3月16日(日)は、久しぶりの福岡で演奏してきました。ラテン文化センター・ティエンポ主催の「アラビアンダンスショー 千夜一夜物語 ~シェヘラザードの夢~」というショーでのゲスト、と言う形での参加でした。
とはいえ、今回のショーは、生憎、オファーがあった時には、すでにペタシ君を初め、めぼしいダラブッカ奏者は皆先約が入っており、最終的に、長崎県佐世保市に住むダラブッカ奏者の、ヒコさんこと、田中隆比古さんにお願いしました。
前日15日に福岡入りして佐世保に向かい、ヒコさんとリハーサル。用意した10曲(!)分の曲について、しっかりリハーサルしました。こういう時に、自分がダラブッカ奏者でもあり、また、アラディーンを主催している事で培った経験が生かされる訳ですが、ヒコさんも、しっかりと練習して来てくれていたので、かなりの分量の曲でしたが、スムーズにリハーサルを終えました。
そして、次の日、午前中に観光をして、午後に福岡入り。久しぶりのティエンポに到着して、サウンド・チェック、初対面するJacqueline とAhlam と打ち合わせ。
ショーまで、あっという間に時間が過ぎて、出番と言う感じでした。
以前出演した時とは違って、ティエンポ・ホールも様変わりしていて、ステージまで裏道を通る形になっていたので、今回は演奏が終わると、ハケるので、演奏の合間にダンサーさんのパフォーマンスを時々見る事ができました。
Ahlam 、Jacqueline のパフォーマンスは、やはり素晴らしく、特にAhlam は、エネルギッシュで楽しいパフォーマンスで、ラテン・アメリカのダンサーらしい、身体能力の高い演技で、とても面白かったです。
自分自身の演奏について言えば、久しぶりに、ペタシ君と違うダラブッカ奏者との共演と言う事もあり、なかなか新鮮なデュオ演奏でしたが、個人的にも余裕を持て、かなり自由に楽しく演奏できました。
特に、Jaqueline の伴奏で演奏した、Nagwa、Arabian Dream は、普段大きな編成で演奏する曲なので、1人で演奏するには、結構神経を使う曲なのですが、それが逆に良い効果を生んだと思います。タクシームも、普段より、たっぷり演奏できました(笑)。
もう一つ、セファルディの「El Rey」を、Ahlam のリクエストで、歌付きで演奏した訳ですが、(Ahlam のパフォーマンスは素晴らしかった!)、ショーの後の食事の時に、なんと、Jaqueline がセファラディ(スペイン系のユダヤ人)の血を引いていると知り、ラテン・アメリカの複雑多様な文化を垣間見た気がしました。
南北アメリカには、ヨーロッパ、アジアからの移民が多く移住している訳ですが、その中には、中東の人々も多く混じって居る事を、改めて知りました。
こういう機会を作ってくれているティエンポに感謝です!
ヒコさん初め、皆さん、お疲れ様でした!
おまけ:佐世保での、ヒコさんとのリハ終了後の打ちあがり(笑)。イカの生き造りと(笑)