ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

告知:ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.17

2011-06-30 03:46:37 | 音楽
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皆様!久しぶりのイベント告知です!

7月9日(土)に横浜サムズ・アップでの恒例イベント「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.17」と行います。

今回のアラディーンは、なんと9人編成!

世界的に活躍する作曲家であり、パーカッショニスト、レク奏者の和田啓さんの愛弟子、濱元智行が参加します!

5月に共演して以来、彼の非凡なテクニックと音楽性に惚れ込んだ私がお願いして参加してもらいました。

今後も随時参加してもらいます!

3人編成になったパーカッション・パートは必見&必聴!

共演ダンサーは、久しぶりの共演となる、Huleya、JIN

サムズでのアラディーンの歴史と共に歩んでいただいているRuka

そして、横浜を中心に大活躍中のIzumi

素晴らしいダンサーのパフォーマンスに乞うご期待!

今回は、トルコの新世代ジプシー・ミュージック・バンド「Djoumbush」の曲である、8分の11拍子の曲や、

セファルディや、往年の名曲「アラビアン・ドリーム」など、サムズで初公開する曲目も沢山あります!

この機会をお見逃し無く!!

7月9日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.17」
@THUMBS UP(サムズ・アップ)
横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3階
TEL : 045-314-8705
FAX : 045-323-2558
http://<wbr></wbr>www.sto<wbr></wbr>vesyoko<wbr></wbr>hama.co<wbr></wbr>m/thumb<wbr></wbr>s/

横浜駅から横浜駅から徒歩3分!
JR、京急、東急からは南通路西口出口を目指してください。
西口5番街の先、ハマッコならばみんなが知ってる映画館「相鉄ムービル」の3階です。
東京からも30分圏内。終電のチェックは忘れずに。

Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/前売り3,000yen/当日3,500yen

ベリーダンス /
Ruka、Izumi、JIN、Huleya

松尾賢/ウード
テディ熊谷/フルート
瑞穂/ヴァイオリン
佐々木憲/アコーディオン
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース
宮城康夫/ダフ
未知子/カヌーン
濱元智行/レク

ベリーダンスと音楽の夜 第六十二夜後記

2011-06-27 08:00:31 | 音楽
ベリーダンスと音楽の夜第六十二夜、大盛況&満員御礼、真にありがとうございました!

さて、後記を書く前に、お詫びをいたします。

今回出演して頂いたルナさん主宰の「バルシュ・オリエンタル・ダンス・スクール」所属のIzumiさんですが、当方のミスで、フライヤーに「バルシュ所属」という表記を忘れた為に、

第六十二夜に「イズミ・オリエンタル・ダンス・スタジオ」のIzumiさんが出演すると思われ方々が多数いらっしゃったようで、御両名にご迷惑をおかけしてしまいました。

真に申し訳ありませんでした。今後は、こういったミスの無いよう注意してまいります。重ね重ね、申し訳ありませんでした。

さて、今回、2006年9月に行われた第八夜に出演していただいて以来、約4年半ぶりの共演になるバービーマコさんに登場していただきました。

思い返せば、その当時もアラディーンは8人編成でしたが、テディさん、ペタシ君、私を除いて、皆入れ替わったため(笑)、全く新しい編成のアラディーンで共演していただいた感じになった訳ですが、

カヌーンが加わった重厚なサウンドに変化したアラディーンの出音を、リハーサル当初から高く評価して頂きました。

マコさんとは、知り合ってから約8年になる訳ですが、それ以前から生演奏とのショーを行ってきた、いわば草分け的存在のマコさんに評価されて、嬉しかったです。

その頃は、私も、ダラブッカもウードも見よう見真似で弾いていた頃で、

更に、エジプトに滞在していた時に、マコさん達と共に一緒に行動した事も懐かしい思い出です。

マコさんは、今回、アブドゥル・ハリム・ハーフェズのバハラム・ビークや、エル・フェンで、昔と代わらず、華やかな、これぞ「オリエンタル・ダンス!」というパフォーマンスを行い、会場を魅了していました。

