テクニカル用語の簡単解説
最初にいつものOSC4層分析です。
注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。
①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず
1月21日(-535円)①26件 ②4件 ③6件 ④167件
1月22日(-753円)①179件②17件 ③5件 ④2件
1月23日(+256円)①12件 ②10件 ③143件④37件
1月24日(+264円)①5件 ②17件 ③169件④12件
1月25日(+536円)①5件 ②6件 ③181件④12件
1月28日(-541円)①114件②4件 ③7件 ④76件
1月29日(+391円)①17件 ②1件 ③48件 ④134件
1月30日(-133円)①46件 ②45件③63件 ④45件
1月31日(+247円)①8件 ②49件③135件④7件
2月1日 (-95円) ①31件 ②28件③66件 ④74件
2月4日 (+363円)①30件 ②5件 ③118件④60件
2月5日 (-114円)①61件 ②17件③41件 ④84件
2月6日 (-646円)①117件②36件③23件 ④26件
2月7日 (+108円)①65件 ②10件③43件 ④85件
2月8日 (-190円)①80件 ②37件③37件 ④50件
2月12日(+5円) ①104件②7件 ③48件 ④44件
2月13日(+46円) ①38件 ②18件③79件 ④65件
2月14日(+558円)①8件 ②1件 ③136件④57件
2月15日(-4円) ①14件 ②26件③128件④34件
2月18日(+13円) ①12件 ②33件③114件④43件
2月19日(+123円)①40件 ②17件③65件 ④80件
2月20日(-448円)①122件②30件③18件 ④33件
2月21日(+378円)①12件 ②7件 ③132件④51件
2月22日(-188円)①28件 ②62件③72件 ④38件
2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
②が106件とは驚くべき結果です。これがテクニカル指標の限界点かも知れません。と言うのは、期間を区切っての4本足データのみによる機械的な計算結果であること、更に、地合の位置取り(底値近辺か、中庸な位置か、ピーク近辺に寄せ集まっているのか等)によるデータの偏向については考慮できないこと。この弱点が図らずも露呈しているようです。最初の点については、端的には、先週金曜日段階では、752円も下げた1月22日のデータ(28日前)までが反映されておりますが、翌日からの1000円を越えるリバウンドが、どうも②の銘柄数を激増させているようです。その意味では、テクニカルには「先見の明」を見せてはおりますが、テクニカル指標は、明日の世の中の動きまでは見通せません。その限界でしょう。
②のコンバージェンス銘柄は、地合が大底から這い出す兆候としては、これまでは機能してきました。かろうじて、中庸な地合の場合もそれなりのサインを出しておりました。そのような範囲での限定的な使い方も必要かも知れません。
いずれにしても、金曜日のNYダウの変調やら、為替の急激な円高やらで、明日3月3日に日本市場が一旦押されてから切り返してプラ転に近いところまで行くとは、とても思えないのが、マクロな市場動向から言えるところです。
ところで、大切なのは明日は一体どこで下げ止まるのか?ということです。
NYダウがOSCのピークポイントからの300ドルを越える下落を示したのは、直近では1月31日にOSCを64%まで上げた後、2月5日に370ドル安を付けたケースが、今回の状況に近似しております。
その時の日経平均の2月6日の動きを見ると、寄り付きは約200円安で成立し、その後チョイ上げはあったものの、引けにかけてズルズルと安値を更新し、結果として終値は646円安と最悪の下げを記録しております。それから3日目の2月12日に今年2番目の安値の12923円をマークしました。
明日は、この日のパターンに似通った動きをするのではないかと思われます。ひとまず、13000円割れまでの下落は想定に入れておいた方が良さそうです。但し、その時と違って、金曜日に日経平均は既に322円もの下落調整を行ってしまっております。2月5日は114円の下落調整に留まっておりました。つまり、今回は200円ばかり先行して下げております。こうした点からすると、特に根拠はありませんが、600円もの下落が明日起きるのではなく、せいぜい400円程度の下落で止まるのではないでしょうか。13200円辺りでの下げ止まりですね。ちなみにシカゴCMEは13305円での終了です。その関係からもちょうど良い下落想定ではないでしょうか。但し、オプションの週間のプットを見ると、13000円にリーマンとJPモルガンの大量の買いが入っております。最悪、13000円割れも覚悟しておく必要がありそうです。
そこで、明日の戦略は、この13200円辺りまで日経先物が届いた時から反転を開始すると想定して組み立てたいと思っております。
