二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

曲がりくねった 道の先に♪ 祈りを空へ そして明日へ

2012-03-12 00:13:35 | コブクロ
ふいに聞こえた、力強い歌声。
その瞬間、日本中に届いた声と思い。

懐かしい「Winding Road」
絢香×コブクロの力強いメッセージが、被災地で勇気を奮い起こしている彼女の全身から、全方位にまっすぐに、放たれていた。

耳を澄ませて、聴いていました。

そして、あらためて、声にならない幾千の思いも、波紋のように広がっていくのを感じました。

南からも、応援の声。
「二十年前の手紙」聴いていて、涙が出た。

前へ。進もう。泣きながら、空を見上げて。

いつも、あなたが、光と勇気を胸に抱いて、進んでいくように。
祈っています。

崖っぷち。風が強いけど、星も見えないけど、しっかりと立とう。
星はきっと、空の上で、ぼくらの道標を示しているのだから。

見えない時は、信じて歩こう。
朝日の方へ。明日の方へ。

おやすみ、みんな。良い夢を。






追伸:

全然脈絡なく、今日、突然思いついたこと。
「グイン・サーガ」のテーマの一つって、「自分が何者であるかわからないこと」を祝福しているのかなぁ。と。

グインは、自分の過去を失ったからこそ、自分の持てる力を最大限に発揮して、何にもとらわれず、自由に、冒険できたのだ。
(あちこちで暗喩される、彼の過去を想像するに、何だかちょっと世俗的な感じがするから、かもしれない。)
グインは、豹頭の戦士として生きている間、とても幸せなんではないか、とふと思った。

だから、さ。

今、何物でも無いこと、自分が何者か分からなくて悩んでいる人。もし、そんな人がいたら。
自分が自由であること、自分が何にでもなれる、という可能性を、少しでも、感じられたらいいな、って思うんだ。

もちろん、その渦中にある人は、そんな気分になれないことは百も承知なんだけど。

あなたの魂に幸いあれ。
何者でもない、その無垢に祝福あれ。

栗本薫さんは、ご自身の葛藤も含めて、そんなことを少し考えていたのかもしれないな、なんて。

そんな気分に、ふと、なったのでした。
(注:グイン・サーガ、ここ1年ほど全然目にしていないし、なぜ突然こんなこと考えたのかも不明だが、何となく気になったので、書き留めておく。勝手読みなのは重々承知。暴言陳謝。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする