ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

3/28 ベリーダンスと音楽の夜 第107夜 後記

2015-03-30 13:51:50 | 音楽

28日(土)は、ベリーダンスと音楽の夜 第107夜でした。今回も大勢の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました!

さて、今回は毎年出演して頂いていKahinaさん、そして、ずっと以前から知り合っていましたが、今回、初共演となるKiminaさん(Kimi Kurihara)、そして去年、生演奏で踊るハフラでゲストで出演して頂いた時に知り合いましたDilara さんに出演して頂きました。

この日、中目黒の駅は、目黒川の花見でとても混雑していましたが、そんな華やかな日の雰囲気以上に、今回も盛り上がりました。

この日の演奏曲目は大曲&難曲揃いでしたが、とても良い感じで演奏できたと思います。今年のアラディーンの活動の方向性を考える上で、大きな発展を見込めるのではないかと、期待しています。

さて、ダンサーの皆さん、それぞれ素晴らしいパフォーマンスを披露して頂きましたが、特にDilara さんは素晴らしかったです。ルックスもさる事ながら、彼女の技術はとても素晴らしくて、今まで海外、国内様々なダンサーの皆さんと共演してきましたが、その中でも群を抜いていると言ってもイイと思います。

まだ、即興演奏での踊り方に不慣れな所があるので、そういった処は惜しかったとはいえ、流石だなぁ、と感心した次第です。

今年は、今まで知り合えていない素晴らしいダンサーの皆さんとも共演したいし、

また、最近流行りだしている「生演奏で踊る為の知識」みたいなWS&ショーを、アラディーンのフル編成でやってみたいなぁと思っています。

2005年の3月9日にエジプトに思い切って旅だって以来、今年でついに10年目の佳節を迎えました。

始めた頃は、エジプトで3か月半住んだ時に身に着けた内容を元にしながら、数々の困難に屈せずに、地道に学び、研鑽してきた訳ですが、

その結果、今では、アラブ諸国大使から演奏を依頼される機会を得るまでになりました。

更に、世界的に活躍するダンサーや、ミュージシャンと共演する機会を得、友人となり、様々な方々の協力を得て、今までやって来れました。感謝以外ありません。

その間に得た知識や経験は、とてもささやかな物にも思えるのですが、個人レッスンや、頼まれているWSなどで説明すると「へー、知らなかった」と思われる事が意外と多いのに驚きます。

これは、やはり10年という歳月の間、私がこの音楽に関わりだした時とは、全く違ったことが起きている事の証明なのだと思います。アラディーンのレパートリーも、今ではエジプトの古い歌謡曲が中心になっていることが一つの証明のような気がします。

ともあれ、今年は、更に更に大きく前進、躍進して行きたいと思います!

皆さん、よろしくお願いいたします!


帰ってきたカーヌーン

2015-03-29 03:39:04 | 日記

本日はベリーダンスと音楽の夜 第107夜でした。

後記を書く前に。

長らくミッチーに貸していたカーヌーンが帰ってきました。エジプト製、トルコ製の2台。

思い返せば、エジプト製の物は2007年に購入したものの、楽器として全く使えず、ミッチーが参加するまで放置状態。

が、ミッチーがアラディーンに参加することになり、当時音大の大学院生だった彼女なら使いこなせるだろうと、弦を張り替え、モンダルを削り、楽器として使える状態にしました。

その後、トルコのカーヌーンを知り合いのトルコ人から購入。

が!またしても使えず(笑)

結局、このトルコのカーヌーンも大手術をして楽器として使える状態にして貸し渡しました。

去年、ミッチーはトルコ製とエジプト製の質の良いカーヌーンを購入した事もあって、貸していたカーヌーンは役目を果たしたと思い、本日、ウチに帰ってきました。

再度調整して、今後はウチで、私が楽しんで弾こうと思います。


高橋美香「ボクラ・明日、パレスチナで」 出版記念イベントに参加して参りました。

2015-03-24 01:01:56 | 日記

3月20日(金)は、高橋美香さんの写真集「ボクラ・明日、パレスチナで」 (ビーナイスのアートブックシリーズ) 出版記念イベントに、松本泰子さんと一緒に参加して参りました。

私は、写真集をその場で買い損ねましたが、とっても素晴らしい写真集でした。
Amazon でも購入できるので、興味のある方は是非買って見て下さい

て、去年、美香さんのイベントに参加して以来、私の中でパレスチナの問題がとても身近な事に感じられるようになりました。

イスラエルの入植者たちと軍による激しい弾圧は、依然変わらずに続いているそうですが、そんな中でも、美香さんの励ましにより、難民キャンプの友人の家の庭に、オリーブの木やレモンの木を植え、鶏小屋(勿論、食べるため)を作った話は、希望を感じる話でした。

とはいえ、重い話が多く、更に上映された「車椅子のジョディ」では、イスラエルの入植者に違法に土地を分断されているビリン村での軍の違法行為のドキュメンタリーを見るにつけ、

「もっとも苦しんだ人々が、最も幸せになる権利を有する」という池田先生の言葉を思い出していました。

全てのパレスチナの人々が権利を回復し、自由に希望をもって生きられるようになるように、微力ながら活動し、支援して参りたいと思います。


まさにオリエンタル音楽用の譜面カバーにふさわしい本革のカバーを購入

2015-03-02 23:27:34 | 日記

今日は、ドバイ政府観光局の旅行セミナーで演奏させて頂きました。

こういう時は、膨大なレパートリーの中から、会場の雰囲気をみて曲をチョイスして演奏するので、さながら生演奏DJのようになるのですが、そういう状況になると、膨大な楽譜を持ち歩くことになります。

以前から譜面を隠す素敵なモノは無いかなぁ、と探していたところ、

今日、ふと入った中古ショップに、何とピッタリのものが!

本皮のA4サイズのカバー。

私は仕事がら、譜面をA4クリアファイルに入れて使うので、正しくピッタリ!

今日の演奏で早速使いました。
こういった小物を使うだけで、気持ちが違いますね。