7月23日(火)のレーザーテック研究です。
朝の気配値は、ADR株価をかなり上回る前日比1000円ほども高い状態。当然ながら、特買いで始まりました。30000円まで届いておりますから、この段階で1000円高。しかし、この9時10分がまさかのピーク。前日高値をあっさりと割り込むと、後は前日終値+アルファのプラスを維持しているところでもみ合った後、10時半頃から例によって急落開始。
この段階で、昼間も書いたOSCの前日比がマイ転していたはず。そこを冷静に読み解けなかったのが大いなる反省です。どうしても、このレーザーの値動きは、市場参加者の意表を付く値動きが多いため、いわば、疑心暗鬼(上がると梯子を外されるのでは?、下がると更に下に持っていかれるのでは?)に心理状態が左右されます。
これでは駄目ですね。
冷静に、今日のような相場であれば、このような展開になる、といった事前の読みが如何に大切か。まず、レーザーの立ち位置は、
1.各MAラインからかなり下で、買いの含み損を抱えた方がかなりいる。
2.アメリカ市場が活況を呈しての、日本市場での「特買い」スタートは、そうした方にとっては、絶好の逃げ場となる。
という認識で場に立ち向かうべきでした。つまり、上値をどんどんと追うようなことはなく、レーザーテックの特徴ですが、一瞬、昨日の高値を抜いてしまうことがあります。つまり、オーバーシュート。
従って、前日高値を上から下に抜けるときが、第一の売りチャンスと心得ておくべきでした。
その次は、昼間にもかいたOSCのトレンド転換がある時に、いわば機械的な売りを仕掛けること。
後場開始直後にもチャンスは有りました。筆者はちょっと別の作業をしていたので、そのチャンスを逃しました。どういう心理状態がホルダーその他の方々を覆ったかというと、あれだけ特買いで始まったのに、何と、前場終了段階で750円ほども安い。これはとんでもない日だと感じたランチタイムトレーダーの売りが、後場の寄り付きから湧き上がるという想定をすべきでした。案の定、後場は110円も下で寄り付き、5分後には更に100円の下落。
しかし、そこからは虎視眈々と反転攻勢の動きを狙っていた方々の買いが入りました。13時24分に28600円まで上昇。ここまでが、今日のハイライトでしたね。
その後は、13時半前に一目均衡表の雲に上値が抑えられてからは、もういつもの昼寝タイムの値動き。そこで筆者は外出。
要するに、このレーザーの売買は、まずは事前に戦略的に考え、その後は節目のテクニカルな位置取り(OSC値など)でのエントリータイミングを狙うということになりますが、とにかく目先の値動きに翻弄されて、上がるのを無理に追いかけたり、下がるところを勝手な反発期待で買いを入れたりしないこと。
逆説的ですが、ご自身の心理状態と真逆の売買をする方が、よっぽどうまくいくようです。だけども、この心理状態を場中に維持するのはかなりの困難を伴いますね。もっと鞭を入れて鍛錬しないと。。。
長文失礼しました。
以上です。