ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

アラディーン(8・26)のライブ後記

2006-08-27 03:05:27 | 音楽

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本日は皆様お越しくださいましてありがとうございました!!

神戸、大分、広島からわざわざお越しくださいました皆様、本当にありがとうございました!!

また、カメリア様、常味さんにも来ていただきまして、感謝感謝でございました。

最後のアンコールではカメリアさんにも踊っていただいて、素晴らしい歴史を刻むことができました。

キキちゃん、ノエルちゃん、スーラン、お疲れ様でした!!

素晴らしいダンサーと一緒に共演できることは、ミュージシャン冥利に尽きますね。

今回も満員御礼で、本当にうれしい!!!限りだったのですが、ひとつ非常に残念だったことがあったので、ここにお知らせしておこうと思います。

それというのも、予約しておいて、キャンセルの連絡もなくお越しにならなかった方々が多数いらっしゃったこと、なんです。

もちろん、当日に予期せぬことがあって来ることができなかった、とか、それはしようがないないことなんですけどね。

もし、そういうことがあった場合、必ずキャンセルの連絡をくれぐれもお願いいたします。

キャンセル料は、発生いたしませんので。

今までボルボルでのライブにしろ、楽屋にしろ、アラディーンのライブで、当日お越しになる方々が多数いらっしゃいます。

そういう方々が、「やっぱり立ち見か・・・。」「入れないんですね・・。」みたいに帰って行ったり、あるいは帰されたりするのを見て、主催者側としては非常に残念な気になるのです。

それにもかかわらず、席が空いていて、結局は来なかった・・・・となると、帰られた方々に申し訳ない気持ちになるのです。

どうか、こういった事がなくなるよう、祈っております。

音楽もダンスも、パフォーマンスをする側、それを楽しむ側の調和があって、初めて「素晴らしい時間と空間を創造する」ことができるもの、だと信じています。

主催者側としては、お越しになる方々全員に見ていただきたいのですが、残念ながら、お店のキャパというものがありますので、全員は現在の状況では無理なので、予約していただいているというわけなのです。

どうか、ご理解のほど、よろしくお願いいたしますね。

さて、暗い話題はさておき、アラディーンも新たなる局面を迎えてきました。

ひとつ山を乗り越えると、また新たな険しさに差し掛かる、そんな心境です。

次回も更にがんばってまいります!!今日お越しになられた方々、アラディーンの皆様、またよろしくお願いいたします!!


トルコの左手!!

2006-08-24 02:40:52 | 音楽

が、やっとのこと何とか形になってきました!!(^o^)//

6月のトルコ訪問以来、ず~~~~~~っと試行錯誤してきたこの2ヵ月、なやみ続け、挙句の果てにはもうやめた!!と何度も思いましたが、さっきダラブッカの面に厚手のタオルをしいていつものように「プルプル」と左手の練習していたら、分かったのです!!やり方!!

昨日、さぐさんの日記でトルコのプレーヤーの件について色々やり取りしているうちに、今までの試行錯誤の蓄積から、なんとなく、思いついて、ある仮定を見出して、試して練習してたら、出来てきました!!

やりました!!!!!!!!!!(多分分からないだろうな、この喜びは・・・。)

