アメリカが正気を回復するための集会、対立煽るメディアを批判 (gooニュース・ニュースな英語) - goo ニュース
ご無沙汰してます。崖っぷちで這いつくばってる三月の風です(苦笑)
上記リンクは、かな~り前の話題ですが、日本がワーナー・ミュージック・ジャパン100年音楽祭でもりあがっていた頃、アメリカではこんなことが行われていたらしいっす。
そもそもこの週末(10月最終週末)はアメリカ(と日本の一部(笑))はハロウィーンだったわけで、カボチャに魔女にお化けにキャンディ、という満月万歳なお祭りの季節だったはずなのですが、むしろ、だからこそ、アメリカ的ウィットがこの時期のこんな集会を(半分洒落だよ~という大人の遊びのニュアンスも漂わせつつ、でも実はとても誠実に)開催可能にしたのかもしれないという気がします。
ジョン・スチュワートはアメリカで大人気のコメディアンにして作家・俳優・テレビプロデューサー。風刺ニュース番組ザ・デイリー・ショーの司会でもある。(おいらより5つくらい年上。わずか5才。器の違いに凹んだり感嘆したり。)この集会(The Rally to Restore sanity and/or Fear)は彼と、コメディアン、スティーブン・コルベアの呼びかけで何と何十万人ものアメリカ人が集まり、「偽政治集会(パロディ)」の形式をとりながら、漫才?あり、ザ・ルーツとかジョン・レジェンドとかキャット・スティーブンスことユスフや、オジー・オズボーン、シェリル・クロウ、トニー・ベネットといった本物のミュージシャンの演奏もあり、とても盛り上がったらしい。
おいら動画で見たのですが(便利な社会だ)ジョンの閉会の挨拶が特に素晴らしかった。興味ある方は、上記の「ニュースな英語」で彼のスピーチ内容を読んでみてください。ちなみに、the rally to...の英語で検索かけると、公式webサイトで動画も見れる。この動画がまた最高でした。(トンネルに入る前に車が譲り合う、、、というくだりの背景にアメリカの朝のラッシュ時の様子が映し出されるんだが、その映像とスピーチの内容が最高に合っている)
この「ニュースな英語」っておいら大好きでよく読むんですが、最近は全然読めてなかったので、最近やっとこの話題に追いついたところ。
話題に追いついた、といえば、ピーター・ドラッカー氏についても、随分前から名前は知っていたし、チリの鉱山事故救出時にも話題になったし、「もしドラ」(何だよ、この略称(笑))も持っていたのに、やっと最近、糸井重里経由でドカンと納得しました。糸井重里氏と上田惇生氏(約40年間ドラッカーの本を翻訳してきて、ドラッカー本人の信頼も厚い社会生態学者・翻訳家)の対談。上田氏(1938年生まれ!)がものすごくかっこよくて、脱帽。(余談ながら、糸井氏によると、ドラッカーを全体的に知りたい人は、上田さんの「ドラッカー入門」がお勧めらしい。上田さん曰く「題名が悪くて売れない」そうですが、圧倒的な著作数を誇るドラッカーの全体像を1冊で理解できるようになっているそうな。)
氏曰く。(←わかってると思うけど、言葉遊びだからね。孔子は「子曰く」)
「翻訳とは、言語を移し変えるのではなく、日本語という言葉を磨く仕事なのです。 」
(英語トランス 翻訳者インタビューより:http://www.eigotrans.com/interview/ueda/ueda.shtml)
ほぼ日の「はじめてのドラッカー」では、上田氏のこんな言葉もある。(以下、引用)
糸井 翻訳するときに気をつけてることとか、たとえば、何かありますか?
上田 うーん‥‥そうですね。「ドラッカーが、すごく日本語がうまかったら、どんなふうに言うだろう」‥‥っていうことは、いつも考えながら、訳してますね。
糸井 ほう。
上田 たとえば、ドラッカーだったら、ここで「とても美しい」って言うだろうか、それとも単に「美しい」だろうか。
糸井 なるほど。
上田 英語の場合、「very beautiful」と「beautiful」をくらべたとき、どっちが美しいかっていうと、とうぜん「強調の副詞」がついてる
「very beautiful」のほうが「美しい」んだけど‥‥。
糸井 はい。
上田 日本語の場合、「美しい」と「とても美しい」じゃ、「美しい」のほうが、美しいんです。
糸井 ああ‥‥。
上田 逆説的だけど。日本語で「とても美しい」なんてのは、たいして美しくないわけです。
糸井 なるほど、そうか。
上田 そういう、英語と日本語のちがいがあるから、この場合の「beautiful」は「美しい」と訳したらいいのか、それとも「とても美しい」としたらいいのか、つまり、絶対的に美しいのか、相対的に美しいのか、ドラッカーがどっちの意味で使ってるのかを考えて、日本語を選んでます。
(ほぼ日刊イトイ新聞 はじめてのドラッカー6「なぜかは、わからないけど」より:http://www.1101.com/drucker/index.html)
すごいよなぁ。。。おいら、全然翻訳家とかじゃないけど、日本語のセンス、というか、日本語のことをここまで深く語っている文章を久しぶりに読んで、ちょっと心が震えました。「美しい」の方が「とても美しい」より美しい・・・確かにそうだよなぁ。その感覚を、おいらは忘れかけていた気がする。
(ちなみに上田氏は、ドラッカー専門で40冊以上翻訳しているが、他の著者を翻訳している訳じゃないので、肩書きは「翻訳家」以外のことが多いんだそうだ。「翻訳をすると、その分野のことを専門的に深く理解することができる」という理由で翻訳の道に入ったのだそうだし、、、それがすごい。)
今日は引用ばかりで、著作権的にギリギリかもしれませんが、おいら、とにかく、この人達が凄い、ということをお伝えしたいので、そのための引用ということで、ご理解ください。
今日はノルマも果たせず、崖の上。
明日こそ、自分よ頑張れ。
禁酒もうすぐ一月です。いっこうに痩せない(爆)が、今日この頃の這いつくばりがハンパじゃないので、この状態で酒飲んでたらKOされてたと思われる。まぁ禁酒の判断は正しかったのだろう。
先輩の「年取るとな、そんなに飲みたくなくなるんだよ」という言葉がリフレインする。くぅ~っ(涙目)
山過ぎたら、乾杯したいなぁ。そんな願望を胸に、今日はお休みなさい。。。
ご無沙汰してます。崖っぷちで這いつくばってる三月の風です(苦笑)
上記リンクは、かな~り前の話題ですが、日本がワーナー・ミュージック・ジャパン100年音楽祭でもりあがっていた頃、アメリカではこんなことが行われていたらしいっす。
そもそもこの週末(10月最終週末)はアメリカ(と日本の一部(笑))はハロウィーンだったわけで、カボチャに魔女にお化けにキャンディ、という満月万歳なお祭りの季節だったはずなのですが、むしろ、だからこそ、アメリカ的ウィットがこの時期のこんな集会を(半分洒落だよ~という大人の遊びのニュアンスも漂わせつつ、でも実はとても誠実に)開催可能にしたのかもしれないという気がします。
ジョン・スチュワートはアメリカで大人気のコメディアンにして作家・俳優・テレビプロデューサー。風刺ニュース番組ザ・デイリー・ショーの司会でもある。(おいらより5つくらい年上。わずか5才。器の違いに凹んだり感嘆したり。)この集会(The Rally to Restore sanity and/or Fear)は彼と、コメディアン、スティーブン・コルベアの呼びかけで何と何十万人ものアメリカ人が集まり、「偽政治集会(パロディ)」の形式をとりながら、漫才?あり、ザ・ルーツとかジョン・レジェンドとかキャット・スティーブンスことユスフや、オジー・オズボーン、シェリル・クロウ、トニー・ベネットといった本物のミュージシャンの演奏もあり、とても盛り上がったらしい。