オリエンタル・ダンスは「ハレ」の踊りですね、やはり。

対するルナさんも、黄色い声援に包まれた大人気ぶりで、エネルギッシュなパフォーマンスで会場を盛り上げていました。

バルシュのイズミさん、リハーサルでは、かなり緊張していたそうで、本人曰く「緊張のあまり倒れそうでした。」と言っていましたが、本番では笑顔も戻り、しっかりとパフォーマンスをされていました。

何でもそうですが、継続いていく事以外に方法は無く、その間、様々な事があったりする訳ですが、

先輩であるマコさん、ルナさんのパフォーマンスを見ながら、お二人の熱意と愛情が、こうやって多くの人々を巻き込んで、今日のベリーダンスのムーブメントを創り出してきたのだなぁ、と改めて感動した一日でした。

ルナさん、マコさんは、また今年に再出演していただきますので、皆さん、見逃された方は、ご期待ください!よろしくお願いいたします!

沖縄(ショー後記)

2011-06-23 03:43:30 | 音楽
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沖縄2回目となったショーですが、前回よりもお客さんも増え、凄く盛り上がりました!

皆さん、真にありがとうございました!

1部はCDによるパフォーマンス、2部は、私とペタシ君のデュオ演奏、そして、我々の伴奏によるパフォーマンス、という盛りだくさんの内容でした。

今回、デュオでの演奏は、トゥータ、ランマ・バダ~サマーイ・バヤティ、ガミール・ガマル、ロンガ・ファラッファザ、と古典曲中心に演奏した訳ですが、

かなり盛り上がった1部とは、ガラリと変わったステージではありましたが、皆さんしっかりと聞いてくださり、ガミール・ガマルでは手拍子も入り、

ここ最近、演奏だけのステージで常に弾いているロンガ・ファラッファザは、かなり楽しく演奏できました♪

さて、生演奏によるステージでは、2度目となる、ユリカさん、レナさん、実華さん、初共演となる、マリエさん、ナナさんと、皆さん、タップリ時間をとってリハーサルした事もあり、共に気心知れた感じで、楽しく演奏させていただきました。

とはいえ、私にとっても初チャレンジだった「エンタ・オムリ」を歌って演奏するという事を実現できて、かなり嬉しかったです。

「相当聞いたなぁ、これ」とペタシが言っていましたが(笑)、宿にいる間中ひたすら練習していたので、個人的には、演奏後、自分を褒めてあげてました。(最初の事故は許してください、レナさん(笑))

Moon Roses主宰の実華さん、産後初の復帰ライブだったそうですが、私の作曲した曲でパフォーマンスをして頂いて光栄でした。

最後に、リーサル・ウェポンの如く会場を熱狂の渦に巻き込んだタカダアキコは、本当に素晴らしかった!

ダンスの伴奏でタクシームを演奏する際、ある程度こちらでセーブしながらサポートする感じでまとめる事が通例だったりする訳ですが、

アッコちゃんの場合は、そんな事を気にする必要も無いので、自分でも満足できたタクシームをすることも出来、本当に熱狂の一夜でした。

今回、もろもろの事で共演が叶わなかった方々も居たそうですので、是非次回はご一緒いたしましょう!

皆様、ありがとうございました!

写真左:皆と記念撮影
写真中:実華さんと記念撮影
写真右:次の日のリズムWS。WSも大盛況でした。

沖縄(その3観光話)

2011-06-18 23:47:03 | インポート
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金曜日になって、ペタシ君が南部の沖縄の宿から合流してきたので、夕方のリハーサル時間まで一緒に観光をすることになりました。

行ったのは琉球村。

滞在先の周辺は、どちらかというとコンクリートの建物ばかりだったので、歴史好きの私にとって、古い民家が見れて、かなり感動しました。

やっぱり中国の影響があるなぁ、なんて思いながら見ていました。

感動したのは、やはり三線(さんしん)。

着いた時に、演奏が始まっていました。二人の演者による歌と演奏で、軽快な8分の6拍子のリズムを基調に、軽やかな三線の音と、低音、高音部に分かれる二つの太鼓、そして歌。

