ついに仕立て上がり♪

今週も無事、1週間が終わりました。
仕事も今日でやっとひと段落つきました

今日は別誂えをお願いしていた訪問着が出来上がったということで、空き時間に
呉服屋さんへ引き取りに行ってきました

しっとりとしたとても手触りの良い生地に、市場には絶対に出回らないような地色に、
自分の好きなデザインを手描きで書いてもらって、 金彩や刺繍もたっぷり入れて。
見えない八掛け部分にまでたくさん柄を入れてくれて、下前には『千總謹製』の落款。
20代の庶民としてはかなりの贅沢をしてしまいましたが、仕上がりを見れば大満足


こちらは八掛け部分。
地色は派手ですが柄は落ち着いた色を中心に使っているので、帯や小物次第で
40代半ばまでは手直しせずに着られるかもしれません。
これから長く活躍してくれそうです

この訪問着はこの冬だけでも3回は着る機会があるので、帯や小物の組み合わせを
変えて毎回違うイメージになるよう、色々と引っ張り出してきて決めました。
来週の長唄の会では日本髪を結うので、かなり派手めな色使いにしようと思います


今年は秋が短くなかなか機会がなかったので、年末のお休みに着物の虫干しを
しようと思って、今日は防虫香を買い足してきました。
いつも使っているのは"山田松香木店"さんの『花つづれ』というもの。
やさしい甘い香りがふんわりとして、着物への移り香もちょうど良いのです。

着物は着るときにも時間がかかるし、着ている間も汚さないように気を配る必要が
あるし、脱いだ後もお手入れやきちんと畳む事が必要だし、しまっている間もこうして
虫干しが必要だったりと、洋服に比べればずいぶんと手間がかかります。

でも、その手間以上に、メンテナンスも含め着物を着るという事で得られるものが
多いな～と感じています
季節を意識すること、物を大切にすること、立ち居振る舞いに気を配ること・・・
ほんの一例ですが、これらは心の余裕に繋がって行くのかな・・・と。

着付けを習って色々なお稽古事を始めてから数年。
かなりのお勉強代はかかりましたが、ずいぶんと成長させてもらった気がします。