おいら動画で見たのですが(便利な社会だ)ジョンの閉会の挨拶が特に素晴らしかった。興味ある方は、上記の「ニュースな英語」で彼のスピーチ内容を読んでみてください。ちなみに、the rally to...の英語で検索かけると、公式webサイトで動画も見れる。この動画がまた最高でした。(トンネルに入る前に車が譲り合う、、、というくだりの背景にアメリカの朝のラッシュ時の様子が映し出されるんだが、その映像とスピーチの内容が最高に合っている)
この「ニュースな英語」っておいら大好きでよく読むんですが、最近は全然読めてなかったので、最近やっとこの話題に追いついたところ。
話題に追いついた、といえば、ピーター・ドラッカー氏についても、随分前から名前は知っていたし、チリの鉱山事故救出時にも話題になったし、「もしドラ」(何だよ、この略称(笑))も持っていたのに、やっと最近、糸井重里経由でドカンと納得しました。糸井重里氏と上田惇生氏(約40年間ドラッカーの本を翻訳してきて、ドラッカー本人の信頼も厚い社会生態学者・翻訳家)の対談。上田氏(1938年生まれ!)がものすごくかっこよくて、脱帽。(余談ながら、糸井氏によると、ドラッカーを全体的に知りたい人は、上田さんの「ドラッカー入門」がお勧めらしい。上田さん曰く「題名が悪くて売れない」そうですが、圧倒的な著作数を誇るドラッカーの全体像を1冊で理解できるようになっているそうな。)
氏曰く。(←わかってると思うけど、言葉遊びだからね。孔子は「子曰く」)
「翻訳とは、言語を移し変えるのではなく、日本語という言葉を磨く仕事なのです。 」
(英語トランス 翻訳者インタビューより:http://www.eigotrans.com/interview/ueda/ueda.shtml)
ほぼ日の「はじめてのドラッカー」では、上田氏のこんな言葉もある。(以下、引用)
糸井 翻訳するときに気をつけてることとか、たとえば、何かありますか?
上田 うーん‥‥そうですね。「ドラッカーが、すごく日本語がうまかったら、どんなふうに言うだろう」‥‥っていうことは、いつも考えながら、訳してますね。
糸井 ほう。
上田 たとえば、ドラッカーだったら、ここで「とても美しい」って言うだろうか、それとも単に「美しい」だろうか。
糸井 なるほど。
上田 英語の場合、「very beautiful」と「beautiful」をくらべたとき、どっちが美しいかっていうと、とうぜん「強調の副詞」がついてる
「very beautiful」のほうが「美しい」んだけど‥‥。
糸井 はい。
上田 日本語の場合、「美しい」と「とても美しい」じゃ、「美しい」のほうが、美しいんです。
糸井 ああ‥‥。
上田 逆説的だけど。日本語で「とても美しい」なんてのは、たいして美しくないわけです。
糸井 なるほど、そうか。
上田 そういう、英語と日本語のちがいがあるから、この場合の「beautiful」は「美しい」と訳したらいいのか、それとも「とても美しい」としたらいいのか、つまり、絶対的に美しいのか、相対的に美しいのか、ドラッカーがどっちの意味で使ってるのかを考えて、日本語を選んでます。
(ほぼ日刊イトイ新聞 はじめてのドラッカー6「なぜかは、わからないけど」より:http://www.1101.com/drucker/index.html)
すごいよなぁ。。。おいら、全然翻訳家とかじゃないけど、日本語のセンス、というか、日本語のことをここまで深く語っている文章を久しぶりに読んで、ちょっと心が震えました。「美しい」の方が「とても美しい」より美しい・・・確かにそうだよなぁ。その感覚を、おいらは忘れかけていた気がする。
(ちなみに上田氏は、ドラッカー専門で40冊以上翻訳しているが、他の著者を翻訳している訳じゃないので、肩書きは「翻訳家」以外のことが多いんだそうだ。「翻訳をすると、その分野のことを専門的に深く理解することができる」という理由で翻訳の道に入ったのだそうだし、、、それがすごい。)
今日は引用ばかりで、著作権的にギリギリかもしれませんが、おいら、とにかく、この人達が凄い、ということをお伝えしたいので、そのための引用ということで、ご理解ください。
今日はノルマも果たせず、崖の上。
明日こそ、自分よ頑張れ。
禁酒もうすぐ一月です。いっこうに痩せない(爆)が、今日この頃の這いつくばりがハンパじゃないので、この状態で酒飲んでたらKOされてたと思われる。まぁ禁酒の判断は正しかったのだろう。
先輩の「年取るとな、そんなに飲みたくなくなるんだよ」という言葉がリフレインする。くぅ~っ(涙目)
山過ぎたら、乾杯したいなぁ。そんな願望を胸に、今日はお休みなさい。。。