二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

Tokyo FM NEC presents ACROSS the UNIVERSE

2012-01-09 23:46:07 | はやぶさ 遙かなる帰還
どうも、崖っぷちから中継です。(苦笑)

今日は、Tokyo FMで、NEC提供(!)、渡辺謙パーソナリティ(!!)午後2時~午後6時45分(!!!)という長時間にわたって、「ACROSS the UNIVERSE」という番組がありました。

田舎暮らし(笑)のおいらには、東京は本来圏外ですが、スマホの力(爆)で聞くことができました。

出演陣がすごいんだ。

パーソナリティ:渡辺謙、齋藤美絵
ゲスト:江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、辻井伸行、川口淳一郎(JAXA)、萩野慎二(NEC)、堀内康男(NEC)
(以上、敬称略)

番組詳細は以下に。
http://www.tfm.co.jp/hayabusa/index.html

何しろ長時間の番組だったんで残念ながら全部はちゃんと聞けなかったんですが、堀内さんのインタビューは最初から最後まで聞けました♪やったぜ!Androidありがとう!!「どこでもFM」ぐっじょぶ!

NEC萩野さん(NECのプロジェクトマネージャー)のお話興味深かったなぁ。メーカーチームをまとめる力、JAXAチームとはまた異なる、企業としての立場とか色々考えさせられました。実際の運用場面のお話は、皆さんのチームワークが感じられて、楽しかったです。はやぶさ消感後に、管制室でははやぶさのその後の様子を知るすべもなく、みんなで「はやぶさケーキ」食べたってのが、ほのぼのしていた。一人で部屋に籠もってはやぶさが燃え尽きる瞬間を見ていた川口教授に、「川口先生、早く来てください。ケーキ食べますよ」って、呼びに行ったって(笑)いうのが、いいね。

川口教授のインタビューは、全部聞けなくて残念。昨日の獨協大学での対談を一部流していたと思う。

どの方のインタビューも興味深かったのですが、堀内さんはなんと!番組にリアルタイム出演!
渡辺謙さんと生で対談っすよ!すごい!割と遅めの時間だったお陰で、全部聞けました。

というわけで、今日は、渡辺謙氏の名パーソナリティーぶりと、堀内康男氏の、開発者兼営業のプロとしての凄さを知りました。(何しろ、世界相手にマイクロ波イオンエンジンを売ってる人だ。。。)

パーソナリティのお二人が口を揃えて「(堀内さんと吉岡さんは)並ぶと似ている、そう思いませんか?」「控えめな雰囲気がそっくり」と主張し、堀内さんは「自分ではそう思いませんけど」とおっしゃっていました。(吉岡氏もそう言いそうな気がする、、、というか、そう言うところが、似てるんだ(笑))

対談は非常に興味深い内容でした。

飄々とした口ぶりで淡々としているようで、でも話す内容は熱意があり、話し上手で、インテリジェントでウィットに富んだ堀内さん。
どうしたら、こんな知的な会話ができるようになるのだろう。(我ながら情けない言いようではある。同じ40代として。)

成人する若者へのメッセージ(この番組が成人の日の特別番組だから、謙さんに「一言」と言われて)
「夢を持つことが難しい時代だけれど、だからこそ、今目の前の、何に役立つかよく分からないことに、夢中で、一生懸命取り組むことをやってほしい」
「寄り道を楽しんでほしい」

淀みなく話す、その口調が、非常に安定感があり、感銘を受けました。

堀内さんの夢は「エンジニアとしての私の子どもであるマイクロ波イオンエンジンが、成人すること。」
つまり、イオンエンジンが、堀内さんの手を離れて独り立ちし、世界中に、そして次の世代に広がっていくこと。だそうです。

研究者と同窓でともに開発に携わった立場、会社を後ろ盾とする、というよりは、会社から「はやぶさ」を守る立場だったのではないか、と渡辺謙さんは言っていました。堀内さんは「そうですね」と言って笑っているだけでしたが、「「はやぶさ」をやっていくために仲間、チームを作ったり、上の方を説得してイオンエンジンの開発をさせてもらう、という点では、確かに、どっちの人間だかよくわからない、というところはありましたね」と笑いながらおっしゃっていました。

堀内さん曰く「研究所はリスクを冒しても進もうとするアクセル、企業はリスクを最小限にしようとするブレーキ、うまくお互いに役割を果たすことで大きな目的を達成できるんです。」
NECの宇宙技術(衛星「絆」)が復興支援に役立っているという話も聞いて、改めて、NECは魅力的な会社だな、と思った。衛星を直接利用した携帯電話が開発されれば「人間の命を宇宙が直接救う」というミッションは、すごいな。

「これからは、日本がフロントランナーに立つ時代です。日本が新しい価値を作り出す。それを世界に提供していくということが大切だと思います。」という言葉は、改めて、「日本の創造性」についても考えさせられ、勉強になりました。(川口教授も同じことおっしゃっていたな。最前線にいるトップランナーが皆、口を揃えておっしゃっている。日本人の創造性、、、見つけ出していきたいです。)


ちなみに、渡辺謙さんに「映画「はやぶさ 遙かなる帰還」での吉岡秀隆君の演技について、どう思いますか?」と聞かれて、堀内さんは「私の内面の心をよく表現していただいたと思います(笑)」とおっしゃっていました。(ここで一同爆笑)

おもしろいなぁ。「実際言えることと言えないことありますもんね。僕らが代弁しました!」と謙さん笑っていました。

合間には、Bump of Chickenの「宇宙飛行士への手紙」も流れ、そして、このコーナー全編に「ボレロ」が流れ続けていた。(「ボレロ」って宇宙に似合うんだよな。)力強いコーナーでした。

渡辺謙さんと堀内康男さんの英語学習法(笑)も聞けたり、研究についての考えなんかも聞けたり、楽しかった。

その後、新成人へのインタビューや、被災地の人々との電話での対談もあって、とても充実したよい番組だった。聞けて良かった。
いろいろ凹んでいたことを忘れて、一気にエネルギーチャージされた気分だ。


さて、崖っぷち。
朝までどうなるかな。終わらんな。
毎日こんなでダメダメですが、頑張ります^-^;
コメント
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