追加とありますが、以前から着目はしていた手法があります。
それは、21日MAX指数値と21日MIN指数値の変化に着目する手法です。
1.最も明快な変化
21日MAX指数値 当日>前日、前日<前々日 ➡️買い
21日MIN指数値 当日<前日、前日>前々日 ➡️売り
2.底値からの脱出時に見られるパターン
21日MAX指数値 当日<前日&
21日MIN指数値 当日=前日、前日<前々日 ➡️買い
3.高値からの陥落時に見られるパターン
21日MAX指数値 当日=前日、前日>前々日&
21日MIN指数値 当日>前日、前日=前々日 ➡️売り
いずれも、OSCは下落時は前日より減り、上昇時は増えますが、一部例外はあります。データの取得方法が異なるためです。
当然ながら、1のケースの場合、指数値は場中に刻々と変化しますので、エントリータイミングは、基本はOSCが前日比でプラスに転じた時となります。
2と3のケースは、これは前日までのデータにより確定しております。
例えば、レーザーテックの直近のケースでは、7月3日に上記2のケースが現れました。その日の指数値は次の通りです。
当日MAX指数値=26660 当日MIN指数値=23240
前日MAX指数値=27910 前日MIN指数値=23240
当日の指数値は24030ですから、上記のどの指数値も当日の指数値の変化の影響は受けません。
この3日のレーザーテックの値動きを見ると、
寄り付き値:34480円 高値:34840円
安値:33960円 終値:34750円
この値動きを見ると、一旦、安値まで押し込まれて、その後高値まで駆け上がり、終値はそこから90円ほど下げて終了しているようです。
OSCは最終的には前日比で2.3%のアップです。安値をマークした時のOSCは、今となっては確かには分かりませんが、仮に前日比でマイナスになっていたとしても、どこかのタイミングでプラスに転じるはずです。その段階で、今日は「上げの日」との確信を持って買いに入るという算段です。
このような変化を、リアルタイムに監視銘柄すべてについて表示させる管理表も修正しました。
来週以降、このようなテクニカル指標の有効性を追加で検証して行きたいと思っております。
ちなみに、週末現在でこのシグナルが出た銘柄は、141Aトライアルホールディングだけです。
この銘柄、別の指標が異常値を検知したので、モニタリング銘柄としてリストアップしましたが、金曜日は、寄り天状態となってしまったようです。前日の終値を割り込む段階でシグナルが点灯。OSCも-12%ほども下げております。
寄り付きから30分で2769円まで65円上昇しておりますが、この時のOSCは60.2%でした。前日が60%ちょうどでしたので、この上昇でアップアップとなったようです。以後は、力なく下降曲線をたどっております。
もし、OSCに着目していれば、60%を切ってから回復しそうにないプラスの段階での利確売りが可能となっていたはずです。
こうした個別株の値動きとOSCとの関連性についても、検証を続けていきたいと思っておりますが、何度かの試行錯誤を経て、テクニカル検証の段階はほぼ完了。
以上です。
注)MIN/MAX値は、それぞれ過去21日間での最低・最大の指数値を、時系列
表示させております。