ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

当日席若干あり~本年最後の「ベリーダンスと音楽の夜 第四十四夜」

2009-12-26 13:22:34 | インポート

Alla091226

パソコンが絶不調で、この2~3日、パソコンの前でああでもない、こうでもないを繰り返してました~(><)

パソコンの操作に時間を取られる事って、なんて意味のないことなのか、などと痛感しました・・・・・。

さて、本日は、本年最後のベリーダンスと音楽の夜~第四十四夜です。

今年も波乱万丈でしたが、そのおかげで、本当に実力が上がったと思っています。

作家の吉川英治の言葉で、苦徹珠成~くてつ、たまとなす~苦労を重ねる事によって、自身が玉のように輝いていく、というのがありますが、

このように、難を通して更に来年も、またその先も飛躍、前進していきたいと思っています。

若干席が空いていますので、お時間のある方はお店にお問い合わせてお越しください。

毎回の事ですが、ドタキャンが必ずあるので、満席といわれても、開演時間には座れます。

さて、前回の日記でお知らせしたとおり、今年は、去年演奏を見送ったオリジナル・クリスマス・ソングを演奏します。

来年に向けて大いなる飛翔になるショーです!

乞うご期待!

12月26日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.44」
@中目黒 楽屋
TEL/FAX 03-3714-2607
http://<wbr></wbr>www.rak<wbr></wbr>uya.net
Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/3,500yen

ベリーダンス /Sali、Kahina、玉手彩

松尾賢/ウード
テディ熊谷/フルート
瑞穂/ヴァイオリン
佐々木憲/アコーディオン
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース
宮城康夫/ダフ


オリジナル・クリスマス・ソング

2009-12-22 01:55:31 | 音楽

さて、今週の土曜日は、今年最後の「ベリーダンスと音楽の夜」です。

しかも、語呂の良い第44夜になりました。

去年のベリーダンスと音楽の夜では、アコーディオンの檜山学が抜けるという事もあり、更に、いろいろな事があって、毎年演奏する事に決めていたオリジナルのクリスマス・ソングを歌う気になれなくて演奏は取りやめてしまいましたが、

今年は、色~んな意味でメンバー間のバランスも良く、来年は、更に大きく成長し、飛翔したいという願いもあって、クリスマス・ソングを歌おうと思っています。

つまり、一年間頑張ったことを、お祝いしたい気分なのです。

とはいえ、私は仏教徒なので、いわゆるキリスト教徒が祝うクリスマス(つまりキリストの生誕祭)とは縁がありませんが、

幼い頃、クリスマスには「サンタと称する親からプレゼントを買ってもらう日」という事になっていて、誕生日が12月に来たような嬉しさで一杯だった上、

欧米では、クリスマスは、家族と過ごす年末の休暇時期を指す事もあって

そういった、雰囲気を歌詞にしてみました。

アラディーンというバンドは、基本的にオリエンタルの音楽や、ジプシーの音楽を演奏するコンセプトで結成されたわですが、

先日のリハで演奏してみて、こういったクリスマス・ソングは、皆すぐにどう弾いて良いかイメージできるみたいで、実に伸び伸び演奏していたので、ちょっと面白かったです。

ちなみに、初めてアラディーンで演奏したのは、2006年12月22日の第十一夜でした。

来年はオリジナル曲も、バリバリ演奏していきたいと思います。

歌詞は以下の通り。

皆さん是非見に来てください!

「サチノネ」
(作詞・作曲:松尾賢)

祝福の鐘の音が
町中でなり始めて
この星を暖かく包む

夜空の星達も
その音に引き寄せられて
七色の星のしずくを蒔いて

夢見てる子供たちのそば
サンタの忍び足
空駆けるトナカイのそりで
幸せを運ぶ

メリークリスマス この星に
幸の音がこだましてく
メリークリスマス この星に
幸の音がこだましてく

粉雪が降り始めて
町中を白く染めた
そうして寄り添った二人組みがふえる

遠く続く恋人達
夜空の淡いひと時
寄り添って輝く時
2人で甘く分かてば

メリークリスマス この星に
幸の音がこだましてく
メリークリスマス この星に
永遠に響け幸の音よ

古く長く
永遠に続く不思議な
おとぎ話よ
天かけてトナカイのそりに
幸せを運ぶ

メリークリスマス この星に
幸の音がこだましてく
メリークリスマス この星に
永遠に響け幸の音よ

12月26日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.44」
@中目黒 楽屋
TEL/FAX 03-3714-2607
http://<wbr></wbr>www.rak<wbr></wbr>uya.net
Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/3,500yen

