Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

土曜日(別誂・蜜柑色地貝桶柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理:シチリア料理・3月)

2019-03-16 23:52:28 | 日記

今日は久しぶりに着物を着てお稽古にいく時間のある日ですので、朝イチで支度をしてお稽古に行ってきました


もう雛祭りからはだいぶ過ぎてしまいましたが、いま着ないと着る機会が1年先になってしまうので、こちらの一揃えを選びました。柄自体には季節はないので、いつ着ても問題ないのですが…


こちらは雛祭りの時期のために誂えた着物で、誂えてからは毎年着ています。立ち雛など誰にでもわかる絵が描かれたものだと本当に季節限定になってしまうので、わたしはたいていその行事にからむ周辺のものを題材に描いてもらって、組み合わせ次第で別の季節にも切られるようにしています


蛤で出来た合わせ貝とその入れ物である貝桶は、平安時代には貴族の女性の遊び道具でしたし、雛飾りのお道具にもあるよううに、時代が下がってもお嫁入りの道具の中でも特に大切なものでした


もともと帯の方を先に持っていて、これに合わせた帯が欲しいなぁと思って着物を別誂えで作ったのです


着物は牡丹唐草地紋のある生地を明るい橙色に染め上げ、季節の花が描きこまれた貝桶を、動きのある飾り紐を添えて描き上げた別誂えの小紋


帯は地模様のある柔らかなオフホワイト地に、金糸なども使い可愛らしい模様の小さめの合わせ貝が織り上げられている「藤原織物」製の唐織の名古屋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地に、ピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。

帯締めは白~鶸色のグラデーションになった組紐。


今日のお稽古は山里棚を使った濃茶点前をさせて戴きました


お菓子は可愛いピンクの求肥地に桜を模した砂糖菓子が乗った「花かさね」で大石堂製。

お軸は「劫外一壺春(こうがい いっこのはる)」と書かれた墨跡。


茶花は「一休」椿と黄梅が活けられていました。


お稽古の後はバレエ帰りの娘を迎えに行き、そのまま英会話のレッスンへ。息子は娘の英会話の様子を見るのが大好きで、教室へ入りたがって大変です


教材でもらった英語の歌を車内でかけているからか、ABCの歌やほかの英語の歌もなんとなく覚えてしまったようです


夜は夫の帰宅に合わせて私たちも家に帰り、子供たちの寝支度を早めに済ませて、ゆっくりディナーを楽しみました


今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

【イタリア料理教室:シチリア料理編・3月】


前菜はアンチョビとドライトマトのジャガイモサラダ。ジャガイモが大好きな私にとってはこの時期を楽しみに待っているメニューで、いつもたくさん作って平日のランチに持って行っています


パスタはクスクス・トラパネーゼ。スープを漉す作業が少し大変ですが、それ以外はとっても簡単にできる一品。作りたてでないとこの美味しさは味わえません


メインはメカジキのソテー、サルモリッリオソース。緑色の綺麗なソースが、春の訪れを予感させるような一品です。レモンの酸味が効いています




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