ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

修道大学附属鈴峯バトン部 2019.1.20 広島県 ダンスフェスト

2019-02-13 21:37:36 | アート・文化

以前紹介させて頂いた広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校バトン部。

アラディーンの1枚目のCDの中から「9 ナイン」「ジプシーの宴」を使ってバトントワーリング全国大会に出場された事は以前記事を書いた通り。その後、様々なイベントで、そのパフォーマンスを披露されていたそうですが、

先日行われた第3回広島県ダンスフェストに出演し,バトン大賞と特別賞を受賞することができたそうで(しかも100点満点中93点の高評価で会場を沸かせました!笑:西谷顧問 談)、その動画をアップして頂きました。

全国大会の会場でも拝見させて頂きましたが、アラビアンナイト風の衣装を着て、バトンを捌きながら目まぐるしく動き回るパフォーマンスは、正しく「ジン(アラブ世界の妖精)」のようです。

皆さんも是非ご覧ください。

修道大学附属鈴峯バトン部 2019.1.20 広島県 ダンスフェスト


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2枚目のジャケットのイラスト

2018-07-15 00:37:48 | アート・文化

まず初めに、大阪の地震に加え、今回の平成30年7月豪雨で被災された皆様にお見舞いの言葉を申し上げ、一日も早い復旧が行なわれるよう心からお祈り申し上げ、お題目を送らせていただきます。

さて、やっと出来上がりました!2枚目のアルバムのジャケット用のイラストです。

久しぶりに本気で描いてみましたが、やっぱり時間が掛かります。描き始めてから9日目にして仕上がりました。

スキャナーで取り込んだ画像は、やはり原画とは違った感じになりますが、修正して大分近い感じにはなります。

ともあれ、本当に久しぶりに画材屋に行ってペン先、ペン軸、プロ用の透明色鉛筆とか、悩みながら購入した甲斐がありました。

思い返すと、高校時代に進路に悩み、地元の大学の教育学部の美術科に入学出来て、4年間、絵に没頭してました。

やはりその時に磨いた技術は忘れないモノです。

さぁ、ジャケットのデザインに取り掛かります!

ちなみに今回は紙に鉛筆で下書きして、ペン入れ、透明色鉛筆で色を付けました。

割と上質な画用紙を使ったのですが、ケント紙ではなかったので、思った以上にペン入れの時に作業がはかどらず悩みましたが、色付けの際は割と素直に色付けが出来ました。

下の写真は途中経過の様子。

さて、今回制作した不死鳥の配色は日本の寺社仏閣に彫られている伝統的な鳳凰の彫刻を元にしています。

炎の様子は、不動明王像の光背を元にしていますが、この不死鳥のデザイン自体は私のオリジナルです。

不死鳥は500年に一度、寿命が尽きる時に炎で自らの体を焼き、その灰の中から復活する、と言われていますが、

様々な文献にあたってみると、鳥自体を魂の象徴、つまり死後の魂として捉える考え方が世界に広く分布しているようです。

仏教では、生命は輪廻転生を説き、死についても、新たな生に向けての、いわば「睡眠」のようなものだと説きます。

そういう意味で言えば、あらゆる困難に負けない不屈の精神を具現化した象徴が「不死鳥」であると捉える事が出来ると思います。

今回、2枚目のアルバムを作成するにあたり、様々な試練や困難を乗り越えて来た事を思い返し、それを見事に跳ね除け、乗り越えて来た象徴として「不死鳥」という奇想曲、長年私が望んできたライフワークとしての初の1曲目の奇想曲を作曲しました。

この曲のベースはフラメンコのファンダンゴの形式を一応とっていますが、これについてはアラブ音楽と、フラメンコの共通性を意識した上で作曲しています。

フラメンコは、スペインがアラブ世界に属していた時の影響で生まれた音楽であり、フラメンコで耳にするスパニッシュ・スケールは、元々はアラブ音楽で使う「ヒジャーズ」というスケールと同じであり、また、アラブのマグレブ地方では3拍子の複合的なリズム・モードがあります。

