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13000円の攻防

2008-03-03 11:16:40 | 株に出会う
前場は、シカゴCMEの先物価格13305円はあえなく陥落。金曜日から事態は悪い方向へと歩み始めていたと言えます。

円高も金曜日よりも更に進行中。103円割れもありましたが今のところ103円を挟んで膠着状態です。国債先物は10時50分に138.93円という高値をマーク。これは1月24日の138.94円の高値以来です。

ここがネックラインとなって、これ以上の債券への逃避ではあまり妙味がないと考えて、株の方に一気に資金を流し込むのか、それとも、13000円でのプットの買いを大量に抱えるリーマンブラザーズとJPモルガンが更に仕掛けて、13000円割れまではともあれ持っていくのかが後場の焦点です。

13000円割れになれば、一斉に投げが出る予感がします。その場合12900円少々での下値抵抗線が死守できるかどうかですが、今日のところはこのまま為替が推移すれば、12930円近辺で下げ止まるのではないでしょうか。或いは、一瞬13000円割れを演じてから一気に買い戻しが入る可能性もありそうです。

前場にかけては押されているようですが、実は、日経平均先物の分足のMACDはゼロ値近辺まで上り詰めております。ということは、ここからの反落を予感させる動きです。

それにしても、前場の押されたところは買いと決めておりましたが、先物がだらだらと下降している過程で買いに入れず、そうこうするうちに、仕手筋の小型株がスルスルと動き出しておりました。2766日本風力開発や6255NPC、それに2371カカクコムや6263プロデュースといったまとも系まで。

これらの銘柄は地合はほとんど関係ありません。いわば付和雷同型の株です。買いが買いを呼ぶ、売りが売りを呼ぶだけの需給目当てのその日限りに資金が集まっているに過ぎません。

これらに突っ込む訳にいかず、ある程度下で指していた4銘柄ほどはどれも突き刺さらず、前場は時間の無駄と相成りました。

それにしても、先行きの雰囲気が悪いですね。この兆候は数日前には出ていたのですが、円高の一気の進展といい、物事は動き出すと早い。そして動き出してからノコノコと付いていったのでは利益は付いてきません。かといって、早めの仕掛けでは怪我をする確率も高いのが今のボラティリティの高い相場です。

今のこのトレンドでは、個別株を見ても、金曜日のOSCの大量のコンバージェンスは、4層分析の中の①への転落を前にしての執行猶予枠としての②のコンバージェンス銘柄の大量発生だったようです。いわば、アフリカのサバンナでのバッタの大量発生と酷似していた訳です。幾ら何でも、今日のところは、気味悪いほどに黒く変色したバッタの大群に食欲をそそられる方々はいなかったようです。後場も、クソまずい黒色バッタだけは食わないようにせねば。。。

ここからは一旦、①が大量に溜まって、そこからの反転のサインは②の増加(30-40銘柄)を目安に、次の底値での突っ込み買いに活路を見出したいと思っております。その時までにバッタの色が、黒からまともな人間?の食欲をそそる緑色に変わってくれているのかどうか???

サブプライム色は、いうまでもなく漆黒でした。これ以上の黒はありません。多少の白(減税やらの財政出動と、遅れてしまった金利引き下げ)は、すぐに黒に染まってしまうのが、この世の摂理でしょう。

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