ベリーダンス /Sali、Kahina、玉手彩

松尾賢/ウード
テディ熊谷/フルート
瑞穂/ヴァイオリン
佐々木憲/アコーディオン
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース
宮城康夫/ダフ


Izumi Oriental Dance World in AFR 後記

2009-12-15 05:51:10 | 音楽

最近は忙しすぎて、日記も疎かになりがちなんですが、

意外と私の拙い、この日記を読んでくださっている方々も多いので、

また何とか、頻繁に更新したいと思います。

さてさて、11日のノーベンバー11thで行った、サリとミラ主催のライブ、

続く、12日、Emel ベリーダンス・スタジオとフラメンコの阿部碧里さんとのライブ、

そして、13日の Izumi Oriental Dnace World in AFR でのライブと

3日連続、しかも全部内容が違うという、久々に凝縮した3日間でした。

11日では、ヴァイオリニストのミン君のオリジナル曲あり、ウンム・クルスームのカクテル・ヴァージョンをやったり、こちらは、アラディーンでは普段演奏しない曲目が多数で新鮮でした。

更に、ミン君のヴァイオリンも以前よりも磨きが掛かっていてなかなか心地よかったです。

12日は、先の日記にも書いたように、日本屈指のフラメンコ・ギタリストである片桐さんとの共演で、こちらも素晴らしい経験をさせていただきました。

やっぱり本物の実力のある人は謙虚だなと思いました。

そして、13日は Izumi さんのオリエンタル・ダンス・スクールの生徒さんの発表会&伴奏。

Izumi さんからの依頼で、生徒さんにバンドとの演奏の経験をさせてみたいとのオファーがあり実現した訳ですが、やってみると、これが意外に難しかったのです。

アラディーンの主催のライブの場合、レパートリーの参考音源を渡して、曲を選考してもらい、その希望曲を、我々が実際に演奏をし、それを聞いてもらってから、ああでもない、こうでもない、とやっていく訳ですが、

勿論、生徒さんにとっては「初めて」な上、どうやってバンドを操っていいかも分からない訳であって、そうなると、必ず出てくる言葉は、

「CD通りに演奏してください。」という言葉です。

この言葉は、勿論プロのダンサーからもしばしば出てきます。

この場合、CD通りというのは二つ意味があって、「CDで演奏されている構成どおり。」という意味と、「CDの演奏を完璧にコピーしてください。」という二つの意味。

勿論、後者を強く希望するダンサーには「だったらCDで踊った方が、テンポも演奏も絶対に間違わないから、そちらにしてください。」と、私はいつも言います。

CDというか、出来上がった音源というのは素晴らしいもので、

リハーサル代は掛からない、ミュージシャンに対するギャラは掛からない、音響関係の機材なども必要ない、

ましてやプライドが高くて、気難しいミュージシャンに頭を下げて色々注文する必要もないわけで、

な~んにもストレスなく、自分の踊りと、音のタイミングと、見せるための照明だけ考えれば良い訳です。

では、なぜ、そこまで苦労して、実際のバンドとの演奏と踊る意味があるのかを考えてみると、これはやってみないと分かりませんが、音源以上のマジックが起きるのです。

特に、オリエンタル音楽には必ずといって良いほど出てくる即興演奏。

リズムの伴奏のない、ひとつの楽器が朗々と即興演奏を繰り広げる「タクシーム」

その曲を更に素晴らしいものに仕立て上げる曲間の即興演奏部分。

ここには、その瞬間にしか現れない、理性だけでは絶対に説明できない、踊り手と、奏者との魂と魂の触発の空間が存在していて、それぞれの個性が宝石のように輝く瞬間があるのです。