その上で新たにスペインという土地で、ジプシー達によって育まれ、ウードからギターに代えられて発展された来た訳ですが、

それこそイベリア半島でその後起きるレコンキスタによってアラブ的な文化は排除されたとはいえ、死せずして生き残り、弾圧されても生き残り、その後、現代において世界中に広まった芸能となった事実は、

正に不死鳥の如く蘇ったと思えるのです。(ついでにフラメンコの語源は炎(フラマ)から来ているそうです。)

どんな困難や試練があったとしても、それに負けない不屈の精神を現す図像的象徴が不死鳥であり、

その不屈の精神は、炎のように燃え立つ生命力であると思います。

そうした意図を元に今回の「不死鳥」と題する絵を制作しました。 

我ながら気に入っていますw


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あけましておめでとうございます!

2018-01-01 17:45:00 | アート・文化


明けましておめでとうございます!
本年もよろしくおねがいいたします!
2018年、はじまりました!
この一年、皆様のご多幸をお祈り申し上げます!
楽しんでまいりましょう!

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「アラディーン・カルテット~another side of Alladeen vol.2」後記

2016-09-19 22:09:45 | アート・文化

昨日の9/18(日)「アラディーン・カルテット~another side of Alladeen vol.2」でした。天候が悪いにもかかわらず、お越し頂いた皆さん、ありがとうございました!前回よりもお客様が多く(笑)、ホッと致しました。

アラブ音楽を聞きに来たという方もいましたが、アラブ音楽のみではないコンサートだったので驚いた方もいたのですがw、面白がってみた頂けて良かったです。

2回目、という事もあり全体的に音がまとまって来て、イイ感じになって来たと思います。

今回は、新曲として、キャット・スティーブンスの Wild World を歌いました。この曲は、色んなアーティストがカバーしていて、曲を良く知っていましたが、オリジナルのヴァージョンは知らなかったのですが、YouTube の御蔭で知る事が出来ました。

キャット・スティーブンス って、イスラム教徒に改宗して、いまではユスフ・イスラムという名前で、未だに現役で活躍されている歌手なのだそうです。

ともあれ、ロック、ポップスのヒット曲、今後ともカバーして行きたいと思っています。

皆さん、よろしくです!

1部:
マジック・カーペット(オリジナル)
チキチキ(ハンガリー?)
ヤグバリ(ルーマニア)
カン・アグマル・ヨウム(エジプト)
バイード・アンナック(エジプト)
2部:
サマーイ・ファラッファザ(トルコ)
ユーラシア(オリジナル)
島唄(日本)
ワイルド・ワールド(イギリス)
タイム・アフター・タイム(アメリカ)
レ・セクシー(ルーマニア)


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愛の夜 後記

2014-12-10 00:33:24 | アート・文化

12月5日は、肉態表現アーティストのトマツタカヒロさんと、ベリーダンサーのMeg Mayyaさんとの実験的なパフォーマンスでした。

当初、「愛のコリーダ」という映画を3人がそれぞれ見て、そこから「愛」というテーマについて議論しながら今回のパフォーマンスを組み立てていった訳ですが、

元々、私は演劇や映画が好きなのもあって、2人のパフォーマンスに音をつけたり、曲を演奏することは、とても面白かったです。

いずれ、自分がやってみたい仕事は、映画やドラマの音楽を作曲し演奏することなのですが、テーマ性を持つ音楽というのは、概して名曲が多く、やはり音楽というのは、視覚的な要素と密接に繋がっている訳であって、

そういう意味で言えば、今回の二人の素晴らしいパフォーマンスにあった曲選びや、即興演奏を行うことは、多くの経験をさせて貰えました。

特にウードのソロ演奏が中心だったので、遣り甲斐がありました。

お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました!


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