株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(11.9.06)

2006-11-08 19:54:01 | 明日のモニタリング銘柄
今日は日経の下げに付き合って新興市場の下げが加速。これはトコトン下げないと駄目かも知れません。マザーズ指数のOSCは-5%の30%、ヘラクレス指数も-3%の38%です。日経ジャスダック平均に至っては、-10%の31%まで落ちました。もっとも日経ジャスダック平均は10月11日に18%まで落ちましたので、まだまだ「余裕」があります。TOPICSは、9月13日にOSC30%という安値をつけてから、9月25日に1546ポイントの安値を付けておりますが、今日はOSCが-4%の40%で安値が1596ポイントです。後50ポイントほどの下落で、9月の安値に追いつきます。マザーズ指数も後50ポイントほどの下落で10月11日の安値の1071ポイントに追いつきます。これは偶然でしょうか?

日経平均こそ、9月25日に15514円の安値をつけOSCもその前9月20日に37%をつけて以来11月1日の38%を底に切りかえして、今日で16216円とまだ4.5%の上昇を維持しておりますが、TOPICSはそれより低い上昇率である3.2%に留まっております。ちなみにマザーズ指数の10月11日の安値からの上昇率は5.3%です。つまり、日経平均よりまだ上昇率が上なのです。これは意外な結果です。このところの日経の調整が急であったとはいえ、今は新興市場の方が相対的な「調整不足」なのですね。

市況概況はこのくらいにして、明日は今日の調子で新興市場はまだまだ下げると見ております。そうなると益々市場参加者が減りますので、結局は行き着くところまで行かないと反発はないと思います。個別銘柄の動きは別です。上方修正銘柄とか。それも今日のザッパラスなどに見られるように、結局はその日の高値で手仕舞わないとじり貧となってしまうのが今の相場です。

それなら完全に休んでいればいいのに、今日はあまりに落ちすぎたと見た4816東映アニメーションを2240円で追加してしまいました。引け際に一時2260円あたりまで戻したのでこれはと思って指していたら、残り5分を切って指し値を通り越して2205円の最安値を付ける始末です。それだけ超短期でしか参加していないトレーダーが多いことを痛感しました。(かくいう筆者もその超短期トレーダーですが)逃げるまもなくそのまま持ち越し。仕方ありません。あと1週間ほどはホールドするかも知れません。2000円まで耐えればこの株は必ず11月28日の中間決算までにはある程度戻す筈です。PER14倍弱のアニメーションというコンテンツメーカーなど今時探しても見つかりません。

愚痴はともあれ、明日の注目銘柄です。逆張りが多くなりそうです。


1.4809パラカ
 10月11日の安値に接近。OSCもその時より1%低い29%です。落ちきった所を見定めてからの買い。後数日か。

2.2459アウンコンサルティング
 10月12日の安値の299Kを既に下回り、OSCは+4%の34%終了です。指数値は当時の半分。本来なら上げるはず。但し、PER55倍が上値を重くしているのか?

3.6162ミヤノ
 今日はOSCが+2%の45%で終わったのは立派。425円の公募価格からはまだ100円少々の乖離。終値の313円というのは筆者の誕生日の数字です。これを記念してという訳ではありませんが、何とか公募価格まで戻して欲しい一心から明日は注目。鈍牛と言われようが何と言われようがこうなるともう気にしません。何とか切りかえして欲しいものです。こんな株のホルダーになるとは夢にも思っておりませんでした。実は。

4.3814アルファクスフードシステム
 この株、今日はじり貧で-6Kの終了。それなのに何故に注目? それは指数値が11月6日にあと4Kの下げで並ぶためです。明日は、更に押されて228K以下220Kあたりまで落ちた時のみ買いか。

5.8739スパークスグループ
 この地合にしては健闘した部類。しかし、もし明日たがが外れれば10月12日の75Kへ向かって真っ逆さまのリスクもあり。今日はOSCが32%で前日同値。RSIは18%まで落ちるも+300円と踏ん張る。PER16倍はMBHと同じ。イートレは23倍。そのMBHの方が10月12日の安値の86300円に接近中。

【急下落注意】

・3349コスモス薬品
 日経に取り上げられたのが「仇」となったか?そんなことはありません。必ず反発に転じる筈。後数日の辛抱か。

・8706極東証券
 10月12日の安値1159円を既に下回り、OSCも22%と最低ラインに達しました。RSIもついに19%です。逆風が吹く中、どこで底を打つか?底は近い。

・8426ニッシン債権回収
 9月26日に付けた36650円まで後千円少々まで今日は迫りました。まだ下落が続きますが、今日のOSC40%が30%台前半まで落ちた時が底か?

・4313IXI
 指数値が10月11日よりも下回りました。翌日の安値が302Kです。今日はOSCがまだ35%。これが20%台へ突入した時が買い場ですが、302Kあたりの攻防となりそうです。

・3747インタートレード
 この株は13日の安値を大きく更新。指数値も最低値ラインまであと8K程の下落で到達。貸借銘柄とはいえここまで売り込まれると、買い戻しもあると思われます。明日更に下落しOSCが30%台前半に近づいた時が勝負か。今日は38%です。

今日は、一旦ここで終了します。追加があれば別途。

11月9日朝追加

・2411ゲンダイエージェンシー
 もう少し落ちれば反発ありか。
・4788サイバーコム 
 10月12日の安値を割り込めばさらなる下落も。
・4680ラウンドワン
 昨日取り上げたこの銘柄,OSCが41%と前日同値です。思い切って下げがあるか?
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新興市場は本格下落開始か

2006-11-08 11:18:10 | 株に出会う
今日の新興市場は、NYが2日連続上げたにもかかわらず日経先物がシカゴに反応せずマイナスで始まったこともあり、昨日のような寄り天ではなく前日比同値あたりで始まった銘柄が多かったようです。しかし、そこからは新興市場は独歩高となるような勢いは全くありません。じりじりと下げる一方です。

やむなく持ち越しの9130共栄タンカーも朝方の調子の良さも続かずに329円で売りました。テクニカルにはこのままだと十分に切り返しの条件を保っておりますが、何せ先物が下落一方です。

そして、昨日底を打ったと見た4816東映アニメーションを前日同値の2280円で指し値買いをしましたが、それ以上は上に行かず、かといって下にも持って行かれずの状態です。OSCは+2%の35%とコンバージェンスしておりますので、「相場の逆境に強い」この株の切り返しにでも、わずかな楽しみを見出すこととします。底値が堅い場合は適当に買い増す予定。

さて、マザーズ指数はついに-6%下落して29%へ、ヘラクレス指数も-2%下落して39%へと大台が変わりました。こうなるとこの中途半端な位置で留まることは考えにくい状況です。もちろん、29%台からの反発はあるでしょうが、それはわずかな反発でしょう。一気に下には行かないものです。しかし、マザーズ指数が明日も50ポイントを超える様な下落を演じれば、これは一気に20%台の前半まで下がります。そして駄目押しの下げがあって、10月11日の1071ポイント近くまでくれば、後はこのラインを勢いから言っても下に抜かざるを得ません。そして限りなく1000ポイントまで近づきOSCも20%割れまで来れば、そこで灰汁抜けかと思われます。これが最悪のシナリオですが、多少の上下を伴いながら、この下降ラインへと歩みを踏み出したというのが、今日の前場での感想です。やはり11月中旬過ぎが1つの山場を迎える時期かと思います。サイクル的に言ってもそうです。
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