株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(11.17.06)

2006-11-16 21:57:58 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場は日経に引きずられて引けにかけて下げ幅を拡大。マザーズ指数を例にとって、終値とOSCの関連を見てみます。

  日付    終値   OSC

 9月14日 1206  21%
10月11日 1073  21%
11月8日  1128  30%
11月13日 1095  27%
11月16日 1116  36%

今日の方が13日よりも終値、OSCともに大きいのが分かります。OSCが30%台という中途半端な状態で上昇に転じることはないのがこれまでの経験則です。13日はたまたま27%まで落ちましたので、外部環境とも相まってかなりの上昇を示しました。しかし、マザーズ市場は9月14日と10月11日にOSC21%を付け底打ちをしました。しかし終値は切り下げております。ちなみにその前の底値は7月18日で終値1176ポイントでOSCは23%でした。

底打ちのためには、21%~23%までOSC値が到達することが必要なようです。明日以降もこの20%台への突入と終値で1000ポイント台の前半を目指しての調整があると見た方が良さそうです。毎年11月はヘッジファンドの決算売りなどで、下げる傾向にあります。今年もちょうど明日から来週にかけてが山場かと思われます。

そこで明日は、注目銘柄も何もあったものではありませんが、相場の影響をあまり受けない銘柄で一時避難するのも1つの方法ですね。また、先んじて下げすぎてしまった銘柄があれば、それらは一足先に反発に転じるものです。また楽天のように市場の上げ下げのサイクルからそもそもずれてしまった特殊な銘柄、こうした銘柄があるかどうかを見てみることとします。

1.2459アウンコンサルティング
 下げているようですがまだOSCは43%あります。11月13日は32%に落ちておりました。この11%ほどの下げが明日あれば、サイクル的に言っても反発に転じる筈です。

2.8941レイコフ
 案の定、今日も結構な下げがありましたが、まだOSCは30%で13日の21%からは9%の乖離があります。しかし、着実にダイバージェンスは強まっております。10月11日に175Kという安値がありますが、このあたりまで下落すると21%に届いているかも知れません。月曜日にかけて引き続き注目。

3.3371ソフトクリエイト
 相場とはあまり関係なく動く地味な株です。テクニカルにはこの地合で申し分ありません。出来高がしかし少なくエントリー方法が難しい。OSC34%→36%、RSIも17%で前日同値。ゼロ終了で乖離幅-35円。

4.3397トリドール
 赤字もしくは大幅減益が多発する中で、今年上場の中ではわずかながらも上方修正を出したレストラングループ。しかし、株価は新興市場不信ともいうべき潮流に押されて反応せず。しかし、ここまで押されると一定の反発はあるでしょう。今日はOSCはまだ31%で11月10日と同値ですが、終値ベースでは-33Kとダイバージェンスが著しい銘柄です。これ以上下がればいわゆる底割れです。つまり、底が見えなくなる水準です。その点には注意。まだPER36倍というのが懸念されているのかも知れません。

5.8426ニッシン債権回収
 あえて逆張りで注目。OSC、RSIともにコンバージェンスし、指数値が5月以来では最低値まで落ちました。7月27日の安値にほぼ並びました。貸借銘柄なので売り手が容赦なく売りを入れているのでしょう。そろそろ踏み上げる時期が到来しそうです。明日は更に売り込まれるでしょうが、そこからの強烈な反転を期待したいところ。業績は上方修正しており、再度の修正も期待でき問題ないはず。PERも14倍。

6.6908イリソ電子工業
 上方修正の後、3980円まで落ちましたがさすがに拾われ始めたようです。緊急避難的に物色するならこの株も候補の1つ。OSCは32%→37%と切り返し+40円終了です。しかし、大幅下方修正をした6787メイコーの「上げっぷり」には参りました。まさに業績評価も何もない乱打仕手戦の様相。

7.4771F&M
 これはテクニカル条件だけの理由です。今年の2月10日に323Kをつけた銘柄が今は46Kです。七分の一です。来期はしかし会社側の言い分だと利益はそれなりに出すとのこと。もう誰も信用しないかも知れません。テクニカルにはOSC、RSIともに23%、7%で底打ちの気配。明日更に押されて43Kあたりまで降りてきてからの一時的な反発はあるかも知れません。今日のスパークスのように。11月8日のOSC16%というのを意識する必要があります。まだ7%程の下落が必要です。

8.5384フジミインコーポレーティッド
 今日の後半の地合にもかかわらず3200円で引けたのは強い。OSCは39%→41%へ。

9.2411ゲンダイエージェンシー
 まだ13日のOSC35%より4%高い。285Kという安値が死守できるかどうか?

10.2681ゲオ
 底割れ寸前ですが、何とか13日のOSC31%と同値で引けました。200K割れ寸前です。明日切り返すかどうか注目。

11.4680ラウンドワン
 明日400Kを切るような押し目でOSCが14日の37%(今日は46%)まで押された時からの反発力はあるかと思います。テクニカルには面白いポジションです。地合が悪くてもそのまま上げるかも知れません。指数値が実は11月8日よりも落ちているのです。押されたら買いで、そのまま割れなければ辛抱してみる、テクニカルにはそう言っていますが、訳が分からないのが株です。何事もこの世は一面的な盲信は禁物。しかし、興味をそそる値動きです。

以上です。
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先物に支えられて踏ん張る

2006-11-16 11:19:10 | 株に出会う
またまたNYが高く始まるという「僥倖」にぶつかり、日経先物に引っ張られる形で、特に昨日大きく調整していた不動産関連など元気なものでした。2337アセットMは昨日と違って寄り付きから上がる一方で昨日とは大違いです。テクニカルにはサインが出てはいたのですが、260Kという安値を昨日付けているだけに、9月20日の253Kを試しに行くと見ておりました。そう簡単には目論み通りには市場は動かないのは当たり前です。

新興市場は指数がマザーズ、ヘラクレスともにマイナスに転じるのを見て、持ち越しの5384フジミインコーポレーティッドも+30円で一旦降り、後は、逆張りの2120ネクストで+6K、じっくり待っての+1K抜きの2383日本エイムだけでした。持ち越しは相変わらずゼロ。

後場の動きを見定めないと短期勝負に徹しざるを得ません。

しかし、世界の株価が上がっているのになぜ日本株が弱いのか?昨年の上がりすぎの反動で既に高値水準であることは年初から言っておりますが、日経平均の昨年からの週足のトレンドを見てみると、ほぼ昨年からの延長線上に乗っております。欧米市場も同じ傾向ですね。つまり長期的には連動しております。要は去年の暮れから年初までに上げすぎただけではないかと思う次第。ましてや来期の見通しが保守的であれば、買い上がりを今更行う必要はないかと。
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