株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

来週の市況概況(11月20日週)

2006-11-17 20:37:51 | 市場概況
今日も日経、新興市場ともに下げ、いよいよ悲観的なムードが強まってきたかに思えます。ところが、テクニカルには底打ちが間近であることを示唆しております。いや、場合によっては既に底を打ったのかも知れません。

これはこのところ筆者が言っている、新興市場でいうと10月11日の安値を今回は下回らないと駄目かも知れませんとの言葉に矛盾するようですが、少なくとも、昨日、今日のOSC値の変化を見る限り、短期的な見通しを一旦変更せざるを得ません。

次の数字がそれを物語っております。

◆11月15日→16日にOSCがコンバージェンスした銘柄数:95銘柄(39%)
◆11月16日→17日にOSCがコンバージェンスした銘柄数:159銘柄(65%)

全243銘柄ですが、うち東証銘柄が65銘柄、今年2月以降に上場した新規IPO株が50銘柄、それ以前の新興市場銘柄が128銘柄という内訳になります。しかし、東証銘柄と新興銘柄は共に同様な傾向です。新規IPO株が昨日から今日にかけてコンバージェンスの度合いが強かったようです。それだけ押されっぱなしだったということです。注目銘柄にも挙げた3397トリドールがその典型です。

過去もこのような統計を取ったことがありますが、OSCのコンバージェンス銘柄が半数を上回れば、これは立派な反転サインです。喩え短期な反転とはいえテクニカルにはそのようなことが言えます。

ちなみに、マザーズ指数も+1%ですが37%でコンバージェンス、ヘラクレス指数も+1%の38%でコンバージェンスしております。

もちろん、新興市場の日中足を見ると最後は切りかえして終わっております。この影響かも知れませんが、それだけ市場参加者がそろそろ底打ちではないかと見ている証左かも知れません。市場参加者の心理状態をオシュレーター(OSC)という道具で読み解くと、以上のことが明らかにされました。

後場の引け際に、2759テレウェイヴ、2459アウンコンサルティングを少々買いました。それにしても近視眼的に相場を見ていても混乱するばかりの動きです。しかし押されすぎれば8739スパークスやトリドールのようにストップ高までもって行かれるのが今の相場です。

週末は、第二のトリドールやスパークスのポジションにある銘柄を中心にスクリーニングをかける予定です。いよいよ来週に正念場を迎えそうです。

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やっと下落が加速

2006-11-17 11:15:44 | 株に出会う
新興市場は、さすがに連日のNYの上げに寄り付きから反応することなく、尻下げの展開からマザーズ指数はやっと1100円を割り込みました。個別の銘柄でも底割れを起こしている銘柄が多く見られます。(底割れとは前回のOSCの最低値とその時の終値を両方とも割り込んでしまった銘柄を、筆者が勝手にそのように称しております。)

2337アセットMもそうです。底割れすると前回9月20日の253Kというのが次に意識されてきます。少しオーバーランすると思って251Kで待っておりましたが、前場ではそこまで届かず。もし後場に悲観的な追い証投げでもあれば、253K割れが大きくなると後は底なしです。相場全体が底を打つまでは、基本的には下げ続けます。

マザーズ指数も前回の1071ポイントという底値を割らない限り、反転しないと言い続けてきました。後20ポイントほどですが、今回の下落は恐らく今日はこれに少し近づくものの何とか切り抜け、今晩のNYあたりの下落が最後の引き金になって、月曜日の前場から後場の途中にかけて大底を打つのではないかと見ております。その時の指数値は、今の段階でOSCが36%もあることからすると、後50ポイントほどの下落にはなると見ております。1000ポイント割れまでいけば申し分ありません。

と言うわけで、前場は落ちてくるナイフを潔く拾う訳にもいかず、かといって池に落ちたずぶぬれのイヌを鞭打つような売りもできず売買はゼロです。唯一、2681ゲオを202Kの指し値撤回したことが悔やまれます。ここで粘りきれずに201Kまで落ちると踏んで変更したのです。3397トリドールはテクニカルに反応し過ぎ。あまりに高く始まり売買放棄でした。
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