これは、相当練習しないとできません。

エジプトにいたとき、一人黙々と左手のダブル・アクションの習得を1週間部屋にこもって習得した時よりも、数倍時間がかかりましたが・・・・・。

いうなれば補助輪外して自転車に乗る練習をして、あるとき突然乗りこなせるようになったときの感覚に似ています。

いや~時間がかかった。

ちなみに、日本を含めたアジアで初めてできるようになったはずですから、このテクニックの名前は「トルコのキカキカ」にします。

理由は左手の薬指で叩く音を「カ」で教えていますから、左手の人差し指は「キ」ということで「キカキカ」です。

ダブル・アクションもそうですが、トルコの「左手人差し指+薬指の往復運動~キカキカ」は、レッスンに来てそれで習得できる、と言うシロモノではありません。

奏法と練習方法を教えて、後は習得したい人の地道な練習を通して身に着けるしかありません。

感覚というものは、言葉で伝えるには限界がありますし、ね。

しかもそれを理解する、または習得する上でのポテンシャルが必要になってくるので、普通にダラブッカの左手の音をきちんと出せてからでないと、まず無理でしょう。

今回のトルコ修行旅、短くて高くついたけれど、本当に本当に素晴らしいものを私にプレゼントしてくれました。

やっぱり、その国の音楽はその国に行って習うべし!!ですね。


今日のライブ後記

2006-08-21 01:36:45 | 音楽

今日は、フーリアちゃん、ナディアさん、サヒーラさんの3人のショーにペタシ君と参加。

3人のダンサーのショーはいずれも素晴らしくて、観客は皆ため息をついて見てました。

しかし、今日は機材に泣かされました・・・・。

リハ中も幾度となく、会場のスピーカー用アンプがダウンしたり、仕舞いには本番前だと言うのに、ウードからプリアンプを通した音が突然出なくなり、あたふたしたお陰で、曲の構成が吹っ飛んだり、細かいミスが続出しました・・・・。

ダンサーの皆さん、ペタシ君には迷惑をかけてしまいました・・・。

今日のウードの出音、結局コンタクト・マイクから直接PAにつなげて音を出したせいなのか、音が割れて、かる~くディストーションがかかってました。(こうやって総括してると笑えてくるな~。)

帰ってから、原因不明の機材トラブルを調べたところ、結局はプリアンプが壊れたのでもなく、ウードにつけたコンタクトマイクの接点不良でもなく、要はシールドが断線してたみたいです・・・。

しかも、その調査のお陰で、シールドによって出音が違うということを発見してしまい、次からは私の持込の機材トラブルは多分なくなり、より出音が良くなるであろう、と言う結論に達しました(笑)。

そういや、昨日もウチのADSL回線がおかしくなったり(これは多分プロバイダーの方の原因ですが・・)、とトラブル続きです。

26日のアラディーン・ライブには万全を期して望まねば。

フーリアちゃん、ナディアさん、サヒーラさん、そしてペタシ君、これに懲りず、またよろしくお願いします。


常味さん来訪

2006-08-19 01:15:21 | 音楽

昨日(17日)のアラディーンのリハ、スーランが「ウフフフ」と、やたらと笑いながらスタジオに入ってくるので、どうしたんだろう?と思ったら、なんと「常味さん」がいるではないですか!!

ここで常味さんのことを知らない方に少しだけ説明すると、日本が誇る世界的なウード奏者です。

今年4月にはエジプトから招聘を受けて、かのオペラハウスでコンサートまでされてました。

常味さんのウェブ・サイト
http://www.oud.jp/

常味さんとは東京イフティファール以来の再会でした。

さて、その日のアラディーンの太鼓隊は、体調不良で全滅。

そんなこんなで、常味さんがスタジオに備えてあるドラム・セットのフロア・タムをダフのように叩いてくれ、仕舞いにはレクまで叩いていただいたのでした。

「今度、アラディーンでレクを叩かせてよ。」と、多分半分以上は本気で仰ってらしたりして・・・・。(←それ実現したら凄いんですけど・・・、実際。ちょっと恐れ多くて頼めないかも・・・)

常味さん、ウードはもちろんですが、レクもさすがで、リハ中、思わず聞きほれてしまいました。

「ケンさん、今日はやたらニコニコしてますね・・・。」とヴァイオリンのミンさんが突っ込んできたように、私のツボにはまりまくりでした。

しかも、最後の最後には、常味さんの新車で、Noelちゃん、キキちゃん、私、スーランを送っていただきました。

近い将来に常味さんをフューチャリングした形でアラディーンでライブをやりたい、なんて密かに企んでいる所です。


希望のダンス(8/26土のアラディーン・ライブ)

