7月25日(木)のレーザーテック研究です。
4万円を最後にマークしたのが6月4日でした。5月23日には45500円まで上昇しており、この頃はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。わずか1ヶ月と20日で15000円も下落するとは、まさか思わなかった方がほとんどでしょう。
もうこうなると、テクニカルにはいつ反発しても良いなどと、言える段階はとっくに過ぎておりますが、あえて、1つの指標を上げると、それは総合指数。2022年3月9日に0.472まで落としております。その時の終値が17400円。しかし、そこから更に1000円ほどの下落を伴ってやっと、3月14日と3月15日に連続で安値を16350円で踏みとどまり、18000円あたりまで持ち直しましたが、そこから先に更に地獄絵図が描かれておりました。
2022年6月20日に安値を14450円まで落ち込んでおります。その時の総合指数が0.562でした。今日の総合指数の0.508というのは、既にそのラインを下回っておりますが、上記の0.472ポイントから0.562ポイントまでの復活過程で、14450円の安値をマークしたことからも分かるように、これはデータ取得期間を21日に設定していることから来る、データの再帰性の問題です。
再帰性とは、要するに一旦21日間ずつ上にリセットされていく、そのデータが再度、現状に帰するという意味で使っておりますが、これはテクニカルデータを処理する以上、どこかで均等な長さをセットして比較しないといけないので、いわばデータ処理上の歪みみたいなものとお考え下さい。
要するに、底打ちはそうした指数だけで見ることはできないという、ちょっと厄介な問題を孕んでおります。いずれにしても、今日の9日RSIがゼロという異常な状態が数日以上続くことはあまり考えられません。
この短期のRSIの異常値は、昨年の4月24日から5月1日まで5日間続いておりました。7%が最高で2%が最低。今回はそれに匹敵するような、下値模索の動きが続くかも知れません。
くれぐれも、一旦反発したからと言って、そのまま上昇するとは決して考えないことです。基本的には、反発した翌日は再度売り込まれます。そして、その押し目度合いが、最初の底よりも上に位置するかどうかがポイント。
長くなりました。今日はこのあたりまでとします。