団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

失恋の秋

2016-10-26 06:13:56 | 日記
 先週の水曜日の中日新聞に、西田小夜子さんの「妻と夫の定年塾・失恋の秋」というタイトルでエッセーが載っていました。


 息子が失恋したらしい。相手は半年ほど前、家に連れてきたことがある感じのいい女性だった。

 恒司さん夫婦は息子の結婚に期待していた。三十六歳の息子は仕事熱心な会社員だが、
少々偏屈なところがあった。
「あなたにそっくり」と妻に笑われるほど、父と子は顔も性格も似ている。

 恒司さんは「何も聞くなよ。放っといてやれ」と、おしゃべりの妻に注意した。

 夫婦は同じ十月生まれなので、誕生日も土曜の夜、二人でいっしょに祝う。
今年も、息子は両親に一万円入りの封筒を渡し、ケーキを買ってきてくれた。

 出前のにぎりずしと、妻の手料理が賑やかにテーブルに並んだ。
「おめでとう」と乾杯した後、突然、息子が明るい声で言った。

 「あのさあ、振られちゃったんだおれ。結婚しようって決めてたから、
ショックだった。向こうも同じ気持ちだとばかり思ってたんだけど、
おれ以外に付き合ってる男がいたらしい。女は強いなあ」

 恒司さんは「そうか。ま、いろいろあるからな」とあっさり応じる。
妻も「あせらなくていいのよ」と笑いながら言った。

 若い時に、恒司さんも何度か失恋している。
苦い恋の思い出を重ねた末、妻と出会ったのだ。

 「好きな人は見つかるもんだよ。恋はしないよりした方がいい」
 父親らしく温かい目で恒司さんは息子を見つめた。



 息子の失恋か!
1回は知っています。
成人式がきっかけで、久しぶりに会った中学生時代の同級生と付き合っていました。
2年ぐらい付き合っていたようですが、フラれたようです。
この男性のように結婚適齢期でなかったので、何も言いませんでした。
こちらも聞きはしなかったです。
私にしてみれば、失恋なんて当たり前の出来事ですから。(笑)
でも、失恋直後は元気がなかったかな。

 普通は親に失恋したことなんて言わないですよね。
このエッセーは彼女を親に紹介したから、失恋のことを話したと思うのですが。











恋愛症候群~その発病及び傾向と対策に関する一考察~
コメント (14)
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