2006-08-13 04:11:13 | 音楽

毎月のアラディーンの定例ライブ「ベリーダンスと音楽の夜」も、はや7回目。

先日のリハでボタン式アコーディオン奏者の檜山学が「ケンボーと知り合って、まだ1年経ってないよね。なんかもう何年も前から知ってるみたいだよ。」と言ってましたが、確かに。

長年、メンバーのみんなと活動してるような気がしますが、アラディーンは、結成してまだ1年経ってないんですね・・。

ともあれ、このシリーズ、アラディーンの各メンバー、そして参加してくれているダンサーの皆さんの熱意のおかげで好評継続中です。

さて、毎回このシリーズで新曲を発表しているのですが、今回も、9年前に作曲し、お蔵入りになりながらも、ず~っと自分の中のテーマ曲であり続けた曲を発表します。

題して「希望のダンス」

この曲は、先に発表した「ステップ・ロード」よりも前に作曲し、ソロでギター弾きながら歌っていた時にも、いつも演奏していた曲です。

このころの曲って、自分の人生を賭けて活動していたバンドが、結局駄目だって事に気づいて、やっぱりソロでやるしかない、って決めて、手探りで作曲していました。

そういった苦しい状況で1番最初に作曲した思い出の曲で、今でも良く思い出しては歌っています。

歌詞は?見たいにリハで聞かれたのですが、そのときの楽譜には載せてなかったので、一足先にネットで公開です(笑)。

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「希望のダンス」

誰かの希望のカケラ その手ですくってみよう
今では小さなそいつも、銀色の河の一部に

熱き風の中で ともに手をつないで
一緒に踊ってみよう 未来のダンスを

宇宙が笑っているよ 素敵な未来の世界に
手と手がつながりあって 全てを希望で覆っていく

夢の島の中で 一緒に手をつないで
ともに踊ってみよう 未来のダンスを

希望の世界で踊っている
全てのこころに花を添えて
銀色の河の流れが、ほら
熱き血潮の鼓動をたずさえて・・・。

錆びれたおとぎの世界は、いつになく色あせて
勝ち得た歓喜の叫びが いつになくこだましてる

熱き風の中で ともに手をつないで
一緒に踊ってみよう 未来のダンスを

夢の島の中で 一緒に手をつないで
ともに踊ってみよう、未来と希望のダンスを

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9年後、まさかダンサーと一緒にこの曲を演奏するとは思いませんでしたが・・・運命って面白いですね。

さて、今回は2005年にレバノンのベリーダンス・フェスティバル(アマーニ主催)で、各国のベリーダンサーを押さえて見事1位になった、アルミスタルミスの「スーラン」を向かい入れて、7回目のショーを行います。
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/barbee-mako/

毎月行われるアラディーンのショーで、毎回違った、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるキキちゃん。
http://ameblo.jp/kikisharki/

そしてアラディーンの全てのライブで、一緒ではなかったショーの方が少ない、ダンス・アラベスクのNoelちゃんとともに、今回も盛り上がって参ります。
http://www.dancearab.com/

今回も盛りだくさんの内容です。乞うご期待!!

※お席はまだ若干余裕があるみたいですので、ご予約はお早めにお願いいたします。

8月26日(土)

「ベリーダンスと音楽の夜 vol.7」
@中目黒 楽屋

TEL/FAX 03-3714-2607
http://www.rakuya.net
Open/19:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/3,000yen

ベリーダンス /大藤キキ、Noel、スーラン

テディ熊谷/フルート
ミン・ケンキ/ヴァイオリン
及川景子/ヴァイオリン
松尾賢/ウード
今井龍一/ウード
檜山学/アコーディオン
空中紳士/ダラブッカ
平井ペタシ陽一/ダフ&ドホンラ