ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

またまた久しぶりの日記(低血糖症の恐怖)

2007-12-10 03:42:39 | 健康・病気
最近、自分の生活を見直しつつ、ひとつの本に出会った。

題して「食事崩壊と心の病」(大沢博著 レグルス文庫)

うつ病、統合失調症、キレ易い、暴力、無気力、アレルギーそしてアルツハイマー病など、そういった原因は、長い年月をかけて培ってきた伝統的な食生活が崩壊したことによって起きる「低血糖症」によるものではないか、

そして、その仮説で30年間研究してきた裏づけなどを紹介している本である。

「低血糖症」というのを簡単に説明すると、炭酸飲料や、甘い菓子、アイスクリームなどを、恒常的に摂取する事によって引起こされる症状で、

「甘いもの」を摂取した後、絶食時(空腹時)の血糖値に比べて、更に低い血糖値を示す症状をさす。

まず「低血糖」になると、脳の唯一の栄養である「ブドウ糖」なくなる訳であるから、脳の働きが悪くなって、集中力が切れたりする。

だから疲れたりした時に「甘いもの」をとるということは理にかなっている訳であるが、

問題は、バランスの良い食事を摂らないで、清涼飲料水ばかりの飲み、甘い菓子パン類や、スナック菓子、インスタントラーメンばかり取っていると、ビタミン類やカルシウムなどが必要以上に消費される上、

すい臓が疲れてうまく機能しなくなり、必要がなくてもインスリンを分泌し続け、

少しお菓子を食べただけで過剰に反応するようになり、必要量以上のインスリンを分泌して、常に血糖値が下がり過ぎた状態が続くことになる。

更に、低血糖の状態になると、低血糖の状態から脱しようと、アドレナリンというホルモンが分泌され、体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出す。

このとき分泌されるアドレナリンというホルモンは、別名「攻撃ホルモン」とも呼ばれ、気分が高揚し、ときに攻撃的になってしまうという特徴がある。

お腹が空いたときに、イライラしたり、怒りっぽくなるのは、アドレナリンがはたらいている訳であるが、

普通、イライラしたり、集中力が切れたときに即効で利くはずの「甘いもの」が、

逆に恒常的に摂りすぎた事によって、それら甘いものを摂れば摂るほど、「低血糖状態」になり、無気力&イライラの状態を繰り返す原因になる、そうである。

(低血糖症って何だろう?)
http://<wbr></wbr>www2.h<wbr></wbr>ealth.<wbr></wbr>ne.jp/<wbr></wbr>librar<wbr></wbr>y/5000<wbr></wbr>/w5000<wbr></wbr>365.ht<wbr></wbr>ml

前から食生活を重視してきたが、

エジプトに行ってから、日常的に少し甘いものを多く摂りすぎてきた私は反省して、

「白砂糖」を極力減らすようになりました。

やはり日々の食事というのは、本当に大事なんですね。

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リハビリテーション医療の打ち切りに反対!!

2006-05-24 21:10:02 | 健康・病気

私は幼少時、「多分成人するまで生きる事はできないでしょう。」と医者に太鼓判を押されるぐらい病弱でした。

その証拠に、母親に20歳まで生命保険をかけられていたのでした。(というかそういう契約だったんでしょうねぇ。物心付いてそれを知った時は少しショックでしたが・・。)

全然話が飛ぶかもしれませんが、5歳ぐらいの頃、どでかい黒いバックを持って、いつも昼間に集金に来るひょろ長い「おじさん」が定期的に来ていました。

今思うと、多分「生命保険屋」だったのではないでしょうか、
そのおじさん、その頃テレビで放送していた「仮面ライダー」という番組の「死神博士」をニコニコしたような感じでした。

その「死神博士」は、札束を数えるのが異常に速くてキレイで、それ見たさに玄関でお出迎えして、じっと見ていたものでした。

「死神博士」も私が札束を数えるところを見るのが好きなのを知っていて、「ほら、間違いがないかよく見ておいてね。」と言ってはその妙技をパラパラと見せてくれていました。

多分、その「おじさん」その生命保険の対象者が私だったと気づいていたのでしょうか、「お坊ちゃん、早く死なれては困りますから、いつまでも末永く元気でいてね。」という思いでいたのではないでしょうか?

5歳ぐらいの時の記憶で定かではないのですが、そうであったとしたら、生命保険というのは「人の生死」にお金を賭けて、それを生業にするのだから、やっぱり「死神博士」だったのかも知れません。

ともあれ、いざ病気になったとき、結局必要になるのは「お金」です。その「死神博士」のお陰で母親は大分助かったに違いありません。

ここでやっと本題なのですが、私の友人の「リハビリテーション医療打ち切りに対して断固反対!!」という日記を読んで感銘を受けました。

この法律の何が問題かというと、「病気発症から最大180日間しかリハビリテーション医療の保険診療が受けられない」「あとは自費でやってね」という事なのです。

貧乏人は大きな病気とかやったら、「180日以内」で治さなければならない訳です。

そんなあほな!!リハビリなんて金がかかりますよ!!

確かに、制度上、期間を設ける事は、法制度を明確にする為に必要でしょう。

しかし例外を認めない「一律」的な制度を作ることは、弊害の方が多くなるに決まっていますよね。

国の財政負担や赤字解消を目的に制定される法律に、一体誰が満足するのでしょうか?

本来国民あっての国でしょう。国という制度を維持するために制定するのか、それとも国を構成する「国民の幸せ」を元に制定するのか。

後者の視点でこの法律を見れば、国民にとって単なる悪法でしかないのが判らないのでしょうか?

この法律制定に賛同した方々、特に厚生労働大臣様、一度大きな交通事故にでもあってみてください。いかに「180日」という期間限定で回復する事が難しいか、想像に難くないはずですけどね。

NPO法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED代表のブログ
http://blog.goo.ne.jp/craseedblog

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もちろん、私も署名しました。