様々な試行錯誤を続けてきておりますが、そこで分かったことは、株式相場の先行き予測の困難さは、上がり過ぎると下げ調整のモーメンタムが働き、逆に下がりすぎると上げ調整のモーメンタムが働く、という法則が基本的には当てはまりますが、それは日々の値動きに対する限定的な見方であり、もう1つ、中長期的な波動についても同様なことが言え、その中長期と日々の値動きが微妙に相関し波動しあい、上げ下げを気儘に繰り返すということから来ているのではないかと思います。
単純に考えるなら、4本足だけで日々の相場の先行きを見るだけなら、筆者が使っている様々な指標の中でも、不協和音が時として生み出されるその時が、その日またはその後の数日の相場の先行きを暗示するのではないかと、ここにきてやっと気がつきました。
その不協和音が生じるポイントというのは、
1.14日MIN指数値が前日比プラス(つまりグリーン化)しているのに、売られ過ぎサインが点灯しているケース。
2.14日MAX指数値が前日比マイナス(つまりピンク化)しているのに、30日壁突破サインが点灯しているケース。
以上の2つのポイントとなります。
1も2も売られ過ぎ、または壁突破のサインが先行指標として考えることができます。特に点灯したばかりの日については、1のケースは終値ではほぼマイナス終了となっております。2にケースは逆に終値ではプラスのケースが多いです。
そこで、両方の特異点をマークした日の買いタイミング、もしくは売りタイミングですが、これから試行をしていきますが、概ね、以下の法則に当てはまるようです。
1.前日安値、高値を下回って、OSCも前日比で下回ったタイミングで売り。
2.逆のケースは買い。
しばらくは、この方式で明日のモニタリング銘柄のスクリーニングを行って検証を続けますので、日によってはモニタリング銘柄なしという日もありますので、そこはご了承下さい。ちなみに来週月曜日はゼロです。
以上です。