その時に手がける銘柄は、基本的にはこれまで調子の良かった銘柄であれば何でもOKかと思いますが、明日のモニタリング銘柄としては、押しに押された銘柄の売り枯れからの反発体勢にある銘柄を列記しておきたいと思います。
1.9438エムティアイ
387Kという2月14日の安値近辺まで降りて来てからの反転期待。
2.9020東日本旅客鉄道
やっと金曜日に立ち直りかけております。大引けには何と1300株の成り買いがありました。10億9千万円の買いです。ジェイコム君でないならどこかの機関投資家でしょう。もう一度明日は822Kの安値を試しに行く筈です。そこを仮にオーバーランしても、押されれば押されるほどその後の反発は強くなることが、金曜日に立証されております。
3.2142ユー・エス・ジェイ
新興株からはこれに注目します。OSCは+7%の38%とコンバージェンス。RSIもこのところの最低値の28%をマーク。明日の押し目からの反転はある位置取りです。一応、このところの安値の64100円あたりまでの押し目は想定しておくと良いでしょうね。
4.2914日本たばこ産業
コア銘柄からはこれにも注目。結局、今回の餃子騒ぎが起きて以来の最安値を金曜日はマークしております。インサイダー疑惑がここまで騒がれましたので、意地でも下げなければならなかったのかも知れませんが、既に「犯人」は空売り抜けていることでしょうから、後の祭りとはこのことです。しかし、池に落ちた犬を鞭打つような今回の下落が、更に明日の地合の悪化で酷くなるようだと、テクニカルにも反転するのがこの世の摂理かと。
5.8924リサ・パートナーズ
金曜日はダヴィンチショックとやらで、やたら下げました。もう一押しの駄目押しで明日も切り返す気配はあります。172Kという1月22日の安値までは下りないでしょうが、根気よく下げ止まり気配をウォッチしておくと報われるのかも知れません。
6.4564オンコセラピーサイエンス
一時の火山の噴火を思わせるような値動きと出来高は、パタリと止んでおります。しかし、テクニカルには不気味に再噴火のエネルギーをため込んでおります。この株はもちろん地合には全く関係ありません。円高も関係ありません。そうなると、一部のヤクザなトレーダーがひとときの憂さ晴らしに、ひょっとしてこうした株に目を付けるかも知れません。その兆候はやはり何かのニュースは別にしても出来高でしょう。しかし噴火の確率は5%程度でしょうか。あまり真面目に監視するような銘柄ではありません。何しろ、英語の略称はOTSです。最近氾濫しているKY用語風にいうと、この株は、「Ohzon抱えて-Tokkuに-Shindeいる」になるのだそうです。嘘です。
以上です。
最初にいつものOSC4層分析です。
注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。
①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず
1月21日(-535円)①26件 ②4件 ③6件 ④167件
1月22日(-753円)①179件②17件 ③5件 ④2件
1月23日(+256円)①12件 ②10件 ③143件④37件
1月24日(+264円)①5件 ②17件 ③169件④12件
1月25日(+536円)①5件 ②6件 ③181件④12件
1月28日(-541円)①114件②4件 ③7件 ④76件
1月29日(+391円)①17件 ②1件 ③48件 ④134件
1月30日(-133円)①46件 ②45件③63件 ④45件
1月31日(+247円)①8件 ②49件③135件④7件
2月1日 (-95円) ①31件 ②28件③66件 ④74件
2月4日 (+363円)①30件 ②5件 ③118件④60件
2月5日 (-114円)①61件 ②17件③41件 ④84件
2月6日 (-646円)①117件②36件③23件 ④26件
2月7日 (+108円)①65件 ②10件③43件 ④85件
2月8日 (-190円)①80件 ②37件③37件 ④50件
2月12日(+5円) ①104件②7件 ③48件 ④44件
2月13日(+46円) ①38件 ②18件③79件 ④65件
2月14日(+558円)①8件 ②1件 ③136件④57件
2月15日(-4円) ①14件 ②26件③128件④34件
2月18日(+13円) ①12件 ②33件③114件④43件
2月19日(+123円)①40件 ②17件③65件 ④80件
2月20日(-448円)①122件②30件③18件 ④33件
2月21日(+378円)①12件 ②7件 ③132件④51件
2月22日(-188円)①28件 ②62件③72件 ④38件
2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
②が106件とは驚くべき結果です。これがテクニカル指標の限界点かも知れません。と言うのは、期間を区切っての4本足データのみによる機械的な計算結果であること、更に、地合の位置取り(底値近辺か、中庸な位置か、ピーク近辺に寄せ集まっているのか等)によるデータの偏向については考慮できないこと。この弱点が図らずも露呈しているようです。最初の点については、端的には、先週金曜日段階では、752円も下げた1月22日のデータ(28日前)までが反映されておりますが、翌日からの1000円を越えるリバウンドが、どうも②の銘柄数を激増させているようです。その意味では、テクニカルには「先見の明」を見せてはおりますが、テクニカル指標は、明日の世の中の動きまでは見通せません。その限界でしょう。
