ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

東京ラマダーン最後のリハ!

2005-09-30 02:09:10 | 音楽
今日は東京ラマダーンの最後のリハ。

大ちゃんを除く、タブラ・クワイエサ・オーケストラのメンバー全員が揃ったリハでしたが、もう出音はばっちり。

ダンサーの皆さんも時間ごとに入れ替わり立ち代りで来て頂きました。

今日のリハで傑作だったのは、私の音。

今回も、3回目のリハと同じく、ウードとガット・ギターをアンプにつなげて出すことにしたのですが、そのアンプが、なんと「ソルダーノ」と言う、ハード・ロックとかに使う大音量&歪系御用達のしろもの。

ウード、ガット・ギターの音が、共にかる~くオーバー・ドライブで強調したような音になっていて、「エレキ・ギターと対して変わんねぇジャン!」みたいな感じで、音はデカかったものの、「これってウードとかの柔らかい音と違う!」って声を上げたかったのですが、逆に調子乗って、本気でひずんだ音出しても面白いかも、何てことも考えてしまいました。

しかも調弦の時、よりによって弦が1本、中途半端に切れてしまい、張り替えなくては成らなくなってしまって・・。

それはそれとして、今回のタブラクワイエサ・オーケストラの楽器編成は以下の通り!

フルート、テナーサックス、ソプラノサックス、キーボード、ベース、エレキ・ギター、パーカッション、アコーディオン、ウード、ガット・ギター、ブズーキ、ヴァイオリン、そしてタブラクワイエサのアラブ・パーカッション

面白いですよ!ダンサー&ミュージシャンが一体となって行う超巨大イベントに乞うご期待!



友人、兼、仕事仲間

2005-09-29 01:43:54 | 音楽

月曜日は、キキちゃんと昼食。

と言っても、その前日に、朝4時まで起きていたため、私には朝食でした。

キキちゃんとは1時間半ばかし雑談。10月10日に行われる横浜チャイハネ舞踏館での彼女のアイデアを聞いたり、私の計画する「アラブ・フラメンコ・バンド」の話など、多岐に渡り、いろいろと。

キキちゃん、今は「ロマ系ダンス」を踊る機会が増えているとか。

その話を聞いて、去年「ファンファーレ・チョカリーア」が佐渡にやって来て、日本最大の和太鼓集団「鼓童」の主催するアース・セレブレーションで演奏したときの感動を思い出しました。

これが、メチャクチャ「ハイ」にさせるパフォーマンスでした。

もちろん、演奏は世界最速だという宣伝文句の通り「凄い!」んですが、見せ方が、作るわけでもなく「淡々」と、でも「熱い」んですね。

曲順も練られていて、ダンスに適するような曲、特に「コーヒールンバ」の時は、ロマ・ダンサーがやって来て、もうお客は大騒ぎ!

実は、帰りの船でこの「ロマ・ダンサー」の「アウレリア」と話す機会があり、実は彼女ドイツに行った時にベリーダンスのワークショップを受けたことがあるとか。

やっぱり「ロマ・ダンス」も「ベリーダンス」も相性が良い、つまり同根と言うことでしょうか?

「フラ・ダンス」も、テクニックが似ているということをキキちゃんが言ってましたが、歴史的にも可能性大ですよね。

だって、先週に参加した「勝手にウッド・ストック」の第1夜のトリを取ったバンドが、ブラジル音楽をやるバンドで、そのリーダー件ボーカルの人が持って歌っていた楽器、名前は忘れましたが、その楽器職人がハワイに移住し、作って流行らせたのが「ウクレレ」だとか。

元々「ウクレレ」の原型の楽器って「ポルトガル」が発祥だと言うことを本で読んだことがあるのですが、ここでも繋がりをイメージできますよね。

だって楽器がつながってるんですもの。ダンスも勿論でしょう。

と言うような話に花を咲かせました。


アラブ・パーカッションWS@日原について

2005-09-28 04:35:11 | 音楽
10月29日(土)30日(日)に、奥多摩町の日原で、ダラブッカ合宿を開催いたします。

宿泊先はこちら、
http://www.nippara.com/nenenbou.html

参加はどなたでも結構です。私宛にメッセージを送ってください。
ken@freebellydance.com

紅葉の季節、日原の大自然の中、ダラブッカを叩き、踊りましょう!

もちろんダフ、レク、ジルだけの参加でも大丈夫。

晴れれば、川原で、雨天なら、近くのスタジオで行います。

大浴場もあって、良い所らしいですよ。

ちょっとしたエスケープと言う感じでしょうか。

料金は、宿泊費(1泊2日、6,000円)+ワーク・ショップ代(4,000円、2日分)です。

それではよろしくお願いします。



10月13日(木)夜10時からのダラブッカ・クラス

2005-09-28 04:02:14 | 音楽
ダラブッカ・クラスも人が増えてきてうれしい限りです。

さて、アンケートをとっていた毎週木曜日夜10時という、遅い時間から始まる「ダラブッカ初心者クラス」を10月13日より、始めることにします。

遅い時間ではありますが、皆さんよろしく!

ていうか、みんな来れるのかな?



ダラブッカを上手くなるには

2005-09-23 02:04:57 | 音楽
最近、私のダラブッカ・レッスンは好調で多くの人々に来ていただいており、真にありがたい次第です。

また、だんだん基礎が固まってきた人も増えてきているので、
この調子で行けば、半年後には、ダンサーの伴奏が出来るようになる人も出てくるような気がしています。

まだ日程は未定ですが、ダラブッカ・クラスの発表会、出来れば他のダラブッカ・プレーヤーのクラスも交えて発表会をやってみたいとも内心たくらんでいます。

実現するかどうかは、今の段階では分かりませんけどね。

さて、今日のレッスンでは「秘儀左手のダブルアクションのマスター法」について少し「秘密」を語りましたが、正直言って、この動きはなかなか「言葉だけ」で伝えることが出来ません。

私も師匠達から「こうやるんだ」と丁寧な説明を受けたわけでもなく、スーフィーのダラブッカ奏者達の叩き方を見、自分で2週間、あーでもない、こーでもない、なんて考えながら、やり方を発見したので、ちょっと説明がしにくいんです。

なんか自転車の「補助輪」を外して、「補助輪なしの自転車を走らせる」事をマスターする時のような感覚に似ています。

「左手のダブル・アクション」についてみたことも無い人には、まったく想像不可能で、興味ない人からは「そんな難しくないことなんじゃないの・・」なんて無視されがちな為、今私からこの方法を伝授されている皆さんは、将来ダラブッカがポピュラーになるときには、大手を振って「ダラブッカってこう叩くんだよ」と教えられる人に成っているとは思うのですが、そのためにも、

1.左手の指はまっすぐに伸ばして「パクパク」という動きだけで、音が出るようにする。

2.「カッ!」というはっきりした高い音を出す為に、左手の薬指が効率よく当たるよう左手の角度を調節する。

3.右手、左手の「振りかぶりの角度」に気をつける。

4.「ドン」「テ」「ク」「パ」を出す為に指や手の当たる位置や場所を「皮膚感覚」で覚える

に気をつけ、何度も練習しましょう。

最終的に練習の量で差が決まります。
ダラブッカにはまった方は、とにかく手を動かして色々研究してください。