中国から三線の先祖の楽器が渡来し、そこから本州に渡り、そこで改良された三味線が逆に輸入されて、今の三線になった、というのが有力な説だそうですが、

ウードとダラブッカの組み合わせで演奏する私にとって、やっぱりかなり身近なものを感じました。

あと、手首の使い方とか(笑)

演奏を堪能した跡、琉球村内で三線を弾いている村内のスタッフの方が六線(!)をダブルネック三線を弾いていたので、少し弾かせてもらいました。

名前をお聞きするのを忘れてしまいましたが、六線、イイ音でした。

チベットの發弦楽器「ダムニェン」が蛇皮の上に六本弦が張ってあり、更に8分6拍子!が基調なので、なんとなく不思議な感じでした。

オリジナル六線は、オクターブ上の弦を張っているので、ダムニェンや、ウードと違うのですが、トルコのサズはオクターブ上を張るし、

やっぱり、歌と同じ旋律を奏でる単旋律音楽には、音を豊かにするため複弦にしたり、皮を張って共鳴音を響かせたりと、色々と工夫をしてみたくなるんだなぁ、なんて改めて一人で実感したりしてました。

音楽って面白いですねぇ、やっぱり。

沖縄滞在最後の日に念願の公設市場に行きましたが、そこで売ってあった三線を買おうか、どうしようか迷いましたが、それは次回にしようと思いました。

きっと、三線買ったら、ハマッてしまって沖縄に住むことになりそうですから(笑)

ともあれ、沖縄の5音階(ド、ミ、ファ、ソ、シ)と8分の6拍子、あの風土で育まれた、沖縄の風土に合った音なんだなぁ、なんて改めて実感しました。

写真左:琉球村の古民家で、ダブルネック三線の作者の方(左側)と記念撮影

写真中:琉球村でのアトラクションの1場面

写真右:ちょっと見えにくいけど、一升瓶を頭に載せて踊る91歳のオバア(凄い!)

沖縄(その2観光話)

2011-06-16 05:24:15 | インポート
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さて、先に「美ら海(ちゅらうみ)水族館」に行った事を書きましたが、なんと言っても見たかったのがジンベイザメ!

子供の頃、日曜日の朝になると「生きものばんざい」とか「マチャアキ海を行く」というテレビ番組を欠かさず見ていた私にとって、ジンベイザメは非常に身近な「サメ」でした。

南国の海でのシーンに必ず出てくるジンベイザメは、常におとなしく、ダイバーが背中に乗ったり、撫でたりしてながら悠然と泳いでいたのが印象的で、図鑑のジンベイザメを何度も絵に書いたりしていました。

体調が17m位にもなる巨大な体。こういうサメは、ヒゲ鯨と同じく、プランクトンなどを食べると言う事も、勿論知っていたのですが、餌付けの瞬間を見れて非常に満足でした。

しかし、実際にジンベイザメを水槽越しに見ると、あまりに巨大過ぎて実感が湧かず、

何度か写真を撮ったにも拘らず、その大きさが表現できない始末。

そこで、後ろに下がって、水槽に張り付いて写真を撮っている人と比べて写真を撮った所で、やっと大きさをリアルに感じました(笑)

う~ん、でかいけど、可愛い。

ジンベイザメが泳ぐところに、カツオやイワシなどが一緒に回遊したりするので、豊漁の神様として信仰の対象にもなっていたそうです。人間の知恵ですね。

さて、ちゅら海水族館は、他のサメの事も詳しく、いずれはウバザメ、メガマウスザメ(同じくプランクトンを食べる巨大サメだけど、どちらも可愛くない)、も飼育してみたいと言う意欲が書かれていたので、

どうせなら巨大マンボウも飼育して欲しいなぁ、と思ったのでした。

最後に、ノコギリザメが見れたのが感動しました。

暗くて写真が撮れなくて残念だったけど、ヒョウキンなお殿様見たいな顔には笑った。

写真右:ラッキーな事に天気が良かったので、伊江島たっちゅーが見えました。

写真中:やはり、でかい!ジンベイザメ

写真左:ナポレオンフィッシュこと、メガネモチノウオ。沖縄ではオジサンとも言うそう(笑)。このあと、まさかの刺身をご馳走になる(勿論、水族館で、食べたのではありませんよ)