下のような記事を書いておられます。(以下、引用)
「今回のドラマの狙いのひとつは、「病院へ行くこと」のハードルを下げたい…ということ。ひと昔前は、やはり「精神科」に行くことには抵抗感があり、敷居の高い存在でした。でも、今では内科と併設される心療内科も増えました。
風吹ジュンさんに心療内科医を演じてもらいたい、と願ったのも、
こんなドクターがいるなら行ってみよう…と思ってもらう為でもあります。
「うつ」は、休養とお薬で必ず改善されます。
「おやっ」と思ったら、すぐ「病院へ行こう…」と気づいてもらいたいのです。
1 ほとんど1日中ずっと気分が沈んでいる。
2 何に対しても興味がわかず、楽しめない。
3 食欲の低下、または体重の増減が激しい。
4 毎晩のように、寝付けない、夜中や早朝に目が覚める。
5 毎日のように、イライラしたり、落ち着きが無く、焦りを感じる。
6 疲労感やだるさ、気力の喪失がある。
7 自分の存在は価値が無い、または罪悪感(申し訳ない)と感じる。
8 思考力や集中力が低下し、決断することができない。
9 この世から消えてしまいたいと思うことがある。
(「精神障害の診断と統計マニュアル」より)
以上9項目のうち5項目が2週間以上続いていたら、病院へ…。」
(以上、スタッフブログより。http://www.nhk.or.jp/drama-blog/99130/)
ほんと、自覚症状ある人は、無理したらいかんで。
お医者さんか、身近な人に、SOS出すことはためらわないでほしい。
「こんな自分でも世の中の為に役立つなら…」作品中でも語られていた、この言葉に、深く頷く。
みんな、そう思っているんだ。そう思うことで、ひとはひとのため、自分のため、生きていけるんだ。
太陽よ、みんなに光を。風よ、みんなに気づきを。
薄青の空を、今日も見上げてます。