勿論、この瞬間のために、演奏家も、ダンサーと同じく、毎日ひたすら練習を繰り返し、常に努力をつづける訳です。

そうしないと、素晴らしい即興は出来ないのです。

つまり、ダンスと同じですね。

Izumi さんも言っていましたが、「ダンサーがあまりにも音楽のことを知らなさ過ぎるから」といういことでこの企画が実現した訳ですが、

ともあれ、我々と共に踊った皆さんは、しっかりと踊っていましたし、逆に色々とやり取りをする中で、私も勉強になりました。

こんな感じで、ダンサーもミュージシャンも共に成長していければ良いなぁ、なんて思った一日でした。

しかし、Izumi 先生の、あの二刀流の剣のせ、凄すぎ!!きっと世界一だと思いました。


フラメンコとの共演で思った事。

2009-12-13 03:54:52 | 音楽

12日(土)に、下赤塚のソナンタというところで、Emel Bellyadnce Studio の皆さんと、

フラメンコ・ダンサーの阿部碧里(みどり)さんと、そのフラメンコ教室の皆さん、

そして、フラメンコ・ギタリストの片桐勝彦さん、カンテの大橋範子さんと、

アラディーン・トリオで共演してきました。

いや~、ステージで見るフラメンコは、凄かったですね~。

阿部さんは、素晴らしい表現力もさることながら、笑顔が凄く素敵でして、

演目が終わった後、拍手がしばし鳴り止まなかったのですが、

これは、碧里さんのダンスは勿論のこと、日本でも屈指のフラメンコ・ギタリストの片桐さんと、カンテの大橋さんの素晴らしい演奏が融合したからだと思います。

惜しむらくは、お互いに言っていたとおり「リハーサルをもっとやらせてもらえれば」と思いました。

ともあれ、こうやってショーを終えてみると、オリエンタル音楽のミュージシャンに至っては、ッリスナーの層も薄いし、演奏家も数えるほどしかないのですから、(勿論、自称ダラブッカ奏者とか、ウード奏者とかはある程度いますが)、

まだまだ始ったばかりなのだと、つくづく痛感しました。

更に頑張ります!


12月5日(土)は、スヘイル・カスパーとのショー@神戸

2009-12-04 01:55:45 | 音楽

去年から実は、なんとなくコンタクトがあり、今年来日をするという事で、実は、共演する予定が、様々な事情で流れ、消えてしまった共演話が、

なんと、ブーメランのように戻ってきて、5日に共演です。

スヘイル・カスパー(Souhail Kaspar)に、今回習えた人は本当にラッキーでしたね♪

先に日記に書いたカリム・ナギも教えを請うていたという、ダラブッカのマエストロであるスヘイル・カスパー。

エジプトの音楽の黄金期の立役者の一人であるファリーダル・アタラシュの最晩年期に、ファリードのオーケストラで、10代の若さで打楽器パートのマスターとして、ダラブッカを担当したという正真正銘のダラブッカ・マスターです。

詳しいスヘイルの経歴は以下のサイトでご参照ください。
http://<wbr></wbr>neareas<wbr></wbr>tmusic.<wbr></wbr>jp/

スヘイルのダラブッカの個人レッスンを受けて、色々と明白になった事が多々あり。

左手のテクニックの事とか、音の出し方とか、それぞれの音に、しっかりとした定義があって、

今まで、なんとなくエジプトで習ってきた事を、そのままやっていた部分も、古典では、こう叩く、と、しっかり修正されたりして、非常に勉強になりました。

実際、スヘイルも言っていましたが、中東では、ほとんどのダラブッカ奏者は古典の教育を受けていない、「耳から学んだ」奏者がほとんどとの事。

確かに、耳からだけだと、古典でのイーカー(中東のリズム・パターン)の叩き方の手順は分からないはずだ、と学んでみて思いました。

スヘイルから学んでみると、やっぱり、まだまだ日本ではアラブ音楽などの中東の音楽に関する知識が足りないなぁ、と思いました。

また、ベリーダンスのアクセントについても、彼は持論があり、確かに、彼の言うアクセントに対する反応に気をつけてみると、なるほど、と思う事がたくさんありました。

ともあれ、自分はダラブッカ奏者でもあり、スヘイルからはダラブッカのテクニックについて非常に誉められましたが、5日はウード奏者として、今度は共演です。

名誉な事です!頑張りますよ!

5日、皆さん、是非、見に来てください!

12月5日(土)
「Keke presents ~ 豪華オリエンタルショー
with Liza Laziza &Souhail Kaspar」
@上屋劇場元町
http://<wbr></wbr>uwayage<wbr></wbr>kijyo.c<wbr></wbr>om/map/<wbr></wbr>index.h<wbr></wbr>tm
神戸市中央区波止場町6-3 甲陽運輸内1F
TEL/078-371-5227
時間/18:00~20:30
料金 前売り(advance) 4500円
当日(at the door) 5000円

イベントの詳細と予約、お問い合わせは以下のURLへ
http://<wbr></wbr>www.kek<wbr></wbr>e-orien<wbr></wbr>taldanc<wbr></wbr>e.com/e<wbr></wbr>vent/09<wbr></wbr>1205.ht<wbr></wbr>ml

Special Guest
Liza Laziza from Cairo

Souhail Caspar from LA - Grammy award Nominee 2008

Keke、Yasmeen(東京)、Anze(沖縄 )、Naia ( from Hawaii )
Sofia、Yumi、Tahji、Teiko、Chie、Mayuko、Feirouzi、Layali Safa

松尾賢/ウード
Makise/パーカッション