②のコンバージェンス銘柄は、地合が大底から這い出す兆候としては、これまでは機能してきました。かろうじて、中庸な地合の場合もそれなりのサインを出しておりました。そのような範囲での限定的な使い方も必要かも知れません。
いずれにしても、金曜日のNYダウの変調やら、為替の急激な円高やらで、明日3月3日に日本市場が一旦押されてから切り返してプラ転に近いところまで行くとは、とても思えないのが、マクロな市場動向から言えるところです。
ところで、大切なのは明日は一体どこで下げ止まるのか?ということです。
NYダウがOSCのピークポイントからの300ドルを越える下落を示したのは、直近では1月31日にOSCを64%まで上げた後、2月5日に370ドル安を付けたケースが、今回の状況に近似しております。
その時の日経平均の2月6日の動きを見ると、寄り付きは約200円安で成立し、その後チョイ上げはあったものの、引けにかけてズルズルと安値を更新し、結果として終値は646円安と最悪の下げを記録しております。それから3日目の2月12日に今年2番目の安値の12923円をマークしました。
明日は、この日のパターンに似通った動きをするのではないかと思われます。ひとまず、13000円割れまでの下落は想定に入れておいた方が良さそうです。但し、その時と違って、金曜日に日経平均は既に322円もの下落調整を行ってしまっております。2月5日は114円の下落調整に留まっておりました。つまり、今回は200円ばかり先行して下げております。こうした点からすると、特に根拠はありませんが、600円もの下落が明日起きるのではなく、せいぜい400円程度の下落で止まるのではないでしょうか。13200円辺りでの下げ止まりですね。ちなみにシカゴCMEは13305円での終了です。その関係からもちょうど良い下落想定ではないでしょうか。但し、オプションの週間のプットを見ると、13000円にリーマンとJPモルガンの大量の買いが入っております。最悪、13000円割れも覚悟しておく必要がありそうです。
そこで、明日の戦略は、この13200円辺りまで日経先物が届いた時から反転を開始すると想定して組み立てたいと思っております。
その時に手がける銘柄は、基本的にはこれまで調子の良かった銘柄であれば何でもOKかと思いますが、明日のモニタリング銘柄としては、押しに押された銘柄の売り枯れからの反発体勢にある銘柄を列記しておきたいと思います。
1.9438エムティアイ
387Kという2月14日の安値近辺まで降りて来てからの反転期待。
2.9020東日本旅客鉄道
やっと金曜日に立ち直りかけております。大引けには何と1300株の成り買いがありました。10億9千万円の買いです。ジェイコム君でないならどこかの機関投資家でしょう。もう一度明日は822Kの安値を試しに行く筈です。そこを仮にオーバーランしても、押されれば押されるほどその後の反発は強くなることが、金曜日に立証されております。
3.2142ユー・エス・ジェイ
新興株からはこれに注目します。OSCは+7%の38%とコンバージェンス。RSIもこのところの最低値の28%をマーク。明日の押し目からの反転はある位置取りです。一応、このところの安値の64100円あたりまでの押し目は想定しておくと良いでしょうね。
4.2914日本たばこ産業
コア銘柄からはこれにも注目。結局、今回の餃子騒ぎが起きて以来の最安値を金曜日はマークしております。インサイダー疑惑がここまで騒がれましたので、意地でも下げなければならなかったのかも知れませんが、既に「犯人」は空売り抜けていることでしょうから、後の祭りとはこのことです。しかし、池に落ちた犬を鞭打つような今回の下落が、更に明日の地合の悪化で酷くなるようだと、テクニカルにも反転するのがこの世の摂理かと。
5.8924リサ・パートナーズ
金曜日はダヴィンチショックとやらで、やたら下げました。もう一押しの駄目押しで明日も切り返す気配はあります。172Kという1月22日の安値までは下りないでしょうが、根気よく下げ止まり気配をウォッチしておくと報われるのかも知れません。
6.4564オンコセラピーサイエンス
一時の火山の噴火を思わせるような値動きと出来高は、パタリと止んでおります。しかし、テクニカルには不気味に再噴火のエネルギーをため込んでおります。この株はもちろん地合には全く関係ありません。円高も関係ありません。そうなると、一部のヤクザなトレーダーがひとときの憂さ晴らしに、ひょっとしてこうした株に目を付けるかも知れません。その兆候はやはり何かのニュースは別にしても出来高でしょう。しかし噴火の確率は5%程度でしょうか。あまり真面目に監視するような銘柄ではありません。何しろ、英語の略称はOTSです。最近氾濫しているKY用語風にいうと、この株は、「Ohzon抱えて-Tokkuに-Shindeいる」になるのだそうです。嘘です。
以上です。
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